初夏のコスモス 5・23
○ 初夏の早咲きコスモス: 《見ごろ》
・今季の花は7月上旬まで、5万本
○ 今咲いている花:花菱草、てっせん、すいかずら、
山あじさい
○ これから咲く花:紫陽花
昨日からの雨のせいか少し寒いですね。6月までまだ少し日があるのに梅雨のようなお天気です。花も次々と移り変わり空木、卯の花も盛りをこえました。替わって山あじさいの可愛い花が咲いてきました。額花もテマリも色づいています。
コスモスは背が伸び花が目の高さになってきました。今日は雨でおじぎをしていますが晴れればコスモス日和となるでしょう。
〔俳句〕
「花満ちし 桐の下まで 行かんとす」 山口誓子
〔和歌〕
「あやめをば ふきそふれども 五月雨の
ふるやの軒は もるにぞありける」
前大納言尊氏・風雅344
「菖蒲を(五月の節句に)葺き加えるけれども、それでも五月雨の降る、古い家の軒は雨漏りがするのだなあ。」
・ あやめ=菖蒲。端午の節句に軒にさして邪気を払う。
・ ふるや=五月雨の「降る」に「古家」をかける。
〔釈教歌〕
「深き夜の 窓うつ雨に 音せぬは
憂き世を軒の しのぶなりけり」
寂蓮法師・新古今1949
「深い夜の窓を打つ雨に音をたてないのは、つらい浮世をしりぞきのがれて、耐え忍んで住む草庵の軒の忍草であることだ。」
・「法華経」法師品の「若しこの経を説く時、人ありて悪口もて罵り、刀杖瓦石を加ふるも、仏を念ずるが故にまさに忍ぶべし」の句を詠む。
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