« 花だより  11・27 | トップページ | 般若寺水仙:12月~2月 »

2010年11月28日 (日)

般若寺水仙:12月~2月

秋も深まってきました。先週のテレビ報道によると、今年のもみじは近年まれなほど色づきがよいとの事です。ただ紅葉の時期は10年前に比べると10日以上遅くなっていて12月まで見ごろが続くそうです。お正月がやってくるというのにちょっと変ですね。それと話題になっているのは、各地で楢枯れが進行し背景の山が紅葉と関係なく茶色くなっていることです。直接には虫害によるようですが、温暖化も影響しているようで、落葉樹が枯れ、代わって常緑樹が優勢になりつつあるそうです。この先もみじ名所の風景が変ってしまうかもしれないと心配されています。そして紅葉のおくれはやはり温暖化の表れで、温暖化を止めなければ解決できない現象だそうです。これらは自然界からの警鐘ではないでしょうか。亜熱帯気候は人にも自然にも過酷であるのは今年の夏で身にしみています。私たちも自然界の一員である事をゆめゆめ忘る勿れ、ですね。

「秋色に 水仙の葉は 青々と」

〔俳句〕

「水替えて きく水仙の 息づかひ」  小林信江

「少女期の 亡くした鏡 野水仙」   三浦二三子

「水仙や 母娘の話し 限りなく」   久保田一豊

〔和歌〕

「たちこむる 朝けのきりの そのままに

くもりて暮るる 秋の空哉」

前中納言俊光・玉葉742

「立ちこめた早朝の霧が晴れる間もなく、そのまま曇りくらして、やがて夕暮になってしまう、秋の空よ。」

〔釈教歌〕

「をぐるまの のりのをしへを たのまずは

猶世にめぐる 身とやならまし」

平宣時朝臣・玉葉2646

「火宅を出て大乗の牛車に乗るという仏法の教えを頼まなかったならば、いまだに現世に生き、六道をめぐる身となっているだろうに。」

・をぐるまの=法華経譬喩品の三車火宅の譬。火災に瀕した家から子らを救うため、長者が羊(声聞)・鹿(ビャク支仏)・牛(仏)の三車を与えると言って誘い出し、実は仏の大乗の教えを象徴する牛車のみを与えたという譬による詠。「のり」は「乗り」と「法」をかけ、「めぐる」も「車」の縁語。

Img_2157 

第四番 槇尾山 施福寺 十一面観音↑

|

« 花だより  11・27 | トップページ | 般若寺水仙:12月~2月 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 般若寺水仙:12月~2月:

« 花だより  11・27 | トップページ | 般若寺水仙:12月~2月 »