コスモス寺夏の花だより 7・31
○今咲いている花:鬼百合、ひつじ草、睡蓮、
朝顔、百日紅
○これから咲く花:秋海棠、露草、烏瓜 紫苑など
7月、文月は今日で終わり。梅雨が明けてからの大雨で新潟福島をはじめ各地で大きな被害を生じています。しばらくはまだ安定した夏空にはならないようです。
きのうの「平和の塔のつどい」は近年になく多数の参加者を迎えることができました。式の途中に雨が降るあいにくの天気でしたが、皆さんの平和への思い、核をなくそうという熱い気持ちが満ちあふれ最後まで盛り上がっていました。準備から手伝っていただいた方々、参加者の皆様に心より感謝申し上げます。
今日は夕方、10人ほどのコスモスボランティアがやって来られます。先日当寺の法嗣顕任君がタウン誌「よみっこ」に登場させてもらいコスモスを育てる苦労を語ったところ、読者の方からお手伝いしたいと申し出があったのです。暑い時期ですからと、一時間だけコスモス花壇の草取り作業をしていただくことになりました。本当に尊いおこころざしです、無事に作業していただけることを祈念いたします。
〔俳句〕
「文月や 六日も常の 夜には似ず」 松尾芭蕉
〔和歌〕
「みなつきの てるひといへど わがやどの
ならの葉かげは すずしかりけり」
大僧正行尊・玉葉425
「六月の照りつける日が強いころとはいうけれど、私の家の楢の葉陰は涼しくて気持ちがいいよ。」
〔釈教歌〕
「武蔵野の 堀兼の井も ある物を
うれしく水の 近づきにける」
皇太后宮大夫俊成・千載1241
「武蔵野の堀兼の井のように掘り難い井もあるわけだが、嬉しくも掘るにつれて次第に土が湿って水脈が近づいてきたことだ。(仏法を求める者は、小乗の教えから法華経を聴く段階に到ると、漸く成仏の機縁の近づくのを知ることだ。)」
・『法華経』法師品の「善見湿土泥、決定知近水」の心を詠む。
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