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2011年4月28日 (木)

春の花だより   4・28

  今咲いている花:山吹、白山吹、八重桜、しゃが、

利休梅、日本桜草、紫雲蘭

  これから咲く花:山あじさい、梅花うつぎ、

てっせん、おがたまの木

  早咲きコスモス:咲き始め・5月上旬

見頃・5月下旬~7月上旬、5万本

ゆうべは久しぶりの大雨でした。そして今朝はうすら寒いです。それもそのはず、奈良はきのう275度の夏日でしたから一気に20度ほど下がっています。春は変化の大きい季節です。コスモスにとっては雨と高温は生育にプラスとなりました。草も一緒に大きくなっています。野草の一種に紫雲蘭と呼ばれるリナリアの野生種があります。当寺の石塔の広い壇上に自生し、石畳の隙間から毎年薄紫色のかわいい花を見せてくれます。植えた覚えはないので、きっと小鳥が運んできたのだと思います。

〔俳句〕

「白華蔓 菩薩の慈悲を 偲ばせて」  坂井健

〔和歌〕

「ぬれてをる 藤の下かげ 露ちりて

        春やいくかの 夕ぐれの雨」

           前大納言基良・玉葉277

「雫に濡れながら折る、藤の花の下陰にも露が散って、あの業平の歌さながらに、春はもうあと何日か、と名残惜しく思われる日の、夕暮の雨よ。」

〔釈教歌〕

「南無阿弥陀 仏の御手に かくる糸の

        をはり乱れぬ 心ともがな」

           法円上人・新古今1924

「南無阿弥陀仏と唱えて、み仏のみ手にかける糸のように、臨終の時に乱れない心でいたいものだ。」

・糸=五色の糸。臨終に、その糸を阿弥陀如来の像の手にかけ、端を持って極楽浄土への迎えを念じた。

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