春の花だより 4・8
○ 今咲いている花:椿、桜、利休梅、桃
○ これから咲く花:山吹、しゃが、八重桜、黒ロウバイ、
梅花うつぎ、山紫陽花
○ 初夏咲コスモス:6月上旬~7月上旬、5万本
今日はお花まつり、お釈迦様の誕生日です。各地の寺で誕生仏をまつり甘茶が振舞われます。当寺では25日の文殊会式でおまつりします。
先日、正岡子規と水原秋桜子の句碑が立ったことをご紹介しましたが、第二弾として向井去来と高野素十の句碑が出来ました。
去来の句作は
「散りたまる 花や般若の 紙の向き」 です。
素十の句作は
「秋の日の 十三塔や 日は西に」 です。
小さな句碑ですので竹の柵で囲いをしています。御来寺の節はご覧下さいませ。なお制作は前回と同じく黒石材工務店にお願いしました。
〔俳句〕
「奈良七重 七堂伽藍 八重桜」 松尾芭蕉
〔和歌〕
「をちこちの 山は桜の 花ざかり
野べは霞に うぐひすの声」
永福門院・玉葉148
「遠く近くの山々は皆、桜の花ざかりである。野原には霞がたなびき、鶯の声がしきりに聞える。」
〔釈教歌〕
「のりのには 空に楽こそ 聞ゆなれ
雲のあなたに 花やちるらむ」
慶政上人・風雅2091
「法会の場で、空に音楽が聞こえることだなあ。きっと雲の彼方には、釈尊説法の時のように極楽の花が散っていることだろう。」
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