開花情報 2~3分咲き 黄花コスモス、彼岸花、紫苑は見ごろ
新しい週が始まりました。コスモスの秋はまだそんなに盛り上がりを見せていません。花が少ない所為か、人出も例年の半分位で静かです。例年でしたらいまごろ駐車場が満杯になり路上で順番待ちが出ます。当寺は駐車場を自前で整え、最大65台まで収容できるようになりました。以前は20台そこそこでしたから大拡張です。それでも満車状態になることが多く、駐車時間を制限したり有料にしたりもして対応しました。でも最近はそこまでしなくてもスムーズに運営されるので無料を維持しています。車で溢れかえるのも困りものですが、ガラガラでも拍子抜けします。まあそこそこに賑わってほしいというのが本音ですね。
「花あかり」に向け榊氏の創作行灯の名前の由来になった和歌を色紙に書いてもらい朝から秘仏公開中の宝蔵堂に掲示しました。書は当寺の「マーさま」のご母堂、吉田寺の「山中かおる」おばあさんの手になるものです。歌も字もむつかしいので解説を添えました。間違ってはいけないと、昨夜は本に向き合い目をこすりながら夜なべで仕上げました。色紙を書いていただいたご苦労がしのばれます。おばあさんお疲れさま、ありがとうございました。
参考に、「しののめ」という行燈は紫式部の次の歌から命名しています。
「しののめの 空きりわたり いつしかと
秋のけしきに 世はなりにけり」
今日の
〔和歌〕
「あはれさも その色となき 夕暮の
おばながすゑに 秋ぞうかべる」
為兼・風雅
「身にしみる感傷も、それがどういう気持ちなのだ、と指し示すこともできない夕暮の、尾花の穂先に、言いようもなくあわれな[秋]そのものが象徴されている。」
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