春の花だより 5・3
○ 今咲いている花:山吹、白山吹、八重桜、しゃが、
日本桜草、紫雲蘭
○ これから咲く花:山あじさい、梅花うつぎ、てっせん、
おがたまの木
○ 早咲きコスモス:咲き始めました
見頃・5月下旬~7月上旬、5万本
今日は憲法記念日。主権在民、平和主義、基本的人権を主張した日本国憲法が発布された日です。新憲法は巷間言われる様な時代遅れではなく、それぞれの高い理念、目標がいまだ実現されていない未完の憲法であることが問題なのです。
山吹は少し峠を越えたようです。でもよく長持ちしました。例年ですと連休の今頃は花が終わっていたのに今年は一週間長く花が楽しめます。季節は仲春から晩春へと移ってゆきます。山吹、八重桜が終れば空木、紫陽花にバトンタッチします。それに早咲きコスモスが加わり春の花は咲き続けます。
〔俳句〕
「草に咲く あやめかなしく 旅遠し」 富安風生
〔和歌〕
「さくらいろの 衣にも又 わかるるに
春をのこせる やどの藤波」
式子内親王・風雅304
「(春に別れるばかりか)桜色に染めた美しい春着にもまた別れてしまったのに、ひとり春の風情を残している、私の家の波のような藤の花よ。」
・さくらいろ=襲ねの色目。表白、裏は赤・濃紫など諸説ある。春の衣装の意でいう。
〔釈教歌〕
「紫の 雲の林を 見わたせば
法にあふちの 花咲きにけり」
肥後・新古今1929
「紫野の、紫の雲がたなびいている林のような雲林院のあたりを見渡すと、み法にあったと思わせるオウチの花が咲いたことだ。」
・ 詞書:五月ばかりに、雲林院の菩提講に詣でてよみ侍りける。
・ あふち=樗(おうち)。栴檀のこと。晩春から初夏にかけて、薄紫色の花が咲く。
| 固定リンク
コメント