初夏のコスモス 5・25
○ 初夏に咲く早咲きコスモス: 《見ごろ》
・今季の花は7月上旬まで、5万本
○ 今咲いている花:花菱草、てっせん、すいかずら、
山あじさい、ていかかずら
○ これから咲く花:紫陽花
もう梅雨に入ったのでしょうか。今日一日だけの晴れ間、明日からはしばらく雨が続くようです。
今、次のコスモスを育てています。花は8月に入ってからでしょうが、毎日少しづつ種まきをしています。今度はタキイとサカタで品種をそろえましたので20種類をこえると思います。秋の分は6月中ごろからまきします。だいたい種をまいて80日ぐらいで開花しますので開花時期を調節します。当寺では苗床プランターに種をまき、大きくなれば庭に定植します。苗プランターは1000鉢用意してあり、一鉢に100~150本育てるので都合10万本以上になります。10万本を3人でやりますから、夏中大変な作業です。よくコスモス畑で100万本とか1000万本と自称しているのは、まいた種の量ということでしょうか。まいた数と植えた数には違いがあります。
〔俳句〕
「ゆふべみつ 夜を見つ 野ばら 真白なり」 篠田悌二郎
〔和歌〕
「あふちさく 梢に雨は ややはれて
軒のあやめに 残る玉水」
前大納言経親・風雅346
「アウチの咲く梢に、雨はようやく晴れて、軒に葺いた菖蒲の葉には、まだ玉のような雨水の雫が残っている。」
・あふち=センダンの古名。初夏の頃、薄紫の小さな花が樹上に高く群がり咲く。
〔釈教歌〕
「道のべの 蛍ばかりを しるべにて
ひとりぞ出づる 夕闇の空」
寂然法師・新古今1951
「道のほとりの蛍の光だけを道案内として、一人出かけることだ。夕闇の空に。」
・『摩カ止観』の「二乗は但空にして、智は蛍火のごとし」を詠む。
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