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2010年11月14日 (日)

水仙のこと

グーグルで「水仙の寺」を検索すると昔から名が知られているのは鎌倉の瑞泉寺と般若寺ぐらいです。意外と無いんですね。水仙名所は全国に多数あり、各地が何百万本と数を競っています。水仙名所はだいたい町から遠いところが多く、観光としては他に見るべきものも無く、つまり水仙による村おこしなんですね。でもそれだけの水仙があれば壮観で匂いにむせ返りそうです。寺の水仙はどことも少ないです。多くて数万本ていどです。もともと仏様にお供えする花として植えられているのだと思います。しかし寺に咲く花は絵になります。鎌倉の瑞泉寺へは一度だけ行ったことがあります。そのころ夢窓疎石が作庭した庭園の発掘調査がなされていました。自然の岩場を利用した豪快な庭であったと記憶しています。花の時期は外れていましたが、その庭に水仙が咲くと教えられました。寺の庭ですからそんなに大量ではありません。でも鎌倉特有の濃い緑の中で白い花が映え絵になるのでしょうね。

今のところ京都奈良の寺には水仙の寺は般若寺が唯一つのようですから、もっとがんばって世に出して行きたいと思っています。東の瑞泉寺、西の般若寺と言われるほどになればいいなあと夢を膨らませています。みなさまのご声援をお願いします。

〔俳句〕

「水仙に 光微塵の 渚あり」 水原秋桜子

〔和歌〕

「初瀬山 ひばらがあらし かねのこゑ

夜ふかき月に すましてぞ聞く」

為子・玉葉644

「初瀬山の、檜原を渡る嵐、古寺の鐘の声を、夜更けの月に照らされた、澄み切った雰囲気の中で聞くよ。」

〔釈教歌〕

「なにしほはば わが世はここに つくしてん

仏のみくに ちかきわたりに」

花山院・玉葉2631

「その名にふさわしい場所であるなら、私の一生はここにとどまって終わろうよ。仏の御国が近いあたりだという名の、三国の渡りに。」

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↑サフラン

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