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2011年5月25日 (水)

初夏のコスモス   5・25

  初夏に咲く早咲きコスモス: 《見ごろ》

        ・今季の花は7月上旬まで、5万本

  今咲いている花:花菱草、てっせん、すいかずら、

山あじさい、ていかかずら

  これから咲く花:紫陽花

もう梅雨に入ったのでしょうか。今日一日だけの晴れ間、明日からはしばらく雨が続くようです。

今、次のコスモスを育てています。花は8月に入ってからでしょうが、毎日少しづつ種まきをしています。今度はタキイとサカタで品種をそろえましたので20種類をこえると思います。秋の分は6月中ごろからまきします。だいたい種をまいて80日ぐらいで開花しますので開花時期を調節します。当寺では苗床プランターに種をまき、大きくなれば庭に定植します。苗プランターは1000鉢用意してあり、一鉢に100150本育てるので都合10万本以上になります。10万本を3人でやりますから、夏中大変な作業です。よくコスモス畑で100万本とか1000万本と自称しているのは、まいた種の量ということでしょうか。まいた数と植えた数には違いがあります。

〔俳句〕

「ゆふべみつ 夜を見つ 野ばら 真白なり」 篠田悌二郎

〔和歌〕

「あふちさく 梢に雨は ややはれて

         軒のあやめに 残る玉水」

           前大納言経親・風雅346

「アウチの咲く梢に、雨はようやく晴れて、軒に葺いた菖蒲の葉には、まだ玉のような雨水の雫が残っている。」

・あふち=センダンの古名。初夏の頃、薄紫の小さな花が樹上に高く群がり咲く。

〔釈教歌〕

「道のべの 蛍ばかりを しるべにて

         ひとりぞ出づる 夕闇の空」

          寂然法師・新古今1951

「道のほとりの蛍の光だけを道案内として、一人出かけることだ。夕闇の空に。」

・『摩カ止観』の「二乗は但空にして、智は蛍火のごとし」を詠む。

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