初夏のコスモス 5・26
○ 初夏の早咲きコスモス: 《見ごろ》
・今季の花は7月上旬まで、5万本
○ 今咲いている花:花菱草、てっせん、すいかずら、
山あじさい、ていかかずら
○ これから咲く花:紫陽花
境内の水鉢で「ひつじ草」の一番花が咲きました。日本の睡蓮の原生種で、自然界では絶滅が危惧される貴重な植物です。当寺ではいつから植えられているのか分りません。小さな睡蓮なので直径30センチくらいの鉢でも育ちます。今まで7鉢あったのを今年、20鉢に増やしました。これから9月ごろまで咲き続け、暑い夏に清涼感をもたらしてくれます。夏場は水を切らさないことが大事です。
コスモスは順調に育ち、今五分から七分咲きぐらいになりました。6月が一番の見ごろです。
〔俳句〕
「すひかづら 今来し蝶も 垂れ下がり」 東中式子
〔和歌〕
「月のこる ねざめの空の 時鳥
さらにおきいでて なごりをぞきく」
前大納言為兼・玉葉340
「有明月の残る、寝覚の空を鳴き過ぎた時鳥よ。感動に堪えず、更に起き出して月を眺めながら声の余韻を味わうよ。」
〔釈教歌〕
「雲はれて むなしき空に 澄みながら
憂き世の中を めぐる月かな」
寂然法師・新古今1952
「雲が晴れて、虚空にすがすがしく澄みながら、衆生のつらい世の中を照らしめぐっている月であることよ。」
・「華厳経」の「菩薩は清涼の月。畢竟空に遊ぶ」を詠む。
| 固定リンク
コメント