初夏のコスモス 6・30
○ 初夏の早咲きコスモス: 《見ごろ》は本日まで、
2ヵ月後の9月になれば秋のコスモスが咲きますのでしばらくお待ちねがいます。
○ 今咲いている花:ひつじ草、睡蓮
○ これから咲く花:夾竹桃、百日紅、百合、紫苑
6月最後の日になりました。6月は「みな月」といいますが、文字通り水の無い「水無月」で終りました。このまま梅雨が終わると、夏場の水は大丈夫でしょうか。当寺では毎日井戸水を活用しています。今のところ水圧もあり問題ないです。しかしあまり晴天が続くと干上がる恐れがあります。一度雨がほしいですね。いま水生植物の全盛期です、花もよく咲かせています。
〔俳句〕
「夜を曇り 瀬々に河鹿の 声きそふ」 篠田悌二郎
〔和歌〕
「月や出づる 星のひかりの かはる哉
すずしき風の 夕やみの空」
伏見院御歌・風雅391
「月が出るのだろうか。(今まで強く輝いていた)星の光が変って来たことだ。涼しい風の吹く、夕闇の空よ。」
〔釈教歌〕
「夢覚めむ そのあか月を 待つほどの
闇をも照らせ 法のともし火」
藤原敦家朝臣・千載1210
「やがて弥勒菩薩が出現して迷いの夢から覚めるでしょうが、その暁を待つ間の闇夜を、この書写した法華経の功徳によって、仏法の灯火で照らして下さい。」
・ そのあか月=竜華の暁。釈迦の入滅後五十六億七千万年の未来にこの世に下生して竜華樹の下で説法し、救済するという、その下生の暁。
・ 法のともしび=仏教語「法灯」を和らげた歌語。仏教の真理・教説が、生者の冥暗・蒙昧を消して明照する喩え。ここでは法華経の喩え。
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