春の花だより 5・5
○ 今咲いている花:山吹、白山吹、しゃが、日本桜草、
紫雲蘭、おがたまの木
○ これから咲く花:山あじさい、梅花うつぎ、てっせん
○ 早咲きコスモス:今、咲きはじめ
見頃・5月下旬~7月上旬、5万本
こどもの日、端午の節句です。古来、邪気を払うため菖蒲や蓬を軒に挿し、粽や柏餅を食べる。甲冑、武者人形を飾り、庭に幟旗や鯉幟を立てて男子の健やかな成長を願う行事です。近年は子供数が減り、かえって丁寧に飾りをしておられるようです。
前に花の紹介で黒ロウバイをあげていましたが、今年は花つきが悪いので取り下げました。やはり昨年の猛暑が影響したようです。ぼたんやアジサイも成績が悪いです。それに引きかえ山吹とコスモスは例年になくよく咲いています。大きなコスモスを見つけました。測ると11cmをこえていました。
〔俳句〕
「鉄線の 初花雨に あそぶなり」 飴山実
〔和歌〕
「時しらぬ 里は玉河 いつとてか
夏のかきねを うづむしら雪」
前中納言定家・風雅308
「季節を弁えない里は玉河の里だ。一体今を何時であると思ってか、夏の垣根を埋めている真っ白な雪よ。(それは盛りの卯の花なのだ)」
・玉河=摂津の歌枕、三島玉川。 大阪府高槻市
〔釈教歌〕
「願はくは しばし闇路に やすらひて
かかげやせまし 法のともしび」
前大僧正慈円・新古今1831
「願うことは、しばらく現世の迷いの闇路に立ち止まっていて、仏法のともしびを掲げられるようになることだけれど、そうなるであろうか。」
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