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2010年11月21日 (日)

般若寺水仙:12月~2月

毎日境内の様子が少しずつ変わっています。石の観音さまの前がすっきりとなりました。コスモスを片付け仏様それぞれの札所の名前とご詠歌を書いた木札を設置しました。これでようやく観音霊場らしくなりました。名前がないと石仏なので皆さんお地蔵さんと間違えておられるようです。お地蔵さんは六地蔵として並んでいることが多いですからね。当寺の石仏は33体ありまして西国三十三番霊場のご本尊を一同におまつりしています。江戸の元禄15年(1702)に山城の国相楽郡北稲八間(いないずま・京都府精華町祝園近くの集落)の住人、寺嶋某氏が自分の病気平癒を観音様に感謝して当山へ寄進されたものです。第一番の那智山から第三十三番の谷汲山まで各札所のご本尊を忠実に造像されています。大変な資財を投じて作られた観音石像にその篤信なお心が偲ばれます。

この観音さまの前に水仙の花が咲きます。

「水仙に 観音さまが ほほえんで」  

「水仙が 観音さまを かざらんと」

〔俳句〕

「水仙花 睡りの末の 息くるし」    石田波郷

「水仙の あちらこちらに 吹かれおり」 内野聖子

「水仙の 香についてくる 波の音」   稲畑汀子

〔和歌〕

「ゆく秋の なごりをけふに かぎるとも

ゆふべはあすの 空もかはらじ」

西園寺実氏・風雅723

「行く秋の名残を惜しむのも今日限り、とはいうものの、この夕の風情は、(冬立つとはいえ)明日の空だってかわりはしまいになあ。」

〔釈教歌〕

「跡もなき 心に道を ふみかえて

まよはぬもとの 都をぞおもふ」

権僧正憲淳・玉葉2639

「今まで経て来た、足跡もたどれぬ妄念の遍歴の道を踏み直して、迷いのない本来清浄なもとの心に帰りたいと、旅人が生れ故郷の都を思うように思うよ。」

・もとの都=妄念の起こる以前の本来清浄な心を、出発して来た都に喩える。

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