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2010年11月16日 (火)

花だより  11・16

11月は半分過ぎてゆきました。そして季節の移ろいを感じさせるように冬の寒さがやってきました。各地で氷点下を記録したようです。

いよいよ冬、水仙の季節到来です。と言っても花はまだまだ先です。水仙は新品種が続々と作られ今何百種とあるようですが咲く時期によって2種類に分けられます。寒咲と春咲です。12月から2月ごろ咲く寒水仙は日本水仙のように小ぶりでにおいの強いものが多いです。春水仙は4月から5月と暖かくなってから咲き、花は色とりどりで形も変化が多彩で大きく豪華です。大方がらっぱ水仙と呼ばれる種類でチューリップと一緒に公園の花壇に植えられている花です。

般若寺ではらっぱ水仙は少なく、ほとんどが日本水仙ですから冬の花です。水仙が増えたきっかけはいろんな人が持ってこられたのです。家の庭ではいくら世話をしても葉ばかり茂って花が咲かないとのことです。水仙は日当たりさえ良ければ余り手がかかりませんのにね。きっと窒素肥料(油粕)をやりすぎなのかも。彼岸花と同じで野生的な花ですから。

〔俳句〕

「水仙畑 風の穂先の 花伝ひ」 鳥越すみこ

〔和歌〕

「おもひいれぬ 人の過ぎ行く 野山にも

秋はあきなる 月やすむらん」

定家・玉葉646

「深く物を思わぬ人が、何の気もなく過ぎて行く野山にも、秋は秋らしく、人生の感慨を誘う月が澄んでいることだろうなあ。(自分ならそういう風景を、何も思わず眺めることはできないだろうが)」

〔釈教歌〕

「こぎゆかん 波ぢの末を おもひやれば

うき世の外の 岸にぞ有りける」

明恵上人・玉葉2634

「(法の端舟に乗って)漕いでいくであろう、波また波の末をどこかと思いやってみたら、それは悩み多い現世を離れた彼岸の、仏の国であったよ。」

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