2018年4月23日 (月)

コスモス寺花だより   4・23

 

まだ四月なのに夏のような陽気が続いています。そして五月の花が待ちきれず次々に咲き出しています。

境内にバナナのような香りを漂わせているのが「唐種小賀玉木(からたねおがたまのき)」です。いつの頃にか中国から伝わったそうですが、花は全く目立ちません。通称では「バナナの木」と呼ばれます。

 

「行春を 近江の人と をしみける」松尾芭蕉

 

〔いま咲いている花〕

 

〇山吹:≪散りはじめ≫

〇射干(しゃが):≪見ごろ≫

〇蒲公英(たんぽぽ):≪見ごろ≫

〇蔓日日草(つるにちにちそう):≪見ごろ≫

〇牡丹:≪見ごろ≫

〇紫雲蘭:≪見ごろ≫

〇矢車草:≪咲きはじめ≫

〇花菱草:≪咲きはじめ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月)

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

その他、山茱萸、梅、蠟梅、侘助、桜、椿、紫雲蘭、射干、金鳳花、真弓木、樒、梅花空木、烏瓜、唐種小賀玉木、枇杷、定家葛、酔葛、黄菖蒲、山紫陽花、未草、百日紅、秋海棠等が咲いて四季を彩ります。

 

〔小林一茶の俳句〕

「陽炎や むつまじげなる つかと塚」

訳: 陽炎よ仲良さそうに並んでいる敦盛のつかと直実の塚。

・埼玉県熊谷市にある熊谷寺は熊谷直実が平敦盛の菩提を弔って建てた寺で、敦盛の塚と直実の塚がある。

 

〔秋艸道人会津八一歌集『鹿鳴集』。奈良愛惜の名歌〕

〈帝室博物館にて〉

「はつなつの かぜとなりぬと みほとけは

       をゆびのうれに ほのしらすらし」

(初夏の風となりぬと御仏は お指の末に仄知らすらし)

 

≪ニュース≫

◇参詣入口の変更:

当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、9月より県道754号線に面した東参道「東口」を入って、かつての中大門跡近くの「南表口」に変わり、本来の「四天王寺様式」の南面伽藍となりました。

なお、駐車場の場内安全管理のため従来の「西口」は閉鎖されています。旧道より来られた場合、ご足労ですが「たねや」さんの角を東へ曲がり、100メートルあまりの「東口」へお越しください。

バス停「般若寺」からはまっすぐ北へ50mです。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1022

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

『西大寺光明真言会縁起』

(さいだいじこうみょうしんごんええんぎ)

 

◆【現世遂富貴長寿望。除鬼神病苦愁。乃至有縁無縁亡者等。皆離苦得楽無疑〈云云〉。不空三蔵両本儀䡄幷不空羂索経廿八巻之釈如此。】

 

〔現世にては富貴長寿の望みを遂げ、鬼神病苦の愁いを除く。乃至、有縁無縁の亡者等、皆な離苦得楽は疑いなし、云々。不空三蔵(ふくうさんぞう①)、両本儀軌幷に不空羂索経廿八巻の釈はかくの如し。〕

 

 不空三蔵=真言付法第六祖。(七〇五-七七四)

(つづく)

 

《古都奈良の宗教的文化遺産とそれを取り巻く環境を守るために》

 

古都奈良は1300年の歴史と仏教伝来以来の宗教的、文化的伝統があります。仏教という宗教文化抜きには奈良の歴史は語れません。しかし長い歴史の中では人間の無知と欲望のため貴重な文化遺産が壊されてきました。現在を生きる私たちには、先祖から受け継いだ人類の宝としての宗教的文化遺産を未来へつなぐ責任があります。日本の文化遺産は世界に誇れる高度な精神文化のあかしです。古きよきものを大切にしましょう。

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2018年4月22日 (日)

コスモス寺花だより   4・22

 

境内に自生する山野草で大きくなる草は、踊子草と金鳳華(きんぽうげ)です。踊子草はシソのような葉っぱに薄ピンクの花が踊り子が並んでいるように咲きます。金鳳華は別名、「馬の足形」と言いますが、足形のかたちをした葉っぱが付いた軸の先に、四弁の小さな黄色い花が咲きます。花弁はつやがあって緑の草の中で輝いています。

 

「だんだんに 己かがやき 金鳳華」中村汀女

 

〔いま咲いている花〕

 

〇山吹:≪散りはじめ≫

〇射干(しゃが):≪見ごろ≫

〇蒲公英(たんぽぽ):≪見ごろ≫

〇蔓日日草(つるにちにちそう):≪見ごろ≫

〇牡丹:≪見ごろ≫

〇紫雲蘭:≪見ごろ≫

〇矢車草:≪咲きはじめ≫

〇花菱草:≪咲きはじめ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月)

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

その他、山茱萸、梅、蠟梅、侘助、桜、椿、紫雲蘭、射干、金鳳花、真弓木、樒、梅花空木、烏瓜、唐種小賀玉木、枇杷、定家葛、酔葛、黄菖蒲、山紫陽花、未草、百日紅、秋海棠等が咲いて四季を彩ります。

 

〔小林一茶の俳句〕

「我里は どうかすんでも いびつ也」

訳:おれの住む里はどんなに優雅に霞がかかっても、いびつだなあ。

 

〔秋艸道人会津八一歌集『鹿鳴集』。奈良愛惜の名歌〕

〈帝室博物館にて〉

「はつなつの かぜとなりぬと みほとけは

       をゆびのうれに ほのしらすらし」

(初夏の風となりぬと御仏は お指の末に仄知らすらし)

 

≪ニュース≫

◇参詣入口の変更:

当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、9月より県道754号線に面した東参道「東口」を入って、かつての中大門跡近くの「南表口」に変わり、本来の「四天王寺様式」の南面伽藍となりました。

なお、駐車場の場内安全管理のため従来の「西口」は閉鎖されています。旧道より来られた場合、ご足労ですが「たねや」さんの角を東へ曲がり、100メートルあまりの「東口」へお越しください。

バス停「般若寺」からはまっすぐ北へ50mです。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1022

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

『西大寺光明真言会縁起』

(さいだいじこうみょうしんごんええんぎ)

 

◆【第一。浅略釈者。大日如来与阿弥陀如来。心中秘密呪也。三世三劫諸仏。此真言誦持成正覚。利益衆生。我等又誦持此真言。滅諸罪障。徃生極楽。】

 

〔第一に浅略釈(せんりゃくしゃく①)にては、大日如来と阿弥陀如来との心中秘密の呪也。三世三劫の諸仏は此の真言を受持し、正覚を成じ衆生を利益す。我等また此の真言を誦持し、諸の罪障を滅し、極楽に往生す。

 

 浅略釈=密教でいう四重秘釈の一つ。世間通途の釈義。顕教中に処々に説けり、とされる。

(つづく)

 

《古都奈良の宗教的文化遺産とそれを取り巻く環境を守るために》

 

古都奈良は1300年の歴史と仏教伝来以来の宗教的、文化的伝統があります。仏教という宗教文化抜きには奈良の歴史は語れません。しかし長い歴史の中では人間の無知と欲望のため貴重な文化遺産が壊されてきました。現在を生きる私たちには、先祖から受け継いだ人類の宝としての宗教的文化遺産を未来へつなぐ責任があります。日本の文化遺産は世界に誇れる高度な精神文化のあかしです。古きよきものを大切にしましょう。

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2018年4月21日 (土)

コスモス寺花だより   4・21

春から初夏にかけての野山には蕨(わらび)が出ます。日当たりのよい草原ならどこにでも生えています。新芽のころ、早蕨(さわらび)が食用に適し、どこでもワラビ採りの人の姿が見られます。夏場に食される「わらび餅」は元来、蕨の根に含まれるでんぷんを利用したのですが、少量しか取れないので今や高級品です。現在のわらび餅はサツマイモなどのでんぷんを代用しているそうです。冷やして黄な粉と蜜をかければ美味しいお菓子になります。

 

「或る寺の 築地の蕨 長(た)けし春」水原秋櫻子

 

〔いま咲いている花〕

 

〇山吹:≪散りはじめ≫

〇射干(しゃが):≪見ごろ≫

〇蒲公英(たんぽぽ):≪見ごろ≫

〇蔓日日草(つるにちにちそう):≪見ごろ≫

〇牡丹:≪見ごろ≫

〇紫雲蘭:≪見ごろ≫

〇矢車草:≪咲きはじめ≫

〇花菱草:≪咲きはじめ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月)

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

その他、山茱萸、梅、蠟梅、侘助、桜、椿、紫雲蘭、射干、金鳳花、真弓木、樒、梅花空木、烏瓜、唐種小賀玉木、枇杷、定家葛、酔葛、黄菖蒲、山紫陽花、未草、百日紅、秋海棠等が咲いて四季を彩ります。

 

〔小林一茶の俳句〕

「かすむやら 目が霞やら ことしから」

訳:かすんでいるのだろうか、目が霞んでいるのだろうか、今年から。

 

〔秋艸道人会津八一歌集『鹿鳴集』。奈良愛惜の名歌〕

〈帝室博物館にて〉

「はつなつの かぜとなりぬと みほとけは

       をゆびのうれに ほのしらすらし」

(初夏の風となりぬと御仏は お指の末に仄知らすらし)

 

≪ニュース≫

◇参詣入口の変更:

当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、9月より県道754号線に面した東参道「東口」を入って、かつての中大門跡近くの「南表口」に変わり、本来の「四天王寺様式」の南面伽藍となりました。

なお、駐車場の場内安全管理のため従来の「西口」は閉鎖されています。旧道より来られた場合、ご足労ですが「たねや」さんの角を東へ曲がり、100メートルあまりの「東口」へお越しください。

バス停「般若寺」からはまっすぐ北へ50mです。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1021

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

『西大寺光明真言会縁起』

(さいだいじこうみょうしんごんええんぎ)

 

◆(印字宮未来際。卜七日七夜氏光陰。賁瑜伽瑜祇之談場。令一結本末衆。昼夜不退之神呪。自開自始。至結願終。温座修連之時時大法。土砂納壇座々加持。其                                                                                                                                                                                                                                                                      利益不可勝計。此真言功力。言善無畏三蔵大日経疏中浅深重々四重釈。不思儀法師第七巻疏如是。】

 

〔茲に因りて未来際を窮め、七日七夜の光陰を卜し、瑜伽瑜祇(ゆがゆぎ①)の壇場を賁(かざ)り、本末の衆(②)を一結せしめ、昼夜不退の神呪を開白より始め、結願に至りて終る。温座修連(練ヵ)の時時の大法、土砂納壇座座の加持はその利益は勝計(しょうけい)すべからず(③)。此の真言の功力(くりき④)を言うは、善無畏三蔵(ぜんむいさんぞう⑤)の大日経疏中の浅深重々四重釈、不思儀法師第七巻疏に是の如し。〕

 

 瑜伽瑜祇=金剛峯楼閣一切瑜伽瑜祇経に説かれる金剛界の蘇悉地法。

 本末の衆=本山末寺の衆僧。

 勝計すべからず=数えきれない。

 功力=修行によって得た力。功徳の力。

 善無畏三蔵=真言宗八祖の第五。中国に本格的に密教を伝えた最初の人。(六三七-七三五)。

(つづく)

 

《古都奈良の宗教的文化遺産とそれを取り巻く環境を守るために》

 

古都奈良は1300年の歴史と仏教伝来以来の宗教的、文化的伝統があります。仏教という宗教文化抜きには奈良の歴史は語れません。しかし長い歴史の中では人間の無知と欲望のため貴重な文化遺産が壊されてきました。現在を生きる私たちには、先祖から受け継いだ人類の宝としての宗教的文化遺産を未来へつなぐ責任があります。日本の文化遺産は世界に誇れる高度な精神文化のあかしです。古きよきものを大切にしましょう。

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2018年4月20日 (金)

コスモス寺花だより   4・20

 

当寺の年中行事である御本尊文殊菩薩様のおまつり、「文殊会式(もんじゅえしき)」は今月25日です。例年ですとその頃が山吹の満開になるのですが、今年はもう散りはじめていますから御会式には終わっているでしょう。今年は全ての花が早く咲いてしまいました。

 

「八重もまた 散る山吹と なりしかな」荒木玉章

 

〔いま咲いている花〕

 

〇山吹:≪散りはじめ≫

〇射干(しゃが):≪見ごろ≫

〇蒲公英(たんぽぽ):≪見ごろ≫

〇蔓日日草(つるにちにちそう):≪見ごろ≫

〇牡丹:≪見ごろ≫

〇紫雲蘭:≪咲きはじめ≫

〇矢車草:≪咲きはじめ≫

〇花菱草:≪咲きはじめ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月)

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

その他、山茱萸、梅、蠟梅、侘助、桜、椿、紫雲蘭、射干、金鳳花、真弓木、樒、梅花空木、烏瓜、唐種小賀玉木、枇杷、定家葛、酔葛、黄菖蒲、山紫陽花、未草、百日紅、秋海棠等が咲いて四季を彩ります。

 

〔小林一茶の俳句〕

「我と来て 遊べや親の ない雀」

訳:おれについて来て一緒に遊びなよ。親のない雀は。

 

〔秋艸道人会津八一歌集『鹿鳴集』。奈良愛惜の名歌〕

〈帝室博物館にて〉

「はつなつの かぜとなりぬと みほとけは

       をゆびのうれに ほのしらすらし」

(初夏の風となりぬと御仏は お指の末に仄知らすらし)

 

≪ニュース≫

◇参詣入口の変更:

当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、9月より県道754号線に面した東参道「東口」を入って、かつての中大門跡近くの「南表口」に変わり、本来の「四天王寺様式」の南面伽藍となりました。

なお、駐車場の場内安全管理のため従来の「西口」は閉鎖されています。旧道より来られた場合、ご足労ですが「たねや」さんの角を東へ曲がり、100メートルあまりの「東口」へお越しください。

バス停「般若寺」からはまっすぐ北へ50mです。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1020

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

『西大寺光明真言会縁起』

(さいだいじこうみょうしんごんええんぎ)

 

◆【抑大会光明真言者。文永元年之始行。思円上人誓約云。且当寺之大檀那。為期再会於浄仏道。且六道四生皆是劫々父母鉄囲砂界。莫不世々明(朋)友。思彼楚痛。為我殷憂。】

 

〔そもそも大会光明真言は、文永元年の始行。思円上人の誓約に云う。且つは当寺の大檀那(①)、再会を淨仏道に期さんが為、且つは六道四生(ろくどうししょう②)は皆是れ劫々(こうごう③)の父母、鉄囲砂界(てっちしゃかい④)は世々(せぜ⑤)の明(朋ヵ)友ならざるはなし。彼の楚痛(そつう⑥)を思い、我が殷憂(いんゆう⑦)と為す。〕

 

 当寺の大檀那=西大寺を創建された称徳天皇。

 六道四生=六道は衆生が生前の業因によって生死を繰り返す六つの迷いの世界。地獄・餓鬼・畜生・阿修羅・人間・天上。四生は生物をその生れ方で分類。胎生・卵生・湿生・化生。

 劫劫=きわめて長い時間。

 鉄囲沙界=須弥山を囲む九山八海(くせんはっかい)の一つで最も外側の鉄でできた山を鉄囲山という。沙界はインドの恒河(ガンジス)にある砂の無量無数なように、宇宙にちらばっている多くの世界

 世々=多くの世。代々。「せせ」とも。

 楚痛=いたみ苦しむこと。「楚」も痛むこと。

 殷憂=大きな憂い、悲しみ。

(つづく)

 

《古都奈良の宗教的文化遺産とそれを取り巻く環境を守るために》

 

古都奈良は1300年の歴史と仏教伝来以来の宗教的、文化的伝統があります。仏教という宗教文化抜きには奈良の歴史は語れません。しかし長い歴史の中では人間の無知と欲望のため貴重な文化遺産が壊されてきました。現在を生きる私たちには、先祖から受け継いだ人類の宝としての宗教的文化遺産を未来へつなぐ責任があります。日本の文化遺産は世界に誇れる高度な精神文化のあかしです。古きよきものを大切にしましょう。

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2018年4月19日 (木)

コスモス寺花だより   4・19

仏さまのおられるお堂の内陣を荘厳(しょうごん)する仏具に華鬘(けまん)というのがあります。元は本物の花づなを飾ったのでしょうが、木製または銅製のものが多く華麗な彫刻が施されます。その華鬘をぶら下げたように咲くのが華鬘草で、花は桃色と白色があり、別名を鯛つり草とも言います。

 

「白華鬘 菩薩の慈悲を 偲ばせて」坂井建

 

〔いま咲いている花〕

 

〇山吹:≪見ごろ≫

〇射干(しゃが):≪見ごろ≫

〇蒲公英(たんぽぽ):≪見ごろ≫

〇蔓日日草(つるにちにちそう):≪見ごろ≫

〇牡丹:≪見ごろ≫

〇紫雲蘭:≪咲きはじめ≫

〇矢車草:≪咲きはじめ≫

〇花菱草:≪咲きはじめ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月)

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

その他、山茱萸、梅、蠟梅、侘助、桜、椿、紫雲蘭、射干、金鳳花、真弓木、樒、梅花空木、烏瓜、唐種小賀玉木、枇杷、定家葛、酔葛、黄菖蒲、山紫陽花、未草、百日紅、秋海棠等が咲いて四季を彩ります。

 

〔小林一茶の俳句〕

「雀の子 そこのけそこのけ 御馬が通る」

訳:雀の子どもよ、そこ退け、そこを退け、 お馬さんが通るから。

 

〔秋艸道人会津八一歌集『鹿鳴集』。奈良愛惜の名歌〕

〈奈良坂にて〉

「ならさかの いしのほとけの おとかひに

       こさめなかるる はるはきにけり」

(奈良坂の石の仏の頤に 小雨流るる春は来にけり)

 

≪ニュース≫

◇参詣入口の変更:

当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、9月より県道754号線に面した東参道「東口」を入って、かつての中大門跡近くの「南表口」に変わり、本来の「四天王寺様式」の南面伽藍となりました。

なお、駐車場の場内安全管理のため従来の「西口」は閉鎖されています。旧道より来られた場合、ご足労ですが「たねや」さんの角を東へ曲がり、100メートルあまりの「東口」へお越しください。

バス停「般若寺」からはまっすぐ北へ50mです。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1019

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

『西大寺光明真言会縁起』

(さいだいじこうみょうしんごんええんぎ)

 

◆【誠続仏法寿命。是以九十年之化儀者。弾四八相妙果。遂熟思其遺跡。更匪直人。故贈寵輝。冝加崇飾。故号興正菩薩。贈号如此被下。彼上人。釈迦文殊両聖化身。春日五社之第一之御殿〈云云〉。】

 

〔誠に仏法の寿命を続けん。是を以って九十年の化儀は、四八相(しはっそう①)の妙果を弾ず。遂につらつら其の遺跡を思うに、更に直人(ただびと)に匪(あら)ず。故に寵輝(ちょうき②)を贈り、宜しく崇飾(すうしょく③)を加う。故に興正菩薩と号す。贈号はかくの如く下される。彼の上人は、釈迦文殊両聖の化身、春日五社の第一の御殿(④)〈云云〉。〕

 

 四八相=仏陀の瑞相である三十二相。

 寵輝=はえある輝き。栄誉。

 崇飾=尊び飾ること。立派にかざること。

 第一の御殿=祭神はタケミカヅチ、本地仏は不空羂索観音。

(つづく)

 

《古都奈良の宗教的文化遺産とそれを取り巻く環境を守るために》

 

古都奈良は1300年の歴史と仏教伝来以来の宗教的、文化的伝統があります。仏教という宗教文化抜きには奈良の歴史は語れません。しかし長い歴史の中では人間の無知と欲望のため貴重な文化遺産が壊されてきました。現在を生きる私たちには、先祖から受け継いだ人類の宝としての宗教的文化遺産を未来へつなぐ責任があります。日本の文化遺産は世界に誇れる高度な精神文化のあかしです。古きよきものを大切にしましょう。

 

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2018年4月18日 (水)

コスモス寺花だより   4・18

 

ドクダミは別名十薬と言い、薬草の一種です。所きらわず生えて来るので、どちらかというと嫌われる雑草です。スペード型の葉を持ち、花は真っ白で十字形をしている。日蔭でも目立つ花です。

 

「どくだみや 真昼の闇に 白十字」

 

〔いま咲いている花〕

 

〇山吹:≪見ごろ≫

〇射干(しゃが):≪見ごろ≫

〇蒲公英(たんぽぽ):≪見ごろ≫

〇蔓日日草(つるにちにちそう):≪見ごろ≫

〇紫雲蘭:≪咲きはじめ≫

〇矢車草:≪咲きはじめ≫

〇花菱草:≪咲きはじめ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月)

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

その他、山茱萸、梅、蠟梅、侘助、桜、椿、紫雲蘭、射干、金鳳花、真弓木、樒、梅花空木、烏瓜、唐種小賀玉木、枇杷、定家葛、酔葛、黄菖蒲、山紫陽花、未草、百日紅、秋海棠等が咲いて四季を彩ります。

 

〔小林一茶の俳句〕

「夕暮れや 親なし雀 何と鳴」

訳:夕暮れの淋しさよ。親がいない雀は何と鳴くのだろう。

 

〔秋艸道人会津八一歌集『鹿鳴集』。奈良愛惜の名歌〕

〈奈良坂にて〉

「ならさかの いしのほとけの おとかひに

       こさめなかるる はるはきにけり」

(奈良坂の石の仏の頤に 小雨流るる春は来にけり)

 

≪ニュース≫

◇参詣入口の変更:

当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、9月より県道754号線に面した東参道「東口」を入って、かつての中大門跡近くの「南表口」に変わり、本来の「四天王寺様式」の南面伽藍となりました。

なお、駐車場の場内安全管理のため従来の「西口」は閉鎖されています。旧道より来られた場合、ご足労ですが「たねや」さんの角を東へ曲がり、100メートルあまりの「東口」へお越しください。

バス停「般若寺」からはまっすぐ北へ50mです。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1018

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

『西大寺光明真言会縁起』

(さいだいじこうみょうしんごんええんぎ)

 

◆【正安二年。持明院御宇。忝預菩薩勅号。其文云。伝灯大法師位叡尊者。一天四海大導師。濁世末代生身仏也。済度衆生為己任。大悲闡提為我願。仍王侯脇士之帰智行也。皆約現当値遇。勇猛精進之住堅固也。】

 

〔正安二年、持明院の御宇(じみょういんのぎょう①)、忝(かたじけな)くも菩薩の勅号に預かる。その文に云う。伝灯大法師位(でんとうだいほっしい②)叡尊は、一天四海の大導師、濁世末代の生身仏なり。済度衆生を己が任と為し、大悲闡提(だいひせんだい③)を我が願と為す。すなわち王侯脇(卿ヵ)士の智行に帰するや、皆現当(げんとう④)の値遇を約す。勇猛精進の住い堅固なり。〕

 

 持明院の御宇=当時は大覚寺統と持明院統が交互に天皇位を継いでいた。興正菩薩号は持明院統の後伏見天皇が勅諡されたことをいう。

 伝灯大法師位=奈良時代に置かれた僧の位階の一つ。四位九階の僧位の最高位。

 大悲闡提=菩薩は大慈悲心により一切衆生を済度するまでは成仏しないことをいう。

 現当=現在と未来。現世と来世。

(つづく)

 

《古都奈良の宗教的文化遺産とそれを取り巻く環境を守るために》

 

古都奈良は1300年の歴史と仏教伝来以来の宗教的、文化的伝統があります。仏教という宗教文化抜きには奈良の歴史は語れません。しかし長い歴史の中では人間の無知と欲望のため貴重な文化遺産が壊されてきました。現在を生きる私たちには、先祖から受け継いだ人類の宝としての宗教的文化遺産を未来へつなぐ責任があります。日本の文化遺産は世界に誇れる高度な精神文化のあかしです。古きよきものを大切にしましょう。

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2018年4月17日 (火)

コスモス寺花だより   4・17

 

今、境内のあちこちでシャガの花が満開です。シャガはあやめに似た花で、白い花の中に薄紫の斑があって清楚な感じがします。花の形が胡蝶の飛んでいるのに似るところから胡蝶花とも呼ばれます。少し日陰で水気のあるところを好みます。

 

「紫の 斑の仏めく 著莪の花 」高濱虚子

 

〔いま咲いている花〕

 

〇八重桜:≪見ごろ≫

〇山吹:≪見ごろ≫

〇射干(しゃが):≪見ごろ≫

〇蒲公英(たんぽぽ):≪見ごろ≫

〇蔓日日草(つるにちにちそう):≪見ごろ≫

〇紫雲蘭:≪咲きはじめ≫

〇矢車草:≪咲きはじめ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月)

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

その他、山茱萸、梅、蠟梅、侘助、桜、椿、紫雲蘭、射干、金鳳花、真弓木、樒、梅花空木、烏瓜、唐種小賀玉木、枇杷、定家葛、酔葛、黄菖蒲、山紫陽花、未草、百日紅、秋海棠等が咲いて四季を彩ります。

 

〔小林一茶の俳句〕

「是からも 未だ幾かへり まつの花」

訳:これから先幾度も齢を重ねながら青々と若返り、末長く栄えてゆく見事な松の花。

 

〔秋艸道人会津八一歌集『鹿鳴集』。奈良愛惜の名歌〕

〈奈良坂にて〉

「ならさかの いしのほとけの おとかひに

       こさめなかるる はるはきにけり」

(奈良坂の石の仏の頤に 小雨流るる春は来にけり)

 

≪ニュース≫

◇参詣入口の変更:

当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、9月より県道754号線に面した東参道「東口」を入って、かつての中大門跡近くの「南表口」に変わり、本来の「四天王寺様式」の南面伽藍となりました。

なお、駐車場の場内安全管理のため従来の「西口」は閉鎖されています。旧道より来られた場合、ご足労ですが「たねや」さんの角を東へ曲がり、100メートルあまりの「東口」へお越しください。

バス停「般若寺」からはまっすぐ北へ50mです。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1017

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

『西大寺光明真言会縁起』

(さいだいじこうみょうしんごんええんぎ)

 

◆【自鏑目出光。如電響。同幡三流指西飛行。即時異賊破滅畢。右鏑矢者。上人御所持之愛染明王之御矢也。思円御誓願云。来生我成異国太子。異賊襲来之難可止〈云云〉。】

 

〔鏑目より光を出だし、雷響の如し。同じく幡三流(はたみながれ①)、西を指して飛行す。即時に異賊破滅し畢る。右の鏑矢は上人ご所持の愛染明王の御矢なり。思圓(しえん②)御誓願に云う。来生に我異国の太子と成り、異国襲来の難を止むべし〈云々〉〕。

 

 幡三流=白い旗にはそれぞれ、「妙法蓮華経」、「大般涅槃経」、「唯識三十頌」の五字が書かれ、金の光を放っていたという。

 思圓=興正菩薩は思圓房叡尊が仮名(房名)と実名(法名)。

(つづく)

 

《古都奈良の宗教的文化遺産とそれを取り巻く環境を守るために》

 

古都奈良は1300年の歴史と仏教伝来以来の宗教的、文化的伝統があります。仏教という宗教文化抜きには奈良の歴史は語れません。しかし長い歴史の中では人間の無知と欲望のため貴重な文化遺産が壊されてきました。現在を生きる私たちには、先祖から受け継いだ人類の宝としての宗教的文化遺産を未来へつなぐ責任があります。日本の文化遺産は世界に誇れる高度な精神文化のあかしです。古きよきものを大切にしましょう。

 

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2018年4月16日 (月)

コスモス寺花だより   4・16

 

山吹の花は昨日の雨がしんぱいでしたが大丈夫でした。

谷川など水辺がよく似合う花ですが、山に自生しているのは一重咲の種類で、庭に植えられるのは八重咲のほうです。それから白山吹は花が一重の山吹に似ているところから名づけられたようです。種類としては黄色は灌木であるのに対して、白色は低木のではありますが樹木にあたります。

 

「ほろほろと 山吹ちるか 滝の音」松尾芭蕉

 

〔いま咲いている花〕

 

〇八重桜:≪見ごろ≫

〇山吹:≪見ごろ≫

〇射干(しゃが):≪見ごろ≫

〇蒲公英(たんぽぽ):≪見ごろ≫

〇蔓日日草(つるにちにちそう):≪見ごろ≫

〇紫雲蘭:≪咲きはじめ≫

〇矢車草:≪咲きはじめ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月)

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

その他、山茱萸、梅、蠟梅、侘助、桜、椿、紫雲蘭、射干、金鳳花、真弓木、樒、梅花空木、烏瓜、唐種小賀玉木、枇杷、定家葛、酔葛、黄菖蒲、山紫陽花、未草、百日紅、秋海棠等が咲いて四季を彩ります。

 

〔小林一茶の俳句〕

「是からも 未だ幾かへり まつの花」

訳:これから先幾度も齢を重ねながら青々と若返り、末長く栄えてゆく見事な松の花。

 

〔秋艸道人会津八一歌集『鹿鳴集』。奈良愛惜の名歌〕

〈奈良坂にて〉

「ならさかの いしのほとけの おとかひに

       こさめなかるる はるはきにけり」

(奈良坂の石の仏の頤に 小雨流るる春は来にけり)

 

≪ニュース≫

◇参詣入口の変更:

当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、9月より県道754号線に面した東参道「東口」を入って、かつての中大門跡近くの「南表口」に変わり、本来の「四天王寺様式」の南面伽藍となりました。

なお、駐車場の場内安全管理のため従来の「西口」は閉鎖されています。旧道より来られた場合、ご足労ですが「たねや」さんの角を東へ曲がり、100メートルあまりの「東口」へお越しください。

バス停「般若寺」からはまっすぐ北へ50mです。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1017

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

『西大寺光明真言会縁起』

(さいだいじこうみょうしんごんええんぎ)

 

◆【自鏑目出光。如電響。同幡三流指西飛行。即時異賊破滅畢。右鏑矢者。上人御所持之愛染明王之御矢也。思円御誓願云。来生我成異国太子。異賊襲来之難可止〈云云〉。】

 

〔鏑目より光を出だし、雷響の如し。同じく幡三流(はたみながれ①)、西を指して飛行す。即時に異賊破滅し畢る。右の鏑矢は上人ご所持の愛染明王の御矢なり。思圓(しえん②)御誓願に云う。来生に我異国の太子と成り、異国襲来の難を止むべし〈云々〉〕。

 

 幡三流=白い旗にはそれぞれ、「妙法蓮華経」、「大般涅槃経」、「唯識三十頌」の五字が書かれ、金の光を放っていたという。

 思圓=興正菩薩は思圓房叡尊が仮名(房名)と実名(法名)。

(つづく)

 

《古都奈良の宗教的文化遺産とそれを取り巻く環境を守るために》

 

古都奈良は1300年の歴史と仏教伝来以来の宗教的、文化的伝統があります。仏教という宗教文化抜きには奈良の歴史は語れません。しかし長い歴史の中では人間の無知と欲望のため貴重な文化遺産が壊されてきました。現在を生きる私たちには、先祖から受け継いだ人類の宝としての宗教的文化遺産を未来へつなぐ責任があります。日本の文化遺産は世界に誇れる高度な精神文化のあかしです。古きよきものを大切にしましょう。

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2018年4月15日 (日)

コスモス寺花だより   4・15

 

奈良の興福寺と春日大社は藤原氏の氏寺氏神なので藤の花が植えられています。春日社の「砂ずりの藤」や五重塔の横にある藤棚はよく整備されていて豪華ですが、藤本来の風情は、春日の森の古木にからまって伸び放題になっている山藤ののほうが風情があって藤らしいですね。かつて藤ヅルは籐細工(とうざいく)として生活必需品でした。また蔓はどこまでものび、種ははじけて遠くへ飛ばし、

生命力のたくましさを見せてくれます。

 

「草臥(くたびれ)て 宿かる比(ころ)や 藤の花」松尾芭蕉

 

〔いま咲いている花〕

 

〇八重桜:≪見ごろ≫

〇山吹:≪見ごろ≫

〇射干(しゃが):≪見ごろ≫

〇蒲公英(たんぽぽ):≪見ごろ≫

〇蔓日日草(つるにちにちそう):≪見ごろ≫

〇紫雲蘭:≪咲きはじめ≫

〇矢車草:≪咲きはじめ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月)

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

その他、山茱萸、梅、蠟梅、侘助、桜、椿、紫雲蘭、射干、金鳳花、真弓木、樒、梅花空木、烏瓜、唐種小賀玉木、枇杷、定家葛、酔葛、黄菖蒲、山紫陽花、未草、百日紅、秋海棠等が咲いて四季を彩ります。

 

〔小林一茶の俳句〕

「雨あがり 朝飯過の やなぎ哉」

訳:雨上がり、朝飯を過ぎて見る青々とした柳よ。

 

〔秋艸道人会津八一歌集『鹿鳴集』。奈良愛惜の名歌〕

〈奈良坂にて〉

「ならさかの いしのほとけの おとかひに

       こさめなかるる はるはきにけり」

(奈良坂の石の仏の頤に 小雨流るる春は来にけり)

 

≪ニュース≫

◇参詣入口の変更:

当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、9月より県道754号線に面した東参道「東口」を入って、かつての中大門跡近くの「南表口」に変わり、本来の「四天王寺様式」の南面伽藍となりました。

なお、駐車場の場内安全管理のため従来の「西口」は閉鎖されています。旧道より来られた場合、ご足労ですが「たねや」さんの角を東へ曲がり、100メートルあまりの「東口」へお越しください。

バス停「般若寺」からはまっすぐ北へ50mです。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1017

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

『西大寺光明真言会縁起』

(さいだいじこうみょうしんごんええんぎ)

 

◆【然弘安四年七月廿日。為異賊降伏御祈祷後宇多院勅使光泰卿至当寺。下向及再三。然先師上人。男山八幡宮在参籠七日七夜。搆七壇。伴僧七百人。抽精誠処。七日〈八日朔日也〉満夜之戌刻。八幡宮玉殿振動。而放鏑箭。】

 

〔然れば弘安四年七月廿日、異賊降伏の御祈祷の為、後宇多院の勅使光泰卿、当寺に至り、下向は再三に及ぶ。然れば先師上人、男山八幡宮に参籠在ること七日七夜。七壇(しちだん①)を構える。伴僧七百人精誠(せいせい②)を抽(ひ)く処、七日〈八日朔日也〉満夜の戌の刻(いぬのこく③)、八幡宮玉殿振動して鏑箭(かぶらや④)を放つ。〕

 

 七壇=七壇護摩秘法。中壇は愛染明王尊勝法(叡尊師)、不動法(性瑜師)、軍荼利法(信空師)、降三世法(玄基師)、大威徳法(雙円師)、金剛夜叉法(禅海)

 精誠=純粋で誠実なこと。まごころをこめること。

 戌の刻=午後七時頃から九時頃まで。

 鏑箭=矢の先に鏑をつけ、その先に鏃をつけたもので、射ると鏑の穴から空気が入って大きな音響を発して飛ぶ。

(つづく)

 

《古都奈良の宗教的文化遺産とそれを取り巻く環境を守るために》

 

古都奈良は1300年の歴史と仏教伝来以来の宗教的、文化的伝統があります。仏教という宗教文化抜きには奈良の歴史は語れません。しかし長い歴史の中では人間の無知と欲望のため貴重な文化遺産が壊されてきました。現在を生きる私たちには、先祖から受け継いだ人類の宝としての宗教的文化遺産を未来へつなぐ責任があります。日本の文化遺産は世界に誇れる高度な精神文化のあかしです。古きよきものを大切にしましょう。

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2018年4月14日 (土)

コスモス寺花だより   4・14

 

花の形が矢車に似ているので通常「矢車草」と呼ばれている草花は、本当は「矢車菊」のことで、葉の形から名づけられた矢車草は別種です。矢車菊は青、紫、白、桃色と多彩で雨風日照りなどの気象変化に強い性質を持っています。

 

「驟雨来て 矢車草の みなかしぐ」皆川盤水

 

〔いま咲いている花〕

 

〇八重桜:≪見ごろ≫

〇山吹:≪見ごろ≫

〇射干(しゃが):≪見ごろ≫

〇蒲公英(たんぽぽ):≪見ごろ≫

〇蔓日日草(つるにちにちそう):≪見ごろ≫

〇紫雲蘭:≪咲きはじめ≫

〇矢車草:≪咲きはじめ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月)

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

その他、山茱萸、梅、蠟梅、侘助、桜、椿、紫雲蘭、射干、金鳳花、真弓木、樒、梅花空木、烏瓜、唐種小賀玉木、枇杷、定家葛、酔葛、黄菖蒲、山紫陽花、未草、百日紅、秋海棠等が咲いて四季を彩ります。

 

〔小林一茶の俳句〕

「藤さくや 木辻の君が 夕粧(ゆうよそほ)ひ」

訳:藤の花が咲いているよ。木辻(きつじ)の遊女の夕化粧。

・木辻は奈良最古の遊女町である。奈良町と言われる古い街の一角にあった。

 

〔秋艸道人会津八一歌集『鹿鳴集』。奈良愛惜の名歌〕

〈奈良坂にて〉

「ならさかの いしのほとけの おとかひに

       こさめなかるる はるはきにけり」

(奈良坂の石の仏の頤に 小雨流るる春は来にけり)

 

≪ニュース≫

◇参詣入口の変更:

当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、9月より県道754号線に面した東参道「東口」を入って、かつての中大門跡近くの「南表口」に変わり、本来の「四天王寺様式」の南面伽藍となりました。

なお、駐車場の場内安全管理のため従来の「西口」は閉鎖されています。旧道より来られた場合、ご足労ですが「たねや」さんの角を東へ曲がり、100メートルあまりの「東口」へお越しください。

バス停「般若寺」からはまっすぐ北へ50mです。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1016

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

『西大寺光明真言会縁起』

(さいだいじこうみょうしんごんええんぎ)

 

◆【禁断殺生一千三百七十箇所。受菩薩戒之貴賎九万七千六百余人。及関東鎮西諸末律寺一千五百箇余寺。凡闕徳行不可勝計。唯一天泰平五穀成熟衆生快楽興法利生之外。無他念。】

 

〔殺生を禁断するところ一千三百七十箇所、菩薩戒を受くるの貴賎は九万七千六百余人。関東鎭西の諸末律寺は一千五百箇余寺に及ぶ。凡そ厥の徳行は勝計すべからず(しょうけいすべからず①)。唯、一天泰平、五穀成就、衆生快楽、興法利生の外に他念無し。〕

 

 勝計すべからず=数えきれないこと。

(つづく)

 

《古都奈良の宗教的文化遺産とそれを取り巻く環境を守るために》

 

古都奈良は1300年の歴史と仏教伝来以来の宗教的、文化的伝統があります。仏教という宗教文化抜きには奈良の歴史は語れません。しかし長い歴史の中では人間の無知と欲望のため貴重な文化遺産が壊されてきました。現在を生きる私たちには、先祖から受け継いだ人類の宝としての宗教的文化遺産を未来へつなぐ責任があります。日本の文化遺産は世界に誇れる高度な精神文化のあかしです。古きよきものを大切にしましょう。

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