コスモス寺開花情報 11・9
◎コスモス開花状況: ≪落花つづく≫
◎水仙花便り:12月~2月。2万本。つぼみ。
*昨日は立冬でした。ようやく平年並みの気温に戻り、朝など肌寒さを覚えます。いよいよコスモスの花にもお別れを告げる日が近づいています。これから紅葉の季節を迎え、それが終われば霜が降り氷が張る寒い冬がやって来ます。あとしばらくの秋を楽しみたいですね。
コスモスが終わるころ当寺では水仙の季節となります。水仙には息が白くなるような寒さが似合います。冬が好きという人もおられますね。寒くなれば体も精神もきりっと引き締まるような気がするとおっしゃいます。水仙は寒水仙とも言ってそんな寒い冬の花です。
「散り行ける コスモス花を 思い出に」倶咲
「水仙は 剣のごとく 葉を立てて」倶咲
〔俳句〕
「たのしさや 草の錦と いふ言葉」星野立子
「コスモスを 入れて撮り合う 老夫婦」村田さだ子
〔和歌〕
「あはれしれと われをすすむる 夜はなれや
松の嵐も 虫のなくねも」
高弁上人・玉葉615
「出家の身にも秋のあわれを知れと、私に強いてすすめているような夜の情趣だなあ。松に吹く嵐も、虫の鳴く音も。」
・『明恵上人集』41、
「秋日高尾の草庵にこもりゐる間、人音たえて虫の音のみさへづる夕に、月の光の雲間よりさそひ、嵐の声松の梢におとづれたる心地、何となく物あはれなるに、世の中あぢきなく思い続け侍る筆ずさみに。」
| 固定リンク
コメント