コスモス寺開花情報 11・8
◎コスモス開花状況: ≪名残りの花・3~4分≫
◎水仙花便り:2万本。花期11月下旬~1月。
現在、葉が茂り蕾をつけ出しました。
*いま水仙が茂っている所のコスモスを片付けています。三十三所の観音石像の前に水仙が生育し、周りにほかの花がなくなる冬、真っ白な花を咲かせます。水仙は香りもよく花が多くなれば離れたところでも匂います。数日前まではコスモスが咲いていた同じ場所に生えています。球根はほぼ植えっぱなし状態においてあるのに、毎年決まった時期に芽をだし花をいっぱい咲かせ仏さまを飾ってくれます。水仙は野性的な花で各地の海沿いに自生しているようです。関西では越前海岸と淡路島が有名です。奈良や京都の寺にはどこにでもあるんでしょうが名所と言える所はないようです。当寺では20年前から球根を増やし2万本をこえるまでになりました。
コスモスのように多くはありませんが、やはり「石仏と花」が絵になるようで結構写真愛好者が来られます。奈良の冬の風物詩となっているようです。
「コスモスを 日がな一日 ながめ過ぐ」倶咲
〔俳句〕
「ゆく秋や われとわが知る 身のやまひ」久保田万太郎
「帰り来ても コスモスの揺れ 目に残る」松村富子
〔和歌〕
「吹き分くる 竹のあなたに 月みえて
まがきはくらき 秋風の音」
祝子内親王・風雅582
「(秋風が)高く茂った竹を吹き分ける、その向うに、昇って来る月が折々見えて、下の垣根のあたりはまだ暗く、秋風の音だけが聞える。」
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