春の花だより 5・10
○ 初夏の早咲コスモス:咲きはじめ、1~2分咲き。
見頃・5月下旬~7月上旬、5万本
○ 今咲いている花:白山吹、しゃが、紫雲蘭、花菱草
おがたまの木、てっせん
○ これから咲く花: 山あじさい、梅花うつぎ
今日は梅雨のような蒸し暑さです。奈良では予報ほどの雨は降っていませんが、とにかく暑いです。この暑さはアジサイにとってもコスモスにとっても最適です。同時に草も茂ってきました。これからは時間を見つけてこまめに草取りをします。
ここ二日ほどでコスモスの種まきをしました。まだ秋咲きには1ヶ月早いのですが、試験的に夏じゅう花を咲かす予定です。約3ヶ月で花が見られますので8月上旬から見頃です。夏は植え付け数は少なくして新品種を充実し、17種類を咲かせます。真夏のコスモスもお楽しみに。
〔俳句〕
「座敷まで 届かぬ夏の 木陰かな」 野ば(土+皮)
〔和歌〕
「うすみどり まじるあふちの 花みれば
面かげにたつ 春の藤波」
永福門院・玉葉301
「薄緑の若葉にまじる、紫のオウチの花を見ると、ありありと目の前に見るように思い浮かべられる、過ぎ去った春の藤の花房よ。」
あふち=オウチ。栴檀の古名。初夏、樹上に小さな薄紫の花を群がり咲かせる。
面かげにたつ=「映像として浮ぶ」意に、「波」の縁語「立つ」をかける。
〔釈教歌〕
「色にのみ 染めし心の 悔しきを
むなしと説ける 法のうれしさ」
小侍従・新古今1936
「世の現象である色にばかりとらわれていた心が悔しく思われるのに、その色は、仮の相で、実体のない空なのだ、と説いているみ法のうれしさよ。」
・心経の心をよめる。
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