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2011年11月 5日 (土)

コスモス寺開花情報   11・5

◎コスモス開花状況: ≪散りはじめ・五分咲≫

*昨日の好天から曇り空に変わってきました。変化の多い秋の空は人の心にたとえられます、男でも女でも人の心は移ろいやすいものだからです。花は少なくなりながらも頑張りを見せています。全体では衰えていますが、個々の花は大きくきれいです。

*昨日の笠塔婆についてちょっと補足します。笠塔婆二基(重要文化財)は刻銘により宋人、伊行吉(いぎょうきち・つ、いのゆきすえ)が弘長元年(1261)父の伊行末(いぎょうまつ、いのゆきよし)の一周忌に追善供養と故国の母の息災を願って建てたことが判明しています。碑銘は比較的長い漢文ですが、割れ目で断絶しているのと磨滅もあって全文は読めません。しかしおおよその宋人石工の来歴、業績が判り大変貴重なものです。古来、建立の伝承は色々あり、平安初期の三論宗の学僧、石淵寺勤操(いわぶちでら・ごんぞう)が建てたとか、また平家物語で知られる南都を焼き討ちした平重衡(たいらのしげひら)の供養塔とみなされた時代もあったようです。重衡の亡霊が登場する能の古曲「笠塔婆」の題材になっています。寺の古絵図によると南大門の脇門の前に描かれ、京街道に面してあり、奈良の惣墓所「般若野二十五三昧」の入口に建っていたことがわかります。日本最古、最大の笠塔婆です。

「コスモスの 花の足許 水仙が」倶咲

「散り初めし コスモス花に 風情あり」倶咲

〔俳句〕

「帰り来て 父母なき山河 暮の秋」 与謝蕪村

「コスモスの 夕日の群れと なりにけり」浦山淑子

〔和歌〕

「すずむしの こゑふりたつる 秋の夜は

あはれに物の なりまさる哉」

和泉式部・玉葉608

「鈴虫が声を張り上げて鳴く秋の夜は、しみじみ心傷む思いが、物事すべてにつけて強くなって行くことだなあ。」

・ふりたつる=高く張り上げる。「振り」は「鈴」の縁語。

・なりまさる=「成り」に「鈴」の縁語「鳴り」をかける。

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