春の花だより 4・30
○ 今咲いている花:山吹、白山吹、八重桜、しゃが、
日本桜草、紫雲蘭
○ これから咲く花:山あじさい、梅花うつぎ、てっせん、
おがたまの木
○ 早咲きコスモス:咲き始め・5月上旬
見頃・5月下旬~7月上旬、5万本
般若寺を詠んだ俳句の句碑、第5作目と第6作目が出来上がりました。今回は著明な俳人のものではなく、般若寺を叙景する素直な句を選びました。
「般若寺や ほとけの庭に 秋ざくら」
「般若寺の 石仏かざる 水仙花」
出来の良し悪しは別にして花と仏の浄刹、般若寺の秋と冬の季節を表現しています。
〔俳句〕
「ふるさとを 忘れな草の 咲く頃に」 成島瓢雨
〔和歌〕
「色ふかく にほへる藤の 花ゆえに
残りすくなき 春をこそ思へ」
源公忠朝臣・玉葉278
「濃く美しい色に咲いている藤の花を見るにつけて、残り少なくなった春を、つくづく惜しく思います。」
〔釈教歌〕
「濁りなき 亀井の水を むすびあげて
心の塵を すすぎつるかな」
上東門院・新古今1926
「濁りのない亀井の水を手にすくいあげて飲んで、心を汚す塵を洗い清めたことよ。」
・ 詞書:天王寺の亀井の水を御覧じて。
・ むすびあげて=手にすくいあげて飲んで。
・ 心の塵=心の穢れ。
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