2017年12月15日 (金)

コスモス寺花だより   12・15

 

〔いま咲いている花〕

〇水仙:≪咲きはじめ≫

種類:日本水仙、寒水仙。

白一重咲、白八重咲。

本数:数万本

花期:12月~2月。

冬枯れの庭に、清楚な白い花が咲いています。

 

「一茎の 水仙の花 相背く」大橋越央子

 

〇山茶花:≪見ごろ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月中旬~下旬)

・夏:初夏咲きコスモス(6月上旬~7月上旬)

   紫陽花(6月上旬~6月下旬)

・秋:コスモス(9月中旬~11月上旬)

・冬:水仙(12月上旬~2月上旬)

 

その他、山茱萸、梅、蠟梅、侘助、桜、椿、真弓木、樒、梅花空木、烏瓜、唐種小賀玉木、定家葛、百日紅、秋海棠等が咲いて四季を彩ります。

 

〔小林一茶の俳句〕

「ひいき目に 見てさへ寒き 天窓(あたま)哉」

訳:ひいき目に見ても、寒そうに禿げた頭だなあ。

 

〔秋艸道人会津八一歌集『鹿鳴集』。奈良愛惜の名歌〕

〈秋篠寺にて〉

「あきしのの みてらをいでて かへりみる

       いこまがたけに ひはおちむとす」

(秋篠の御寺を出でて返り見る 生駒が岳に陽は落ちむとす)

 

≪ニュース≫

 

◇当寺の入口は「東口」に変わりました。安全管理のため、従来の「西口」は閉鎖されています。東口は幹線道路の県道754号線に面しており、またバス停「般若寺」からも近いです(50mほど)。

旧京街道から来られる方は「種屋」さんの角を右へ曲がり、100メートル東の「東口」までお越しください。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

◇文化財としての梵鐘保護のため、今年も昨年に続いて「除夜の鐘」は中止となります。

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》954

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の上

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

如意輪精舎後裔苾芻慈光 編録

『興正菩薩三百年忌舞楽曼荼羅供表白』

(こうしょうぼさつさんびゃくねんきぶがくまんだらくひょうはく)

 

 西大寺圓秀律師作

 

◆【雖然東西遠近之末弟。撿如是是四恩等之経文。帰符本寺。一分全分之道俗。拾法施為勝等之教詔。報謝厚恩。】

 

〔然りと雖も東西遠近の末弟、かくの如き四恩(しおん①)等の経文を撿(けん②)して、本寺に帰符(きふ③)す。一分全分(いちぶんぜんぶん④)の道俗、法施(ほっせ⑤)を拾(あつ)め、勝等の教詔(しょうとうのきょうしょう⑥)と為し、厚恩に報謝すべし。〕

 

 四恩=衆生がこの世で受ける四種の恩。心地観経では、父母の恩、国王の恩、三宝の恩の四つ。

 撿=しらべる。

 帰符=帰府。都に帰ること。ここでは本寺である西大寺に帰山すること。

 一分全分=すべて。

 法施=仏の教え。

 勝等之教詔=すぐれたる教えをみことのりとすること。

 (つづく)

 

《古都奈良の宗教的文化遺産とそれを取り巻く環境を守るために》

 

古都奈良は1300年の歴史と仏教伝来以来の宗教的、文化的伝統があります。仏教という宗教文化抜きには奈良の歴史は語れません。しかし長い歴史の中では人間の無知と欲望のため貴重な文化遺産が壊されてきました。現在を生きる私たちには、先祖から受け継いだ人類の宝としての宗教的文化遺産を未来へつなぐ責任があります。日本の文化遺産は世界に誇れる高度な精神文化の生き証人です。

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2017年12月14日 (木)

コスモス寺花だより   12・14

 

〔いま咲いている花〕

〇水仙:≪咲きはじめ≫

種類:日本水仙、寒水仙。

白一重咲、白八重咲。

本数:数万本

花期:12月~2月。

冬枯れの庭に、清楚な白い花が咲いています。

 

「一茎の 水仙の花 相背く」大橋越央子

 

〇山茶花:≪咲きはじめ≫

「山茶花の こぼれつぐなり 夜も見ゆ」加藤楸邨

〔四季の花暦〕

春:山吹(4月中旬~下旬)

夏:初夏咲きコスモス(6月上旬~7月上旬)

  紫陽花(6月上旬~6月下旬)

秋:コスモス(9月中旬~11月上旬)

冬:水仙(12月上旬~2月上旬)

その他、山茱萸、梅、蠟梅、侘助、桜、椿、真弓木、梅花空木、唐種小賀玉木、定家葛、百日紅、秋海棠等が咲きます。

 

〔小林一茶の俳句〕

「ウス壁に づんづと寒が 入にけり」

訳:薄い壁にずんずどんどんと寒さが入り込んできたなあ。

 

〔秋艸道人会津八一歌集『鹿鳴集』。奈良愛惜の名歌〕

〈秋篠寺にて〉

「あきしのの みてらをいでて かへりみる

       いこまがたけに ひはおちむとす」

(秋篠の御寺を出でて返り見る 生駒が岳に陽は落ちむとす)

 

≪ニュース≫

 

◇当寺の入口は「東口」に変わりました。安全管理のため、従来の「西口」は閉鎖されています。東口は幹線道路の県道754号線に面しており、またバス停「般若寺」からも近いです(50mほど)。

旧京街道から来られる方は100メートル東の「東口」までお越しください。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

◇文化財としての梵鐘保護のため、今年も昨年に続いて「除夜の鐘」は中止となります。

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》953

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の上

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

如意輪精舎後裔苾芻慈光 編録

『興正菩薩三百年忌舞楽曼荼羅供表白』

(こうしょうぼさつさんびゃくねんきぶがくまんだらくひょうはく)

 

 西大寺圓秀律師作

 

◆【今遂使世下心薄。而正財難得。機衰法逼。而住持無便。所以内外之資縁実乏。進退之障礙尤多。】

 

〔今遂に、世下りて心薄からしめ、正財(しょうざい①)は得難く、機は衰え法は逼られ(きはおとろえほうはせまられ②)て住持(じゅうじ③)に便り無し。所以(ゆえん)は内外の資縁(しえん④)は実に乏しく、進退の障礙(しんだいのしょうげ)尤(もっと)も多からん。〕

 

 正財=寺院活動の主たる財源、喜捨による布施。

 機は衰え法は逼られ=仏道修行の機縁はおとろえ、仏法の衰微がさしせまってくる。

 住持=仏法をたもちまもること。

 資縁=仏道修行のたすけとなる生活上の物資。

 進退の障礙=所領をたもつのに障害となること。

(つづく)

 

《古都奈良の宗教的文化遺産とそれを取り巻く環境を守るために》

 

古都奈良は1300年の歴史と仏教伝来以来の宗教的、文化的伝統があります。仏教という宗教文化抜きには奈良の歴史は語れません。しかし長い歴史の中では人間の無知と欲望のため貴重な文化遺産が壊されてきました。現在を生きる私たちには、先祖から受け継いだ人類の宝としての宗教的文化遺産を未来へつなぐ責任があります。日本の文化遺産は世界に誇れる高度な精神文化の生き証人です。

 

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コスモス寺花だより   12・14

 

〔いま咲いている花〕

〇水仙:≪咲きはじめ≫

種類:日本水仙、寒水仙。

白一重咲、白八重咲。

本数:数万本

花期:12月~2月。

冬枯れの庭に、清楚な白い花が咲いています。

 

「一茎の 水仙の花 相背く」大橋越央子

 

〇山茶花:≪咲きはじめ≫

「山茶花の こぼれつぐなり 夜も見ゆ」加藤楸邨

〔四季の花暦〕

春:山吹(4月中旬~下旬)

夏:初夏咲きコスモス(6月上旬~7月上旬)

  紫陽花(6月上旬~6月下旬)

秋:コスモス(9月中旬~11月上旬)

冬:水仙(12月上旬~2月上旬)

その他、山茱萸、梅、蠟梅、侘助、桜、椿、真弓木、梅花空木、唐種小賀玉木、定家葛、百日紅、秋海棠等が咲きます。

 

〔小林一茶の俳句〕

「ウス壁に づんづと寒が 入にけり」

訳:薄い壁にずんずどんどんと寒さが入り込んできたなあ。

 

〔秋艸道人会津八一歌集『鹿鳴集』。奈良愛惜の名歌〕

〈秋篠寺にて〉

「あきしのの みてらをいでて かへりみる

       いこまがたけに ひはおちむとす」

(秋篠の御寺を出でて返り見る 生駒が岳に陽は落ちむとす)

 

≪ニュース≫

 

◇当寺の入口は「東口」に変わりました。安全管理のため、従来の「西口」は閉鎖されています。東口は幹線道路の県道754号線に面しており、またバス停「般若寺」からも近いです(50mほど)。

旧京街道から来られる方は100メートル東の「東口」までお越しください。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

◇文化財としての梵鐘保護のため、今年も昨年に続いて「除夜の鐘」は中止となります。

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》953

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の上

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

如意輪精舎後裔苾芻慈光 編録

『興正菩薩三百年忌舞楽曼荼羅供表白』

(こうしょうぼさつさんびゃくねんきぶがくまんだらくひょうはく)

 

 西大寺圓秀律師作

 

◆【今遂使世下心薄。而正財難得。機衰法逼。而住持無便。所以内外之資縁実乏。進退之障礙尤多。】

 

〔今遂に、世下りて心薄からしめ、正財(しょうざい①)は得難く、機は衰え法は逼られ(きはおとろえほうはせまられ②)て住持(じゅうじ③)に便り無し。所以(ゆえん)は内外の資縁(しえん④)は実に乏しく、進退の障礙(しんだいのしょうげ)尤(もっと)も多からん。〕

 

 正財=寺院活動の主たる財源、喜捨による布施。

 機は衰え法は逼られ=仏道修行の機縁はおとろえ、仏法の衰微がさしせまってくる。

 住持=仏法をたもちまもること。

 資縁=仏道修行のたすけとなる生活上の物資。

 進退の障礙=所領をたもつのに障害となること。

(つづく)

 

《古都奈良の宗教的文化遺産とそれを取り巻く環境を守るために》

 

古都奈良は1300年の歴史と仏教伝来以来の宗教的、文化的伝統があります。仏教という宗教文化抜きには奈良の歴史は語れません。しかし長い歴史の中では人間の無知と欲望のため貴重な文化遺産が壊されてきました。現在を生きる私たちには、先祖から受け継いだ人類の宝としての宗教的文化遺産を未来へつなぐ責任があります。日本の文化遺産は世界に誇れる高度な精神文化の生き証人です。

 

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2017年12月13日 (水)

コスモス寺花だより   12・13

 

〔いま咲いている花〕

〇水仙:≪咲きはじめ≫

種類:日本水仙、寒水仙。

白一重咲、白八重咲。

本数:数万本

花期:12月~2月。

冬枯れの庭に、清楚な白い花が咲いています。

 

「水仙や 古鏡の如く 花をかかぐ」松本たかし

 

〇山茶花:≪咲きはじめ≫

〔四季の花暦〕

春:山吹(4月中旬~下旬)

夏:初夏咲きコスモス(6月上旬~7月上旬)

  紫陽花(6月上旬~6月下旬)

秋:コスモス(9月中旬~11月上旬)

冬:水仙(12月上旬~2月上旬)

その他、山茱萸、梅、蠟梅、侘助、桜、椿、真弓木、唐種小賀玉木、定家葛、百日紅、秋海棠等が咲きます。

 

〔小林一茶の俳句〕

「生残(いきのこ)り 生残りたる 寒(さむさ)かな」

訳:しぶとく生き残っている証拠だ、なんともいえぬほどの寒さよ。

 

〔秋艸道人会津八一歌集『鹿鳴集』。奈良愛惜の名歌〕

〈秋篠寺にて〉

「まばらなる たけのかなたの しろかべに

       しだれてあかき かきのみのかず」

(疎らなる竹の彼方の白壁に 枝垂れて赤き柿の実の数)

 

≪ニュース≫

 

◇当寺の入口は「東口」に変わりました。従来の「西口」は閉鎖されています。東口は幹線道路の県道754号線に面しており、またバス停「般若寺」からも近いです(50mほど)。

旧京街道から来られる方は100メートル東の「東口」までお越しください。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

◇今年も昨年に続いて「除夜の鐘」は中止となります。

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》952

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の上

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

如意輪精舎後裔苾芻慈光 編録

『興正菩薩三百年忌舞楽曼荼羅供表白』

(こうしょうぼさつさんびゃくねんきぶがくまんだらくひょうはく)

 

 西大寺圓秀律師作

 

◆【加之大日如来之垂迹。太神宮之御託宣何疑。釈迦善逝之応化。三笠山之御示現誰快。依之七衆忽恢弘。門葉鎮繁昌。】

 

〔加之(くわうるに)、大日如来の垂跡(すいじゃく①)、太神宮(だいじんぐう②)の御託宣(ごたくせん③)を何ぞ疑わんや。釈迦善逝(ぜんぜい④)の応化(おうげ⑤)、三笠山の御示現(おんじげん⑥)、誰か怪しまん。之に依りて七衆(しちしゅう⑦)忽ちに恢弘(かいこう⑧)し、門葉(もんよう⑨)鎮(とこしなえ)に繁昌す。〕

 

 垂迹=仏菩薩が衆生を済度する目的で、仮に神や人間の姿となって現れること。

 太神宮=伊勢の皇大神宮(内宮)。天照大神のこと。

 御託宣=神のお告げ。

 善逝=如来十号の一つ。迷いの世界を去って、悟りの彼岸におもむき、再び迷いの生死海には戻ってこないことを言う。

 応化=仏菩薩が世の人を救うために、時機に応じて、いろいろなものに姿を変えて現れること。応現。

 御示現=仏菩薩が衆生済度のために、種々に身を変えてこの世に現れること。現化(げんけ)。

 七衆=仏教教団を形成する七種類の修行者、信者。比丘、比丘尼、沙弥、沙弥尼、式叉摩那、優婆塞、優婆夷。

 恢弘=広く大きくすること。

 門葉=同じ教えのもとに集まった一門の衆。

 (つづく)

 

《古都奈良の文化遺産とそれを取り巻く環境を守るために》

 

 

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2017年12月12日 (火)

コスモス寺花だより   12・12

 

〔いま咲いている花〕

〇水仙:≪咲きはじめ≫

種類:日本水仙、寒水仙。

白一重咲、白八重咲。

本数:数万本

花期:12月~2月。

冬枯れの庭に、上品でかわいい白い花が咲き出しました。

 

「水仙や 古鏡の如く 花をかかぐ」松本たかし

 

〇山茶花:≪咲きはじめ≫

〔四季の花暦〕

春:山吹(4月中旬~下旬)

夏:初夏咲きコスモス(6月上旬~7月上旬)

  紫陽花(6月上旬~6月下旬)

秋:コスモス(9月中旬~11月上旬)

冬:水仙(12月上旬~2月上旬)

その他、梅、桜、椿、百日紅、秋海棠等が咲きます。

 

〔小林一茶の俳句〕

「生残(いきのこ)り 生残りたる 寒(さむさ)かな」

訳:しぶとく生き残っている証拠だ、なんともいえぬほどの寒さよ。 

 

〔秋艸道人会津八一歌集『鹿鳴集』。奈良愛惜の名歌〕

〈秋篠寺にて〉

「まばらなる たけのかなたの しろかべに

       しだれてあかき かきのみのかず」

(疎らなる竹の彼方の白壁に 枝垂れて赤き柿の実の数)

 

≪ニュース≫

 

◇当寺の入口は「東口」に変わりました。従来の「西口」は閉鎖されています。東口は幹線道路の県道754号線に面しており、またバス停「般若寺」からも近いです(50mほど)。

旧京街道から来られる方は100メートル東の「東口」までお越しください。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

◇今年も昨年に続いて「除夜の鐘」は中止となります。

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》952

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の上

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

如意輪精舎後裔苾芻慈光 編録

『興正菩薩三百年忌舞楽曼荼羅供表白』

(こうしょうぼさつさんびゃくねんきぶがくまんだらくひょうはく)

 

 西大寺圓秀律師作

 

◆【加之大日如来之垂迹。太神宮之御託宣何疑。釈迦善逝之応化。三笠山之御示現誰快。依之七衆忽恢弘。門葉鎮繁昌。】

 

〔加之(くわうるに)、大日如来の垂跡(すいじゃく①)、太神宮(だいじんぐう②)の御託宣(ごたくせん③)を何ぞ疑わんや。釈迦善逝(ぜんぜい④)の応化(おうげ⑤)、三笠山の御示現(おんじげん⑥)、誰か怪しまん。之に依りて七衆(しちしゅう⑦)忽ちに恢弘(かいこう⑧)し、門葉(もんよう⑨)鎮(とこしなえ)に繁昌す。〕

 

 垂迹=仏菩薩が衆生を済度する目的で、仮に神や人間の姿となって現れること。

 太神宮=伊勢の皇大神宮(内宮)。天照大神のこと。

 御託宣=神のお告げ。

 善逝=如来十号の一つ。迷いの世界を去って、悟りの彼岸におもむき、再び迷いの生死海には戻ってこないことを言う。

 応化=仏菩薩が世の人を救うために、時機に応じて、いろいろなものに姿を変えて現れること。応現。

 御示現=仏菩薩が衆生済度のために、種々に身を変えてこの世に現れること。現化(げんけ)。

 七衆=仏教教団を形成する七種類の修行者、信者。比丘、比丘尼、沙弥、沙弥尼、式叉摩那、優婆塞、優婆夷。

 恢弘=広く大きくすること。

 門葉=同じ教えのもとに集まった一門の衆。

 (つづく)

 

《古都奈良の文化遺産とそれを取り巻く環境を守るために》

 

 

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2017年12月11日 (月)

コスモス寺花だより   12・11

 

〇水仙:≪咲きはじめ≫

種類:日本水仙、寒水仙。

白一重咲、白八重咲。

本数:数万本

花期:12月~2月。

冬枯れの庭に、上品でかわいい白い花が咲き出しました。

 

「水仙や 古鏡の如く 花をかかぐ」松本たかし

 

〇山茶花:≪咲きはじめ≫

 

〔小林一茶の俳句〕

「合点(がてん)して 居ても寒いぞ 貧しいぞ」

訳:十分に承知していても寒いぞ貧しいぞ

 

〔秋艸道人会津八一歌集『鹿鳴集』。奈良愛惜の名歌〕

〈秋篠寺にて〉

「まばらなる たけのかなたの しろかべに

       しだれてあかき かきのみのかず」

(疎らなる竹の彼方の白壁に 枝垂れて赤き柿の実の数)

 

≪ニュース≫

 

◇当寺の入口は「東口」に変わりました。従来の「西口」は閉鎖されています。東口は幹線道路の県道754号線に面しており、またバス停「般若寺」からも近いです(50mほど)。

旧京街道から来られる方は100メートル東の「東口」までお越しください。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

◇今年も昨年に続いて「除夜の鐘」は中止となります。

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》952

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の上

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

如意輪精舎後裔苾芻慈光 編録

『興正菩薩三百年忌舞楽曼荼羅供表白』

(こうしょうぼさつさんびゃくねんきぶがくまんだらくひょうはく)

 

 西大寺圓秀律師作

 

◆【加之大日如来之垂迹。太神宮之御託宣何疑。釈迦善逝之応化。三笠山之御示現誰快。依之七衆忽恢弘。門葉鎮繁昌。】

 

〔加之(くわうるに)、大日如来の垂跡(すいじゃく①)、太神宮(だいじんぐう②)の御託宣(ごたくせん③)を何ぞ疑わんや。釈迦善逝(ぜんぜい④)の応化(おうげ⑤)、三笠山の御示現(おんじげん⑥)、誰か怪しまん。之に依りて七衆(しちしゅう⑦)忽ちに恢弘(かいこう⑧)し、門葉(もんよう⑨)鎮(とこしなえ)に繁昌す。〕

 

 垂迹=仏菩薩が衆生を済度する目的で、仮に神や人間の姿となって現れること。

 太神宮=伊勢の皇大神宮(内宮)。天照大神のこと。

 御託宣=神のお告げ。

 善逝=如来十号の一つ。迷いの世界を去って、悟りの彼岸におもむき、再び迷いの生死海には戻ってこないことを言う。

 応化=仏菩薩が世の人を救うために、時機に応じて、いろいろなものに姿を変えて現れること。応現。

 御示現=仏菩薩が衆生済度のために、種々に身を変えてこの世に現れること。現化(げんけ)。

 七衆=仏教教団を形成する七種類の修行者、信者。比丘、比丘尼、沙弥、沙弥尼、式叉摩那、優婆塞、優婆夷。

 恢弘=広く大きくすること。

 門葉=同じ教えのもとに集まった一門の衆。

 (つづく)

 

《古都奈良の文化遺産とそれを取り巻く環境を守るために》

 

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2017年12月10日 (日)

コスモス寺花だより   12・10

 

本日は奈良マラソンがあります。奈良公園周辺はランナーと観客でごった返します。そして交通規制もありますので町の中心部は車は入れません。お気をつけて。

〇水仙:≪咲きはじめ≫

日本水仙、寒水仙。白一重咲、八重咲。

花期は12月~2月。数万本。

ちらほらと咲き出しました。

 

「水仙や 古鏡の如く 花をかかぐ」松本たかし

 

〇コスモス:≪終わりました≫

ここ数日の氷が張る寒さでコスモスは終わりました。また来年も咲いてくれますように、コスモスさんお疲れさまでした。

(初夏咲コスモス:6月~7月)

 

〇山茶花:≪咲きはじめ≫

〇いま境内で一番背の高い木、銀杏(いちょう)の黄いろい葉が散っています。

 

〔小林一茶の俳句〕

「合点(がてん)して 居ても寒いぞ 貧しいぞ」

訳:十分に承知していても寒いぞ貧しいぞ

 

〔秋艸道人会津八一歌集『鹿鳴集』。奈良愛惜の名歌〕

〈秋篠寺にて〉

「まばらなる たけのかなたの しろかべに

       しだれてあかき かきのみのかず」

(疎らなる竹の彼方の白壁に 枝垂れて赤き柿の実の数)

 

≪ニュース≫

 

◇御本尊文殊菩薩様は今月21日から1210日まで、山口県立美術館で開催中の『西大寺展』に出開帳されています。今月16日ご帰還の予定。

 

◇当寺の入口は「東口」に変わりました。従来の「西口」は閉鎖されています。東口は幹線道路の県道754号線に面しており、またバス停「般若寺」からも近いです(50mほど)。

旧京街道から来られる方は100メートル東の「東口」までお越しください。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》951

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の上

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

如意輪精舎後裔苾芻慈光 編録

『興正菩薩三百年忌舞楽曼荼羅供表白』

(こうしょうぼさつさんびゃくねんきぶがくまんだらくひょうはく)

 

 西大寺圓秀律師作

 

◆【伝聞当寺者称徳天皇之御願。行雅僧正之旧跡。粤叡尊上人者。依御遺告之金言。既絶再興三聚円満之戒法。開瑜伽論之真文。将則成就自誓受具之大願。是以忝得一天四海之大導師。濁世末代之生身仏之詔詞。】

 

〔伝え聞く、当寺は称徳天皇(しょうとくてんのう①)の御願にして行雅僧正(ぎょうがそうじょう②)の旧跡なり。粤(ここ)に叡尊上人は御遺告(ごゆいごう③)の金言(きんげん)に依り、すでに絶えたる三聚円満の戒法(さんじゅうえんまんのかいほう④)を再興し、瑜伽論の真文(ゆがろんのしんもん⑤)を開き、将に則ち自誓受具(じせいじゅぐ⑥)の大願を成就せんとす。是を以って、忝(かたじけな)くも一天四海の大導師(いってんしかいのだいどうし⑦)、濁世末代の生身仏(じょくせまつだいのしょうしんぶつ⑧)、の詔詞(しょうし⑨)を得る。〕

 

 =称徳天皇。孝謙天皇が重祚された御名。聖武天皇と光明皇后の間に生まれられた女帝。

 行雅僧上=不詳。

 御遺告=弘法大師の遺告。弟子たちに戒律を重視することを告げられた。

 三聚円満の戒法=摂律儀戒、摂善法界、摂衆生戒(饒益有情戒)の三種からなる菩薩戒。

 瑜伽師地論=瑜伽行唯識を説く論書。弥勒または世親の作とされる。この論の「菩薩地」には菩薩戒が説かれる。

 自誓受具=自誓して菩薩戒を受け、その上で摂律儀戒として「四分律」(具足戒)を別受すること。

 一天四海の大導師=天下、全世界の教導者。仏と同等の導師。

 濁世末代の生身仏=濁り汚れた人間の世、五濁悪世の末法の世における生き仏。

 詔詞=亀山法皇の院宣。後伏見天皇の綸旨に依る興正菩薩号勅諡の詞。

(つづく)

 

《古都奈良の文化遺産とそれを取り巻く環境を守るために》

奈良市クリーンセンター問題について、7月の市長選後の動き

 奈良市の連合自治会の現地視察:高の原地区にあるゴミ工場の老朽化を視察、大阪府下の最新設備を見学

 新たな候補地の公募:11月末までに、幹線道路(4車線)に面し、5ha程度の空き地を条件に候補地を募集した。結果はまだ公表されていないが、恐らく応募はなかったでしょう。あっても買収費用(100億近い巨額)で行き詰る。

 連合自治会による市民への説明会:1216日に市庁舎で市民に向けた説明会と意見聴取がある予定。参加は自由。

 公害調停を根拠に移転を求めた「調停申請人の会」およびそれに基づく「策定委員会」の動きはありません。

委員会は自分たちの結論である「中ノ川、東鳴川への移転」が市長により否定されたのに、なんら対抗手段をとっていないのが不思議です。過去11年にわたり、57回もの会議を開いた意味は何だったのか、また市議会は税金を使っての会議費用のむだ使いについて議論すべきです。

 

 

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2017年12月 8日 (金)

コスモス寺花だより   12・8

 

本日、128日は仏教の開祖、お釈迦様が悟りを開かれた日で「成道会(じょうどうえ)」と言います。シャカ族の王子、ゴータマ・シッダルタが釈迦牟尼仏陀(シャカムニブッダ)となられたのは今から2500年ほど前のことです。ムニは聖者、ブッダは覚者のことです。お釈迦さまをお唱えするときは、「なむ しゃかむにーぶ」「大恩教主釈迦牟尼世尊」と言います。

また今日は太平洋戦争の始まりとなったハワイ真珠湾奇襲攻撃の日でもあります。アジア全体で数千万人の人命を奪った第二次大戦の大きなきっかけを作った日です。戦没者のご冥福を祈り、二度と戦争を起こさないための誓いの日としましょう

〇水仙:≪咲きはじめ≫

日本水仙、寒水仙。白一重咲、八重咲。

花期は12月~2月。数万本。

ちらほらと咲き出しました。

 

「水仙や 古鏡の如く 花をかかぐ」松本たかし

 

〇コスモス:≪終わり近し≫

ボランティア「美咲会」の例会活動で枯れたコスモスを一掃していただきました。おかげで観音石仏を飾るように咲いているコスモスの花が引き立ちました。この時期としてはたいへん珍しい花であり、葉も青々としていて秋の名残りを感じさせます。

「コスモスの 花群がりて はつきりと

       光をはじく つめたき日ぐれ」木下利玄

 

(初夏咲コスモス:6月~7月)

 

〇山茶花:≪咲きはじめ≫

〇いま境内で一番背の高い木、銀杏(いちょう)の黄葉がきれいです。

 

〔小林一茶の俳句〕

「合点(がてん)して 居ても寒いぞ 貧しいぞ」

訳:十分に承知していても寒いぞ貧しいぞ

 

〔秋艸道人会津八一歌集『鹿鳴集』。奈良愛惜の名歌〕

〈秋篠寺にて〉

「まばらなる たけのかなたの しろかべに

       しだれてあかき かきのみのかず」

(疎らなる竹の彼方の白壁に 枝垂れて赤き柿の実の数)

 

≪ニュース≫

 

◇御本尊文殊菩薩様は今月21日から1210日まで、山口県立美術館で開催中の『西大寺展』に出開帳されています。今月16日ご帰還の予定。

 

◇当寺の入口は「東口」に変わりました。従来の「西口」は閉鎖されています。東口は幹線道路の県道754号線に面しており、またバス停「般若寺」からも近いです(50mほど)。

旧京街道から来られる方は100メートル東の「東口」までお越しください。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》951

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の上

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

如意輪精舎後裔苾芻慈光 編録

『興正菩薩三百年忌舞楽曼荼羅供表白』

(こうしょうぼさつさんびゃくねんきぶがくまんだらくひょうはく)

 

 西大寺圓秀律師作

 

◆【伝聞当寺者称徳天皇之御願。行雅僧正之旧跡。粤叡尊上人者。依御遺告之金言。既絶再興三聚円満之戒法。開瑜伽論之真文。将則成就自誓受具之大願。是以忝得一天四海之大導師。濁世末代之生身仏之詔詞。】

 

〔伝え聞く、当寺は称徳天皇(しょうとくてんのう①)の御願にして行雅僧正(ぎょうがそうじょう②)の旧跡なり。粤(ここ)に叡尊上人は御遺告(ごゆいごう③)の金言(きんげん)に依り、すでに絶えたる三聚円満の戒法(さんじゅうえんまんのかいほう④)を再興し、瑜伽論の真文(ゆがろんのしんもん⑤)を開き、将に則ち自誓受具(じせいじゅぐ⑥)の大願を成就せんとす。是を以って、忝(かたじけな)くも一天四海の大導師(いってんしかいのだいどうし⑦)、濁世末代の生身仏(じょくせまつだいのしょうしんぶつ⑧)、の詔詞(しょうし⑨)を得る。〕

 

 =称徳天皇。孝謙天皇が重祚された御名。聖武天皇と光明皇后の間に生まれられた女帝。

 行雅僧上=不詳。

 御遺告=弘法大師の遺告。弟子たちに戒律を重視することを告げられた。

 三聚円満の戒法=摂律儀戒、摂善法界、摂衆生戒(饒益有情戒)の三種からなる菩薩戒。

 瑜伽師地論=瑜伽行唯識を説く論書。弥勒または世親の作とされる。この論の「菩薩地」には菩薩戒が説かれる。

 自誓受具=自誓して菩薩戒を受け、その上で摂律儀戒として「四分律」(具足戒)を別受すること。

 一天四海の大導師=天下、全世界の教導者。仏と同等の導師。

 濁世末代の生身仏=濁り汚れた人間の世、五濁悪世の末法の世における生き仏。

 詔詞=亀山法皇の院宣。後伏見天皇の綸旨に依る興正菩薩号勅諡の詞。

(つづく)

 

《古都奈良の文化遺産とそれを取り巻く環境を守るために》

奈良市クリーンセンター問題について、7月の市長選後の動き

 奈良市の連合自治会の現地視察:高の原地区にあるゴミ工場の老朽化を視察、大阪府下の最新設備を見学

 新たな候補地の公募:11月末までに、幹線道路(4車線)に面し、5ha程度の空き地を条件に候補地を募集した。結果はまだ公表されていないが、恐らく応募はなかったでしょう。あっても買収費用(100億近い巨額)で行き詰る。

 連合自治会による市民への説明会:1216日に市庁舎で市民に向けた説明会と意見聴取がある予定。参加は自由。

 公害調停を根拠に移転を求めた「調停申請人の会」およびそれに基づく「策定委員会」の動きはありません。

委員会は自分たちの結論である「中ノ川、東鳴川への移転」が市長により否定されたのに、なんら対抗手段をとっていないのが不思議です。過去11年にわたり、57回もの会議を開いた意味は何だったのか、また市議会は税金を使っての会議費用のむだ使いについて議論すべきです。

 

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2017年12月 6日 (水)

コスモス寺花だより   12・6

 

〇水仙:≪咲きはじめ≫

日本水仙、寒水仙。白一重咲、八重咲。

花期は12月~2月。数万本。

ちらほらと咲き出しました。

 

「水仙や 古鏡の如く 花をかかぐ」松本たかし

 

〇コスモス:≪終わり近し≫

日曜日(3日)に、ボランティア「美咲会」の例会活動で枯れたコスモスを一掃していただきました。おかげで観音石仏を飾るように咲いているコスモスの花が引き立ちました。この時期としてはたいへん珍しい花であり、葉も青々としていて秋の名残りを感じさせます。

「コスモスの 花群がりて はつきりと

       光をはじく つめたき日ぐれ」木下利玄

 

(初夏咲コスモス:6月~7月)

 

〇山茶花:≪咲きはじめ≫

〇いま境内で一番背の高い木、銀杏(いちょう)の黄葉がきれいです。

 

〔小林一茶の俳句〕

「合点(がてん)して 居ても寒いぞ 貧しいぞ」

訳:十分に承知していても寒いぞ貧しいぞ 

 

〔秋艸道人会津八一歌集『鹿鳴集』。奈良愛惜の名歌〕

〈秋篠寺にて〉

「まばらなる たけのかなたの しろかべに

       しだれてあかき かきのみのかず」

(疎らなる竹の彼方の白壁に 枝垂れて赤き柿の実の数)

 

≪ニュース≫

 

◇御本尊文殊菩薩様は今月21日から1210日まで、山口県立美術館で開催中の『西大寺展』に出開帳されています。今月16日ご帰還の予定。

 

◇当寺の入口は「東口」に変わりました。従来の「西口」は閉鎖されています。東口は幹線道路の県道754号線に面しており、またバス停「般若寺」からも近いです(50mほど)。

旧京街道から来られる方は100メートル東の「東口」までお越しください。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》951

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の上

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

如意輪精舎後裔苾芻慈光 編録

『興正菩薩三百年忌舞楽曼荼羅供表白』

(こうしょうぼさつさんびゃくねんきぶがくまんだらくひょうはく)

 

 西大寺圓秀律師作

 

◆【伝聞当寺者称徳天皇之御願。行雅僧正之旧跡。粤叡尊上人者。依御遺告之金言。既絶再興三聚円満之戒法。開瑜伽論之真文。将則成就自誓受具之大願。是以忝得一天四海之大導師。濁世末代之生身仏之詔詞。】

 

〔伝え聞く、当寺は称徳天皇(しょうとくてんのう①)の御願にして行雅僧正(ぎょうがそうじょう②)の旧跡なり。粤(ここ)に叡尊上人は御遺告(ごゆいごう③)の金言(きんげん)に依り、すでに絶えたる三聚円満の戒法(さんじゅうえんまんのかいほう④)を再興し、瑜伽論の真文(ゆがろんのしんもん⑤)を開き、将に則ち自誓受具(じせいじゅぐ⑥)の大願を成就せんとす。是を以って、忝(かたじけな)くも一天四海の大導師(いってんしかいのだいどうし⑦)、濁世末代の生身仏(じょくせまつだいのしょうしんぶつ⑧)、の詔詞(しょうし⑨)を得る。〕

 

 =称徳天皇。孝謙天皇が重祚された御名。聖武天皇と光明皇后の間に生まれられた女帝。

 行雅僧上=不詳。

 御遺告=弘法大師の遺告。弟子たちに戒律を重視することを告げられた。

 三聚円満の戒法=摂律儀戒、摂善法界、摂衆生戒(饒益有情戒)の三種からなる菩薩戒。

 瑜伽師地論=瑜伽行唯識を説く論書。弥勒または世親の作とされる。この論の「菩薩地」には菩薩戒が説かれる。

 自誓受具=自誓して菩薩戒を受け、その上で摂律儀戒として「四分律」(具足戒)を別受すること。

 一天四海の大導師=天下、全世界の教導者。仏と同等の導師。

 濁世末代の生身仏=濁り汚れた人間の世、五濁悪世の末法の世における生き仏。

 詔詞=亀山法皇の院宣。後伏見天皇の綸旨に依る興正菩薩号勅諡の詞。

(つづく)

 

《古都奈良の文化遺産とそれを取り巻く環境を守るために》

奈良市クリーンセンター問題について、7月の市長選後の動き

 奈良市の連合自治会の現地視察:高の原地区にあるゴミ工場の老朽化を視察、大阪府下の最新設備を見学

 新たな候補地の公募:11月末までに、幹線道路(4車線)に面し、5ha程度の空き地を条件に候補地を募集した。結果はまだ公表されていないが、恐らく応募はなかったでしょう。あっても買収費用(100億近い巨額)で行き詰る。

 連合自治会による市民への説明会:1216日に市庁舎で市民に向けた説明会と意見聴取がある予定。参加は自由。

 公害調停を根拠に移転を求めた「調停申請人の会」、およびそれに基づく「策定委員会」の動きはありません。

委員会は自分たちの結論である「中ノ川、東鳴川への移転」が市長により否定されたのに、なんら対抗手段をとっていないのが不思議です。過去11年にわたり、57回もの会議を開いた意味は何だったのか、また市議会は税金を使っての会議費用のむだ使いについて議論すべきです。


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2017年12月 5日 (火)

コスモス寺花だより   12・5

 

〇水仙:≪咲きはじめ≫

日本水仙、寒水仙。白一重咲、八重咲。

花期は12月~2月。数万本。

ちらほらと咲き出しました。

 

「水仙の 花のうしろの 蕾かな」星野立子

 

〇コスモス:≪終わり近し≫

日曜日(3日)に、ボランティア「美咲会」の例会活動で枯れたコスモスを一掃していただきました。おかげで観音石仏を飾るように咲いているコスモスの花が引き立ちました。この時期としてはたいへん珍しい花であり、葉も青々としていて秋の名残りを感じさせます。

「コスモスの 花群がりて はつきりと

       光をはじく つめたき日ぐれ」木下利玄

 

(初夏咲コスモス:6月~7月)

 

〇山茶花:≪咲きはじめ≫

〇いま境内で一番背の高い木、銀杏(いちょう)の黄葉がきれいです。

 

〔小林一茶の俳句〕

「寒き夜や 我身をわれが 不寝番(ねずのばん)」

訳:寒い夜だなあ。寝ないで自分でわが身の番をしていないと凍えてしまいそう。

 

〔秋艸道人会津八一歌集『鹿鳴集』。奈良愛惜の名歌〕

〈海龍王寺にて〉

「ふるてらの はしらにのこる たびびとの

       なをよみゆけど しるひともなし」

(古寺の柱に残る旅人の 名を読み行けど知る人も無し。

 

≪ニュース≫

 

◇御本尊文殊菩薩様は今月21日から1210日まで、山口県立美術館で開催中の『西大寺展』に出開帳されています。今月16日ご帰還の予定。

 

◇当寺の入口は「東口」に変わりました。従来の「西口」は閉鎖されています。東口は幹線道路の県道754号線に面しており、またバス停「般若寺」からも近いです(50mほど)。

旧京街道から来られる方は100メートル東の「東口」までお越しください。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》951

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の上

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

如意輪精舎後裔苾芻慈光 編録

『興正菩薩三百年忌舞楽曼荼羅供表白』

(こうしょうぼさつさんびゃくねんきぶがくまんだらくひょうはく)

 

 西大寺圓秀律師作

 

◆【夫以澄々真如之性海。浮隨縁利物之月。峨々菩提之覚山。鮮機興即生之華。】

 

〔夫れ以(おもんみ)るに、澄澄(ちょうちょう①)たる真如の性海(しんにょのしょうかい②)は、隨縁利物(ずいえんりぶつ③)の月を浮かべ、峨峨(がが④)たる菩提の覚山は機興即生(きこうそくしょう)の華を鮮やかにす。

 

 澄澄=澄み渡っているさま。

 真如の性海=真如は一切存在の真実のすがた。性海は悟りのすべてである真如の深く広いことを海にたとえたもの。

 隨縁利物=縁に随って衆生を利益すること。

 峨峨=高くそびえているさま。

 (つづく)

 

《古都奈良の文化遺産とそれを取り巻く環境を守るために》

奈良市クリーンセンター問題については新しい動きがあれば掲載しますので

しばらくは長い文章を省略します。

 

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