般若寺 水仙花だより 11・17
◎水仙: ≪つぼみ≫ 花12月~2月
◎コスモス:≪名残りの花≫
*いま枯れたコスモスのかたづけに精を出しています。寺の人手だけではなかなかはかどりませんが、あちこちからボランティアの作業奉仕があって助かっています。まだすこし花が残っていて抜き取るのは惜しい気もします。しかしいつまでもほおっておけませんし、お天気もいい日ばかりではありません。できるときに片付けておかなければなりません。まだまだコスモスを求めてやってくる人はおられます。まだ最後の花が少しだけ残っているのでそれでご辛抱願っています。花がいつまで続くかは天の気のみぞ知る、ということでしょう。
一方、水仙はゆっくり咲き出し、いま10輪を数える程度です。紅葉が散り終われば水仙の季節に入ります。
〔俳句〕
「托鉢の 衣を濡らし 初時雨」西澤信生
「コスモスの 色また冴ゆる 大気かな」伊藤克子
「笏立つる 葉に水仙の すくと立つ」大橋敦子
〔和歌〕
「すみのぼる たかねの月は 空はれて
山もとしろき 夜はの秋霧」
従三位宣子・玉葉642
「澄み切った月が昇って行く高い峯の上は、空が清らかに晴れて、対照的に山のふもとには白々と夜深い秋霧がたちこめている。」
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