般若寺 水仙花だより 11・19
◎水仙: ≪咲きはじめ≫ 花12月~2月
◎コスモス: ≪名残りの花≫
*今週の雨は週末となりました。紅葉の名所ではこれからというのに水を差されたようです。でも明日からは天気回復だそうですからあわてずともいいのではないでしょうか。
当寺ではコスモスと水仙への水やりは助かりました。
今日は外仕事ができませんので、屋内でじっくり読書といきましょうか。10月の忙しい間はまともに本を読めませんでした。翌日の準備があって夜なべ仕事に追われる日々でしたから。通販で購入した本は山のように積みあがっています。積読ではもったいないのでこれから少しずつ読んでいこうと思います。昔から「忙」という字は「心を亡くす」という意味だと言われています。あまり忙しいのも考え物ですね。まあ、当寺ではこれから春までなが―い冬籠りに入るので心配いりません。本を読んでいると寒さも忘れますよ。
〔俳句〕
「茶の花の うひうひしくも 黄を点じ」阿波野青畝
「コスモスの 揺れて少女に みな還る」内藤呈念
「ふくらみて 筆の穂ほどの 水仙花」井出やすはる
〔和歌〕
「初瀬山 ひばらがあらし かねのこゑ
夜ふかき月に すましてぞ聞く」
従三位為子
「初瀬山の、檜原を渡る嵐、古寺の鐘の声を、夜更けの月に照らされた、澄み切った雰囲気の中で聞くよ」
・参考:「みもろつく 三輪山みれば 隠口の
初瀬の檜原 思ほゆるかも」(万葉1095)
| 固定リンク
コメント