春の花だより 5・14
○ 初夏の早咲コスモス:3分咲き
見頃・5月下旬~7月上旬、5万本
○ 今咲いている花:しゃが、花菱草、てっせん、
梅花うつぎ
○ これから咲く花:山あじさい
晴れ、梅雨のような湿気も消えこの春一番の爽やかなお天気になりました。早咲コスモスは昨日まで2分咲き程度かなと見ていたのですが、今日はもう三分咲となりました。いつも言うようにどれも大きな花です。葉っぱは青々しています。花は秋と少しも変わりません、ただ葉の色が秋とすこし違います。夏を越したコスモスはどうしても下葉が枯れて茶色くなります。今のは上から下まで若葉のように瑞々しく生き生きとしています。この若々しいコスモスを大勢の人に御覧いただきたいですね。6月が見頃ですが、今日明日が気候としては絶好のお出かけ日よりです。
〔俳句〕
「申分 なき日和得て 初夏の旅」 高浜年尾
〔和歌〕
「時やいつ 空にしられぬ 月雪の
色をうつして さける卯花」
二品法親王覚助・玉葉305
「一体、季節はいつなんだろう。空では関知しない月や雪の色をそっくりそのままにまねて、盛りに咲いている卯の花よ。(今は夏か秋か、それとも冬なのか)」
〔釈教歌〕
「立ち帰り くるしき海に 置く網も
深きえにこそ 心引くらめ」
寂蓮法師・新古今1940
「極楽浄土から現世に帰ってきて、生死の苦海に沈んでいる人々を救い取るために張り置く網も、深い縁のある人に心が引かれることであろう。」
・ 「引接結縁楽」を詠む。
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