2018年2月21日 (水)

コスモス寺花だより   2・21

 

〔いま咲いている花〕

〇水仙:≪花の盛りはこえました≫

種類:日本水仙、寒水仙。

白一重咲、白八重咲。

本数:数万本

花期:12月~2月下旬

冬枯れの庭に、清楚な白い花が咲き、

西国三十三所観音石像の足下には

水仙の花と香がお供えされています。

 

「水仙に 手相をたれて 観世音」野見山朱鳥

 

〇蠟梅(ろうばい):≪見ごろ≫

〇福寿草:≪見ごろ≫

〇山茶花:≪見ごろ≫

〇白梅:≪咲きはじめ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月中旬~下旬)

・夏:初夏咲きコスモス(6月上旬~7月上旬)

   紫陽花(6月上旬~6月下旬)

・秋:コスモス(9月中旬~11月上旬)

・冬:水仙(12月上旬~2月上旬)

 

その他、山茱萸、梅、蠟梅、侘助、桜、椿、紫雲蘭、射干、金鳳花、真弓木、樒、梅花空木、烏瓜、唐種小賀玉木、枇杷、定家葛、酔葛、黄菖蒲、山紫陽花、未草、百日紅、秋海棠等が咲いて四季を彩ります。

 

〔小林一茶の俳句〕

「梅咲て 身のおろかさの 同(おなじ)也」

訳:梅が咲いても、わが身の愚かさは変わりませんなあ。 

 

〔秋艸道人会津八一歌集『鹿鳴集』。奈良愛惜の名歌〕

〈奈良坂にて〉

「ならさかの いしのほとけの おとかひに

       こさめなかるる はるはきにけり」

(奈良坂の石の仏の頤に 小雨流るる春は来にけり)

 

≪ニュース≫

◇参詣入口の変更:当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、9月より県道754号線に面した東参道「東口」を入って、かつての中大門跡近くの「南入口」に変わりました。なお、駐車場の場内安全管理のため従来の「西口」は閉鎖されています。旧道より来られた場合、ご足労ですが「たねや」さんの角を東へ曲がり、100メートルあまりの「東口」へお越しください。バス停「般若寺」からはまっすぐ北へ50mです。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》978

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

如意輪精舎後裔苾芻慈光 編録

『京師報恩教寺佛牙舎利縁起』

(けいしほうおんきょうじぶつげしゃりえんぎ)

 

*報恩教寺は現在、京都市上京区小川町寺之内下射場五七九にある浄土宗知恩院末「報恩寺」として由緒を残します。明応三年(一四九四)、慶誉明泉(?―一五二一)によって開創され、元は一条の地、御所の東北に位置していましたが、再三移転を余儀なくされ、天正十三年(一五八五)に現在地に移っています。

 

◆【又准僧祇律云。一牙在帝釈宮。一牙在健陀羅国。一牙在羯陵伽国。一牙在海龍王宮。又行状云。南山澄照大師者。乃三生持律人也。】

 

〔又、僧祇律(そうぎりつ①)に准じて云う。一牙は帝釈宮(たいしゃくぐう②)に在り。一牙は健陀羅国(けんだらこく③)に在り。一牙は羯陵迦国(かつりょうぎゃこく④)に在り。一牙は海龍王宮(かいりゅうおうきゅう⑤)に在り。又行状に云う。南山澄照大師(なんざんちょうしょうだいし⑥)はすなわち三生持律(さんしょうじりつ⑦)の人なり。

 

| | コメント (0)

2018年2月20日 (火)

コスモス寺花だより   2・20

 

〔いま咲いている花〕

〇水仙:≪花の盛りはこえました≫

種類:日本水仙、寒水仙。

白一重咲、白八重咲。

本数:数万本

花期:12月~2月下旬

冬枯れの庭に、清楚な白い花が咲き、

西国三十三所観音石像の足下には

水仙の花と香がお供えされています。

 

「小鳥来る ほどに晴れたり 水仙花」村山故郷

 

〇蠟梅(ろうばい):≪見ごろ≫

〇福寿草:≪見ごろ≫

〇山茶花:≪見ごろ≫

〇白梅:≪咲きはじめ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月中旬~下旬)

・夏:初夏咲きコスモス(6月上旬~7月上旬)

   紫陽花(6月上旬~6月下旬)

・秋:コスモス(9月中旬~11月上旬)

・冬:水仙(12月上旬~2月上旬)

 

その他、山茱萸、梅、蠟梅、侘助、桜、椿、紫雲蘭、射干、金鳳花、真弓木、樒、梅花空木、烏瓜、唐種小賀玉木、枇杷、定家葛、酔葛、黄菖蒲、山紫陽花、未草、百日紅、秋海棠等が咲いて四季を彩ります。

 

〔小林一茶の俳句〕

「梅がかや どなたが来ても 欠茶碗」

訳:梅の香がして来るよ。梅見にどなたが訪ねてくれても、おもてなしは欠けた茶碗。

 

〔秋艸道人会津八一歌集『鹿鳴集』。奈良愛惜の名歌〕

〈奈良坂にて〉

「ならさかの いしのほとけの おとかひに

       こさめなかるる はるはきにけり」

(奈良坂の石の仏の頤に 小雨流るる春は来にけり)

 

≪ニュース≫

◇参詣入口の変更:当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、9月より県道754号線に面した東参道「東口」を入って、かつての中大門跡近くの「南入口」に変わりました。なお、駐車場の場内安全管理のため従来の「西口」は閉鎖されています。旧道より来られた場合、ご足労ですが「たねや」さんの角を東へ曲がり、100メートルあまりの「東口」へお越しください。バス停「般若寺」からはまっすぐ北へ50mです。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》978

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

如意輪精舎後裔苾芻慈光 編録

『京師報恩教寺佛牙舎利縁起』

(けいしほうおんきょうじぶつげしゃりえんぎ)

 

*報恩教寺は現在、京都市上京区小川町寺之内下射場五七九にある浄土宗知恩院末「報恩寺」として由緒を残します。明応三年(一四九四)、慶誉明泉(?―一五二一)によって開創され、元は一条の地、御所の東北に位置していましたが、再三移転を余儀なくされ、天正十三年(一五八五)に現在地に移っています。

 

◆【又准僧祇律云。一牙在帝釈宮。一牙在健陀羅国。一牙在羯陵伽国。一牙在海龍王宮。又行状云。南山澄照大師者。乃三生持律人也。】

 

〔又、僧祇律(そうぎりつ①)に准じて云う。一牙は帝釈宮(たいしゃくぐう②)に在り。一牙は健陀羅国(けんだらこく③)に在り。一牙は羯陵迦国(かつりょうぎゃこく④)に在り。一牙は海龍王宮(かいりゅうおうきゅう⑤)に在り。又行状に云う。南山澄照大師(なんざんちょうしょうだいし⑥)はすなわち三生持律(さんしょうじりつ⑦)の人なり。

 

 僧祇律=摩訶僧祇律。部派の大衆部の律蔵。

 帝釈宮=帝釈天の住む宮殿。須弥山のいただきの忉利天にあるとされる。

 健陀羅国=ガンダーラ国。

 羯陵迦国=カリンガ国。

 海龍王宮=海龍王の宮殿。海龍王は海中に住み、海や雨をつかさどるという龍宮浄土の王。龍神、龍王。

 南山澄照大師=終南山の道宣律師。南山律宗の祖。

 三生持律=前生(ぜんしょう・過去)、現生(げんしょう・現在)、後生(ごしょう・未来)に亘り戒律をよく保つ人。

(つづく)

 

《古都奈良の宗教的文化遺産とそれを取り巻く環境を守るために》

 

古都奈良は1300年の歴史と仏教伝来以来の宗教的、文化的伝統があります。仏教という宗教文化抜きには奈良の歴史は語れません。しかし長い歴史の中では人間の無知と欲望のため貴重な文化遺産が壊されてきました。現在を生きる私たちには、先祖から受け継いだ人類の宝としての宗教的文化遺産を未来へつなぐ責任があります。日本の文化遺産は世界に誇れる高度な精神文化のあかしです。古きよきものを大切にしましょう。

| | コメント (0)

2018年2月19日 (月)

コスモス寺花だより   2・19

 

〔いま咲いている花〕

〇水仙:≪花の盛りはこえました≫

種類:日本水仙、寒水仙。

白一重咲、白八重咲。

本数:数万本

花期:12月~2月下旬

冬枯れの庭に、清楚な白い花が咲き、

西国三十三所観音石像の足下には

水仙の花と香がお供えされています。

 

「水仙の 一茎一花 挿しにけり」能村登四郎

 

〇蠟梅(ろうばい):≪見ごろ≫

〇福寿草:≪咲きはじめ≫

〇山茶花:≪見ごろ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月中旬~下旬)

・夏:初夏咲きコスモス(6月上旬~7月上旬)

   紫陽花(6月上旬~6月下旬)

・秋:コスモス(9月中旬~11月上旬)

・冬:水仙(12月上旬~2月上旬)

 

その他、山茱萸、梅、蠟梅、侘助、桜、椿、紫雲蘭、射干、金鳳花、真弓木、樒、梅花空木、烏瓜、唐種小賀玉木、枇杷、定家葛、酔葛、黄菖蒲、山紫陽花、未草、百日紅、秋海棠等が咲いて四季を彩ります。

 

〔小林一茶の俳句〕

「我もけさ 清僧の部也 梅の花」

訳:私も新年の今朝ばかりは清らかな僧侶の仲間入りだ。

・新年を長谷寺で迎えた折の感慨。乞食のように放浪する半僧半俗の一茶も霊験あらたかな気分になって、この寺に籠ったのだろう。

 

〔秋艸道人会津八一歌集『鹿鳴集』。奈良愛惜の名歌〕

〈奈良坂にて〉

「ならさかの いしのほとけの おとかひに

       こさめなかるる はるはきにけり」

(奈良坂の石の仏の頤に 小雨流るる春は来にけり)

 

≪ニュース≫

◇参詣入口の変更:当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、9月より県道754号線に面した東参道「東口」を入って、かつての中大門跡近くの「南入口」に変わりました。なお、駐車場の場内安全管理のため従来の「西口」は閉鎖されています。旧道より来られた場合、ご足労ですが「たねや」さんの角を東へ曲がり、100メートルあまりの「東口」へお越しください。バス停「般若寺」からはまっすぐ北へ50mです。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》978

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

如意輪精舎後裔苾芻慈光 編録

『京師報恩教寺佛牙舎利縁起』

(けいしほうおんきょうじぶつげしゃりえんぎ)

 

*報恩教寺は現在、京都市上京区小川町寺之内下射場五七九にある浄土宗知恩院末「報恩寺」として由緒を残します。明応三年(一四九四)、慶誉明泉(?―一五二一)によって開創され、元は一条の地、御所の東北に位置していましたが、再三移転を余儀なくされ、天正十三年(一五八五)に現在地に移っています。

 

◆【又准僧祇律云。一牙在帝釈宮。一牙在健陀羅国。一牙在羯陵伽国。一牙在海龍王宮。又行状云。南山澄照大師者。乃三生持律人也。】

 

〔又、僧祇律(そうぎりつ①)に准じて云う。一牙は帝釈宮(たいしゃくぐう②)に在り。一牙は健陀羅国(けんだらこく③)に在り。一牙は羯陵迦国(かつりょうぎゃこく④)に在り。一牙は海龍王宮(かいりゅうおうきゅう⑤)に在り。又行状に云う。南山澄照大師(なんざんちょうしょうだいし⑥)はすなわち三生持律(さんしょうじりつ⑦)の人なり。

 

 僧祇律=摩訶僧祇律。部派の大衆部の律蔵。

 帝釈宮=帝釈天の住む宮殿。須弥山のいただきの忉利天にあるとされる。

 健陀羅国=ガンダーラ国。

 羯陵迦国=カリンガ国。

 海龍王宮=海龍王の宮殿。海龍王は海中に住み、海や雨をつかさどるという龍宮浄土の王。龍神、龍王。

 南山澄照大師=終南山の道宣律師。南山律宗の祖。

 三生持律=前生(ぜんしょう・過去)、現生(げんしょう・現在)、後生(ごしょう・未来)に亘り戒律をよく保つ人。

(つづく)

 

《古都奈良の宗教的文化遺産とそれを取り巻く環境を守るために》

 

古都奈良は1300年の歴史と仏教伝来以来の宗教的、文化的伝統があります。仏教という宗教文化抜きには奈良の歴史は語れません。しかし長い歴史の中では人間の無知と欲望のため貴重な文化遺産が壊されてきました。現在を生きる私たちには、先祖から受け継いだ人類の宝としての宗教的文化遺産を未来へつなぐ責任があります。日本の文化遺産は世界に誇れる高度な精神文化のあかしです。古きよきものを大切にしましょう。

| | コメント (0)

2018年2月18日 (日)

コスモス寺花だより   2・18

 

〔いま咲いている花〕

〇水仙:≪花の盛りはこえました≫

種類:日本水仙、寒水仙。

白一重咲、白八重咲。

本数:数万本

花期:12月~2月下旬

冬枯れの庭に、清楚な白い花が咲き、

西国三十三所観音石像の足下には

水仙の花と香がお供えされています。

 

「水仙の こち向く花の 香をもらふ」中村汀女

 

〇蠟梅(ろうばい):≪見ごろ≫

〇福寿草:≪咲きはじめ≫

〇山茶花:≪見ごろ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月中旬~下旬)

・夏:初夏咲きコスモス(6月上旬~7月上旬)

   紫陽花(6月上旬~6月下旬)

・秋:コスモス(9月中旬~11月上旬)

・冬:水仙(12月上旬~2月上旬)

 

その他、山茱萸、梅、蠟梅、侘助、桜、椿、紫雲蘭、射干、金鳳花、真弓木、樒、梅花空木、烏瓜、唐種小賀玉木、枇杷、定家葛、酔葛、黄菖蒲、山紫陽花、未草、百日紅、秋海棠等が咲いて四季を彩ります。

 

〔小林一茶の俳句〕

「土焼(つちやき)の 姉様うれし 春の雨」

訳:土で焼いた女雛を求めたうれしさよ。やわらかな春の雨。

 

〔秋艸道人会津八一歌集『鹿鳴集』。奈良愛惜の名歌〕

〈奈良坂にて〉

「ならさかの いしのほとけの おとかひに

       こさめなかるる はるはきにけり」

(奈良坂の石の仏の頤に 小雨流るる春は来にけり)

 

≪ニュース≫

◇参詣入口の変更:当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、9月より県道754号線に面した東参道「東口」を入って、かつての中大門跡近くの「南入口」に変わりました。なお、駐車場の場内安全管理のため従来の「西口」は閉鎖されています。旧道より来られた場合、ご足労ですが「たねや」さんの角を東へ曲がり、100メートルあまりの「東口」へお越しください。バス停「般若寺」からはまっすぐ北へ50mです。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》977

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

如意輪精舎後裔苾芻慈光 編録

『京師報恩教寺佛牙舎利縁起』

(けいしほうおんきょうじぶつげしゃりえんぎ)

 

*報恩教寺は現在、京都市上京区小川町寺之内下射場五七九にある浄土宗知恩院末「報恩寺」として由緒を残します。明応三年(一四九四)、慶誉明泉(?―一五二一)によって開創され、元は一条の地、御所の東北に位置していましたが、再三移転を余儀なくされ、天正十三年(一五八五)に現在地に移っています。近世を通じて、「京都門中十九箇寺」の一つに数えられ、多数の塔頭を有し格式を誇っていました。しかし、天明(一七八八)の大火で堂宇を失い、本堂は現在も再建されていません。しかし、「仏牙舎利」をはじめ、梵鐘、鳴き龍、などの文化財をいまに伝えている古刹です。

 

◆【釈迦牟尼薄伽梵者。周昭王廿六年甲寅四月八日誕生。周穆王三年癸未十二月八日成道。〈三十〉。同五十四年癸酉二月十五日入滅。〈八十〉。荼毘経云。仏有四牙。一牙在帝釈宮。一牙被羅刹所盗。】

 

〔釈迦牟尼薄伽梵(しゃかむにばぎゃぼん①)は、周の昭王(しゅうのしょうおう②)廿六年甲寅四月八日誕生す。周の穆王(しゅうのぼくおう③)三年癸未十二月八日成道す。〈三十〉。同五十四年癸酉二月十五日入滅す。〈八十〉。荼毘経(だびきょう④)に云う。

仏に四牙(しげ⑤)有り。一牙は帝釈宮(たいしゃくぐう⑥)に在り。一牙は羅刹(らせつ⑦)のために盗まるる。〕

 

 釈迦牟尼薄伽梵=シャカムニは釈迦族の聖者。薄伽梵=仏の敬称の一つ。世尊、有徳などと訳される。

 周の昭王=中国、周第四代の王。

 周の穆王=周の第五代国王。昭王の子。

 荼毘経=不詳。

 四牙=牙は奥歯、あるいは犬歯(糸切り歯)をいう。

 帝釈宮=帝釈天の住む宮殿。須弥山の頂の利天(とうりてん)にあり、殊勝殿ともいう。

 羅刹=速疾鬼、可畏と訳す。悪鬼。

(つづく)

 

《古都奈良の宗教的文化遺産とそれを取り巻く環境を守るために》

 

古都奈良は1300年の歴史と仏教伝来以来の宗教的、文化的伝統があります。仏教という宗教文化抜きには奈良の歴史は語れません。しかし長い歴史の中では人間の無知と欲望のため貴重な文化遺産が壊されてきました。現在を生きる私たちには、先祖から受け継いだ人類の宝としての宗教的文化遺産を未来へつなぐ責任があります。日本の文化遺産は世界に誇れる高度な精神文化のあかしです。古きよきものを大切にしましょう。

| | コメント (0)

2018年2月17日 (土)

コスモス寺花だより   2・17

今春は梅の開花がおくれています。例年ですと半分程度咲いているはずなんですが。

〔いま咲いている花〕

〇水仙:≪盛りはこえました≫

種類:日本水仙、寒水仙。

白一重咲、白八重咲。

本数:数万本

花期:12月~2月下旬

冬枯れの庭に、清楚な白い花が咲いています。

西国三十三所観音石像の足下は満開の花でいっぱいです。

 

「水仙や 何より寒き 日がかなし」百合山羽公

 

〇蠟梅(ろうばい):≪見ごろ≫

〇福寿草:≪咲きはじめ≫

〇山茶花:≪見ごろ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月中旬~下旬)

・夏:初夏咲きコスモス(6月上旬~7月上旬)

   紫陽花(6月上旬~6月下旬)

・秋:コスモス(9月中旬~11月上旬)

・冬:水仙(12月上旬~2月上旬)

 

その他、山茱萸、梅、蠟梅、侘助、桜、椿、紫雲蘭、射干、金鳳花、真弓木、樒、梅花空木、烏瓜、唐種小賀玉木、枇杷、定家葛、酔葛、黄菖蒲、山紫陽花、未草、百日紅、秋海棠等が咲いて四季を彩ります。

 

〔小林一茶の俳句〕

「土焼(つちやき)の 姉様うれし 春の雨」

訳:土で焼いた女雛を求めたうれしさよ。やわらかな春の雨。

 

〔秋艸道人会津八一歌集『鹿鳴集』。奈良愛惜の名歌〕

〈奈良坂にて〉

「ならさかの いしのほとけの おとかひに

       こさめなかるる はるはきにけり」

(奈良坂の石の仏の頤に 小雨流るる春は来にけり)

 

≪ニュース≫

◇参詣入口の変更:当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、9月より県道754号線に面した東参道「東口」を入って、かつての中大門跡近くの「南入口」に変わりました。なお、駐車場の場内安全管理のため従来の「西口」は閉鎖されています。旧道より来られた場合、ご足労ですが「たねや」さんの角を東へ曲がり、100メートルあまりの「東口」へお越しください。バス停「般若寺」からはまっすぐ北へ50mです。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》977

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

如意輪精舎後裔苾芻慈光 編録

『京師報恩教寺佛牙舎利縁起』

(けいしほうおんきょうじぶつげしゃりえんぎ)

 

◆【釈迦牟尼薄伽梵者。周昭王廿六年甲寅四月八日誕生。周穆王三年癸未十二月八日成道。〈三十〉。同五十四年癸酉二月十五日入滅。〈八十〉。荼毘経云。仏有四牙。一牙在帝釈宮。一牙被羅刹所盗。】

 

〔釈迦牟尼薄伽梵(しゃかむにばぎゃぼん①)は、周の昭王(しゅうのしょうおう②)廿六年甲寅四月八日誕生す。周の穆王(しゅうのぼくおう③)三年癸未十二月八日成道す。〈三十〉。同五十四年癸酉二月十五日入滅す。〈八十〉。荼毘経(だびきょう④)に云う。

仏に四牙(しげ⑤)有り。一牙は帝釈宮(たいしゃくぐう⑥)に在り。一牙は羅刹(らせつ⑦)のために盗まるる。〕

 

 釈迦牟尼薄伽梵=シャカムニは釈迦族の聖者。薄伽梵=仏の敬称の一つ。世尊、有徳などと訳される。

 周の昭王=中国、周第四代の王。

 周の穆王=周の第五代国王。昭王の子。

 荼毘経=不詳。

 四牙=牙は奥歯、あるいは犬歯(糸切り歯)をいう。

 帝釈宮=帝釈天の住む宮殿。須弥山の頂の利天(とうりてん)にあり、殊勝殿ともいう。

 羅刹=速疾鬼、可畏と訳す。悪鬼。

(つづく)

 

《古都奈良の宗教的文化遺産とそれを取り巻く環境を守るために》

 

古都奈良は1300年の歴史と仏教伝来以来の宗教的、文化的伝統があります。仏教という宗教文化抜きには奈良の歴史は語れません。しかし長い歴史の中では人間の無知と欲望のため貴重な文化遺産が壊されてきました。現在を生きる私たちには、先祖から受け継いだ人類の宝としての宗教的文化遺産を未来へつなぐ責任があります。日本の文化遺産は世界に誇れる高度な精神文化のあかしです。古きよきものを大切にしましょう。

 

| | コメント (0)

2018年2月16日 (金)

コスモス寺花だより   2・16

 

 

〔いま咲いている花〕

〇水仙:≪見ごろ≫

種類:日本水仙、寒水仙。

白一重咲、白八重咲。

本数:数万本

花期:12月~2月下旬

冬枯れの庭に、清楚な白い花が咲いています。

西国三十三所観音石像の足下は満開の花でいっぱいです。

 

「水仙や こゑ密々と 仏たち」正岡子規

 

〇蠟梅(ろうばい):≪咲きはじめ≫

〇福寿草:≪咲きはじめ≫

〇山茶花:≪見ごろ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月中旬~下旬)

・夏:初夏咲きコスモス(6月上旬~7月上旬)

   紫陽花(6月上旬~6月下旬)

・秋:コスモス(9月中旬~11月上旬)

・冬:水仙(12月上旬~2月上旬)

 

その他、山茱萸、梅、蠟梅、侘助、桜、椿、紫雲蘭、射干、金鳳花、真弓木、樒、梅花空木、烏瓜、唐種小賀玉木、枇杷、定家葛、酔葛、黄菖蒲、山紫陽花、未草、百日紅、秋海棠等が咲いて四季を彩ります。

 

〔小林一茶の俳句〕

「土焼(つちやき)の 姉様うれし 春の雨」

訳:土で焼いた女雛を求めたうれしさよ。やわらかな春の雨。

 

〔秋艸道人会津八一歌集『鹿鳴集』。奈良愛惜の名歌〕

〈奈良坂にて〉

「ならさかの いしのほとけの おとかひに

       こさめなかるる はるはきにけり」

(奈良坂の石の仏の頤に 小雨流るる春は来にけり)

 

≪ニュース≫

◇参詣入口の変更:当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、9月より県道754号線に面した東参道「東口」を入って、かつての中大門跡近くの「南入口」に変わりました。なお、駐車場の場内安全管理のため従来の「西口」は閉鎖されています。旧道より来られた場合、ご足労ですが「たねや」さんの角を東へ曲がり、100メートルあまりの「東口」へお越しください。バス停「般若寺」からはまっすぐ北へ50mです。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》976

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の上

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

如意輪精舎後裔苾芻慈光 編録

(附録巻上は終わりました。続いて下巻を読みますがしばらくお休みします。)

 

《古都奈良の宗教的文化遺産とそれを取り巻く環境を守るために》

 

古都奈良は1300年の歴史と仏教伝来以来の宗教的、文化的伝統があります。仏教という宗教文化抜きには奈良の歴史は語れません。しかし長い歴史の中では人間の無知と欲望のため貴重な文化遺産が壊されてきました。現在を生きる私たちには、先祖から受け継いだ人類の宝としての宗教的文化遺産を未来へつなぐ責任があります。日本の文化遺産は世界に誇れる高度な精神文化のあかしです。古きよきものを大切にしましょう。

| | コメント (0)

2018年2月15日 (木)

コスモス寺花だより   2・15

 

〔いま咲いている花〕

〇水仙:≪見ごろ≫

種類:日本水仙、寒水仙。

白一重咲、白八重咲。

本数:数万本

花期:12月~2月下旬

冬枯れの庭に、清楚な白い花が咲いています。

西国三十三所観音石像の足下は満開の花でいっぱいです。

 

「水仙や 貧乏徳利 缺茶碗」正岡子規

 

〇蠟梅(ろうばい):≪咲きはじめ≫

〇福寿草:≪咲きはじめ≫

〇山茶花:≪見ごろ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月中旬~下旬)

・夏:初夏咲きコスモス(6月上旬~7月上旬)

   紫陽花(6月上旬~6月下旬)

・秋:コスモス(9月中旬~11月上旬)

・冬:水仙(12月上旬~2月上旬)

 

その他、山茱萸、梅、蠟梅、侘助、桜、椿、紫雲蘭、射干、金鳳花、真弓木、樒、梅花空木、烏瓜、唐種小賀玉木、枇杷、定家葛、酔葛、黄菖蒲、山紫陽花、未草、百日紅、秋海棠等が咲いて四季を彩ります。

 

〔小林一茶の俳句〕

「春雨に 大欠(おほあくび)する 美人哉」

訳:春雨に大きなあくびをする美人だなあ。

 

〔秋艸道人会津八一歌集『鹿鳴集』。奈良愛惜の名歌〕

〈聖武天皇光明皇后御陵にて〉

「さほやまの このしたがくり よごもりに

       ものうちかたれ わがせわぎもこ」

(佐保山の木の下隠り夜籠りに もの打ち語れ吾が背吾妹子)

 

≪ニュース≫

◇参詣入口の変更:当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、9月より県道754号線に面した東参道「東口」を入って、かつての中大門跡近くの「南入口」に変わりました。なお、駐車場の場内安全管理のため従来の「西口」は閉鎖されています。旧道より来られた場合、ご足労ですが「たねや」さんの角を東へ曲がり、100メートルあまりの「東口」へお越しください。バス停「般若寺」からはまっすぐ北へ50mです。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》976

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の上

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

如意輪精舎後裔苾芻慈光 編録

(附録巻上は終わりました。続いて下巻を読みますがしばらくお休みします。)

 

《古都奈良の宗教的文化遺産とそれを取り巻く環境を守るために》

 

古都奈良は1300年の歴史と仏教伝来以来の宗教的、文化的伝統があります。仏教という宗教文化抜きには奈良の歴史は語れません。しかし長い歴史の中では人間の無知と欲望のため貴重な文化遺産が壊されてきました。現在を生きる私たちには、先祖から受け継いだ人類の宝としての宗教的文化遺産を未来へつなぐ責任があります。日本の文化遺産は世界に誇れる高度な精神文化のあかしです。古きよきものを大切にしましょう。

| | コメント (0)

2018年2月13日 (火)

コスモス寺花だより   2・13

 

〔いま咲いている花〕

〇水仙:≪見ごろ≫

種類:日本水仙、寒水仙。

白一重咲、白八重咲。

本数:数万本

花期:12月~2月下旬

冬枯れの庭に、清楚な白い花が咲いています。

西国三十三所観音石像の足下は満開の花でいっぱいです。

 

「水仙は 畑三段の 主かな」正岡子規

 

〇蠟梅(ろうばい):≪咲きはじめ≫

〇福寿草:≪咲きはじめ≫

〇山茶花:≪見ごろ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月中旬~下旬)

・夏:初夏咲きコスモス(6月上旬~7月上旬)

   紫陽花(6月上旬~6月下旬)

・秋:コスモス(9月中旬~11月上旬)

・冬:水仙(12月上旬~2月上旬)

 

その他、山茱萸、梅、蠟梅、侘助、桜、椿、紫雲蘭、射干、金鳳花、真弓木、樒、梅花空木、烏瓜、唐種小賀玉木、枇杷、定家葛、酔葛、黄菖蒲、山紫陽花、未草、百日紅、秋海棠等が咲いて四季を彩ります。

 

〔小林一茶の俳句〕

「春雨に 大欠(おほあくび)する 美人哉」

訳:春雨に大きなあくびをする美人だなあ。

 

〔秋艸道人会津八一歌集『鹿鳴集』。奈良愛惜の名歌〕

〈聖武天皇光明皇后御陵にて〉

「さほやまの このしたがくり よごもりに

       ものうちかたれ わがせわぎもこ」

(佐保山の木の下隠り夜籠りに もの打ち語れ吾が背吾妹子)

 

≪ニュース≫

◇参詣入口の変更:当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、9月より県道754号線に面した東参道「東口」を入って、かつての中大門跡近くの「南入口」に変わりました。なお、駐車場の場内安全管理のため従来の「西口」は閉鎖されています。旧道より来られた場合、ご足労ですが「たねや」さんの角を東へ曲がり、100メートルあまりの「東口」へお越しください。バス停「般若寺」からはまっすぐ北へ50mです。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》976

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の上

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

如意輪精舎後裔苾芻慈光 編録

(附録巻上は終わりました。続いて下巻を読みますがしばらくお休みします。)

 

《古都奈良の宗教的文化遺産とそれを取り巻く環境を守るために》

 

古都奈良は1300年の歴史と仏教伝来以来の宗教的、文化的伝統があります。仏教という宗教文化抜きには奈良の歴史は語れません。しかし長い歴史の中では人間の無知と欲望のため貴重な文化遺産が壊されてきました。現在を生きる私たちには、先祖から受け継いだ人類の宝としての宗教的文化遺産を未来へつなぐ責任があります。日本の文化遺産は世界に誇れる高度な精神文化のあかしです。古きよきものを大切にしましょう。

 

 

| | コメント (0)

2018年2月12日 (月)

コスモス寺花だより   2・12

今朝はうっすらと雪化粧。奈良では、雪は春を呼びこみます。すぐ融けてしまいますが。

〔いま咲いている花〕

〇水仙:≪見ごろ≫

種類:日本水仙、寒水仙。

白一重咲、白八重咲。

本数:数万本

花期:12月~2月下旬

冬枯れの庭に、清楚な白い花が咲いています。

西国三十三所観音石像の足下は満開の花でいっぱいです。

 

「水仙や 更に一句を 成さんとし」中村汀女

 

〇蠟梅(ろうばい):≪咲きはじめ≫

〇福寿草:≪咲きはじめ≫

〇山茶花:≪見ごろ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月中旬~下旬)

・夏:初夏咲きコスモス(6月上旬~7月上旬)

   紫陽花(6月上旬~6月下旬)

・秋:コスモス(9月中旬~11月上旬)

・冬:水仙(12月上旬~2月上旬)

 

その他、山茱萸、梅、蠟梅、侘助、桜、椿、紫雲蘭、射干、金鳳花、真弓木、樒、梅花空木、烏瓜、唐種小賀玉木、枇杷、定家葛、酔葛、黄菖蒲、山紫陽花、未草、百日紅、秋海棠等が咲いて四季を彩ります。

 

〔小林一茶の俳句〕

「春雨に 大欠(おほあくび)する 美人哉」

訳:春雨に大きなあくびをする美人だなあ。

 

〔秋艸道人会津八一歌集『鹿鳴集』。奈良愛惜の名歌〕

〈聖武天皇光明皇后御陵にて〉

「さほやまの このしたがくり よごもりに

       ものうちかたれ わがせわぎもこ」

(佐保山の木の下隠り夜籠りに もの打ち語れ吾が背吾妹子)

 

≪ニュース≫

◇参詣入口の変更:当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、9月より県道754号線に面した東参道「東口」を入って、かつての中大門跡近くの「南入口」に変わりました。なお、駐車場の場内安全管理のため従来の「西口」は閉鎖されています。旧道より来られた場合、ご足労ですが「たねや」さんの角を東へ曲がり、100メートルあまりの「東口」へお越しください。バス停「般若寺」からはまっすぐ北へ50mです。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》976

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の上

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

如意輪精舎後裔苾芻慈光 編録

(附録巻上は終わりました。続いて下巻を読みますがしばらくお休みします。)

 

《古都奈良の宗教的文化遺産とそれを取り巻く環境を守るために》

 

古都奈良は1300年の歴史と仏教伝来以来の宗教的、文化的伝統があります。仏教という宗教文化抜きには奈良の歴史は語れません。しかし長い歴史の中では人間の無知と欲望のため貴重な文化遺産が壊されてきました。現在を生きる私たちには、先祖から受け継いだ人類の宝としての宗教的文化遺産を未来へつなぐ責任があります。日本の文化遺産は世界に誇れる高度な精神文化のあかしです。古きよきものを大切にしましょう。

 

| | コメント (0)

2018年2月11日 (日)

コスモス寺花だより   2・11

 

〔いま咲いている花〕

〇水仙:≪見ごろ≫

種類:日本水仙、寒水仙。

白一重咲、白八重咲。

本数:数万本

花期:12月~2月下旬

冬枯れの庭に、清楚な白い花が咲いています。

西国三十三所観音石像の足下は満開の花でいっぱいです。

 

「水仙の 香にちと動悸 したりけり」岸田稚魚

 

〇蠟梅(ろうばい):≪咲きはじめ≫

〇福寿草:≪咲きはじめ≫

〇山茶花:≪見ごろ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月中旬~下旬)

・夏:初夏咲きコスモス(6月上旬~7月上旬)

   紫陽花(6月上旬~6月下旬)

・秋:コスモス(9月中旬~11月上旬)

・冬:水仙(12月上旬~2月上旬)

 

その他、山茱萸、梅、蠟梅、侘助、桜、椿、紫雲蘭、射干、金鳳花、真弓木、樒、梅花空木、烏瓜、唐種小賀玉木、枇杷、定家葛、酔葛、黄菖蒲、山紫陽花、未草、百日紅、秋海棠等が咲いて四季を彩ります。

 

〔小林一茶の俳句〕

「壁の穴 幸(さいはひ)春の 雨夜(あまよ)哉」

訳:壁の穴がぽかり。幸いにも春雨が降る甘美な夜だなあ。

 

〔秋艸道人会津八一歌集『鹿鳴集』。奈良愛惜の名歌〕

〈聖武天皇光明皇后御陵にて〉

「さほやまの このしたがくり よごもりに

       ものうちかたれ わがせわぎもこ」

(佐保山の木の下隠り夜籠りに もの打ち語れ吾が背吾妹子)

 

≪ニュース≫

◇参詣入口の変更:当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、9月より県道754号線に面した東参道「東口」を入って、かつての中大門跡近くの「南入口」に変わりました。なお、駐車場の場内安全管理のため従来の「西口」は閉鎖されています。旧道より来られた場合、ご足労ですが「たねや」さんの角を東へ曲がり、100メートルあまりの「東口」へお越しください。バス停「般若寺」からはまっすぐ北へ50mです。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》976

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の上

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

如意輪精舎後裔苾芻慈光 編録

(附録巻上は終わりました。続いて下巻を読みますがしばらくお休みします。)

 

《古都奈良の宗教的文化遺産とそれを取り巻く環境を守るために》

 

古都奈良は1300年の歴史と仏教伝来以来の宗教的、文化的伝統があります。仏教という宗教文化抜きには奈良の歴史は語れません。しかし長い歴史の中では人間の無知と欲望のため貴重な文化遺産が壊されてきました。現在を生きる私たちには、先祖から受け継いだ人類の宝としての宗教的文化遺産を未来へつなぐ責任があります。日本の文化遺産は世界に誇れる高度な精神文化のあかしです。古きよきものを大切にしましょう。

| | コメント (0)

«コスモス寺花だより   2・10