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2011年4月 8日 (金)

春の花だより   4・8

  今咲いている花:椿、桜、利休梅、桃

  これから咲く花:山吹、しゃが、八重桜、黒ロウバイ、

         梅花うつぎ、山紫陽花

  初夏咲コスモス:6月上旬~7月上旬、5万本

今日はお花まつり、お釈迦様の誕生日です。各地の寺で誕生仏をまつり甘茶が振舞われます。当寺では25日の文殊会式でおまつりします。

先日、正岡子規と水原秋桜子の句碑が立ったことをご紹介しましたが、第二弾として向井去来と高野素十の句碑が出来ました。

去来の句作は

 「散りたまる 花や般若の 紙の向き」 です。

素十の句作は

 「秋の日の 十三塔や 日は西に」 です。

小さな句碑ですので竹の柵で囲いをしています。御来寺の節はご覧下さいませ。なお制作は前回と同じく黒石材工務店にお願いしました。

〔俳句〕

「奈良七重 七堂伽藍 八重桜」  松尾芭蕉

〔和歌〕

「をちこちの 山は桜の 花ざかり

野べは霞に うぐひすの声」

永福門院・玉葉148

「遠く近くの山々は皆、桜の花ざかりである。野原には霞がたなびき、鶯の声がしきりに聞える。」

〔釈教歌〕

「のりのには 空に楽こそ 聞ゆなれ

雲のあなたに 花やちるらむ」

慶政上人・風雅2091

「法会の場で、空に音楽が聞こえることだなあ。きっと雲の彼方には、釈尊説法の時のように極楽の花が散っていることだろう。」

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