コスモス寺開花情報 11・13
◎水仙: ≪つぼみ≫ 2万本。花12月~2月
*コスモスの花はめっきり少なくなりました。それでも秋の日ざしの中でピンク、白、赤、黄と色とりどりにきれいな花を咲かせています。今咲いている花は9月に種をまいた分です。背は低いですが苗は若く青々しています。ほとんどのコスモス畑は終わりを迎えた中で数は少なくとも花があることはうれしいかぎりです。これからのコスモスは貴重です。霜が降りるまでのしばしの時を楽しみたいですね。
「日だまりに コスモス友に 一休み」倶咲
「やわらかき 秋の日ざしを 花受けし」倶咲
〔俳句〕
「残菊の なほその蕾 数知れず」 原田一郎
「コスモスに 埋もれてゐたし 眠りたし」緑川啓子
〔和歌〕
「よひのまの むら雲づたひ かげ見えて
山のはめぐる 秋の稲妻」
伏見院御製・玉葉628
「月の出を待つ宵のひと時の、村雲のへりを伝って光の走るのが見えて、山の尾根から尾根を一瞬にめぐり照らす、秋の稲妻よ。」
・評:明確な言葉づかいで、光と影の力強い交錯を、実に劇的に鮮かに描破する。颯爽とした秀吟。稲妻の歌としてこの歌の右に出るものはまずあるまい。巻四の巻軸をきりりとしめくくり、巻五巻頭629の万葉集随一の名作と、堂々と相対している。(岩佐美代子評)
「わたつうみのとよはた雲にいりひさしこよひの月夜すみあかくこそ」(天智天皇・玉葉629、万葉15)
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