初夏のコスモス 5・29
初夏の早咲きコスモス: 《見ごろ》5月下旬~7月上旬
5万本
○ 今咲いている花:花菱草、すいかずら、山あじさい、
ていかかずら
○ これから咲く花:紫陽花
台風接近で天気は荒れ模様です。今日は庭仕事はお休みで、文字通りの晴耕雨読の一日になりそうです。
以前から気になっていた当寺の古い案内パンフを読み返しました。50年前のものなので、写真や絵がなく文字がびっしりと詰まっていてその字の小ささにおどろきます。有名な学者さんの解説なので内容は充実していて読みごたえはあります。いずれ復刻してもよいものです。そのパンフに掲載されている俳句を少し紹介します。
「卯月草に 坐像立像の たたづまひ」 葛丈
「外向に 立たせる諸仏 鵙(もず)高音」 玉骨
般若寺には多くの文学が残っています。少しづつ発掘して世に出したいと思います。
〔俳句〕
「阿弥陀堂 閉して雨の 金鳳華」 長谷川史郎
〔和歌〕
「さなへとる たのもの水の あさみどり
すずしき色に 山かぜぞ吹く」
前参議忠定・風雅353
「早苗を取り植える、田の表面に張った水は浅く、そこに早苗の浅緑の葉がなびいて、いかにも涼しげな色に見えるように、山風が吹いている。」
〔釈教歌〕
「今日過ぎぬ 命もしかと 驚かす
入相の鐘の 声ぞ悲しき」
寂然法師・新古今1955
「今日が過ぎてしまった。命もまたそれだけ過ぎて少なくなったのだと、はっとさせる入相の鐘の声が悲しいことだ。」
・『出曜経』の「この日すでに過ぎぬれば、命即ち衰滅す」を詠めるか。
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