般若寺 水仙花だより 11・27
◎水仙: ≪咲きはじめ≫ 花12月~2月
◎コスモス: ≪名残りの花≫
*今年は浄土宗の法然上人800年御遠忌と浄土真宗の親鸞聖人750年御遠忌に当たっています。京都の知恩院さん、東西本願寺さんをはじめ各御本山で法要が勤められ、全国の檀家さん門徒さんが本山参りをされたので京都の町は大変にぎわいました。そこへ今は紅葉をはじめ秋の行楽真っ最中でどこへ行っても人でごった返しています。
信仰と観光は違うようで実は同じく人間の心を満足させてくれるものなのです。京都や奈良は仏教の都、宗教都市の伝統が長く、観光と信仰が両立している町です。寺などの宗教空間に立てばそれだけで心が癒され甦ることができます。
仏教俳句から親鸞聖人御命日を詠んだ句、
「ゆくところ 雪のふるくに 親鸞忌」西本一都
「小寺には 小寺ながらの 報恩講」矢野牛童
〔俳句〕
「幾尾根の 冬紅葉抜け 奈良山に」 稲岡長
「コスモスに 風の妖精 来て遊ぶ」 田村すすむ
「水仙の 花咲く前の 丈くらべ」 庄中健吉
〔和歌〕
「朝日さす いこまのたけは あらはれて
きりたちこむる あきしのの郷」
前参議実俊・玉葉737
「朝日がさすにつれ、生駒山はくっきりと姿をあらわし、対照的にまだ深く霧が立ちこめている、麓の秋篠の里よ。」
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