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2012年4月12日 (木)

般若寺 春の花だより   4・12

◎桜、椿: ≪満開≫

・レンギョウ、沈丁花、黄水仙、桃、シキミ、グミ

ツルニチニチ草 ≪満開・見ごろ≫

◎山吹:黄色一重咲 ≪五分咲き≫

黄色八重咲 ≪咲きはじめ≫

白山吹 ≪つぼみ≫

・シャガ、紫雲ラン、牡丹、桜草、などは4月中

・矢車草、鉄線、空木、黄菖蒲、などは5

・山アジサイ、早咲コスモス、アジサイ、などは6

*きのうは雨の中を博物館の「貞慶展」に行きました。貞慶の業績を記した年表に、承元三年(1209)「中川寺地蔵院金色一尺六寸釈迦如来像造立の勧進状を起草」との記事があり、両者のつながりを知ることができました。

〈昨日のつづきです〉

〇声明(しょうみょう)の発祥地として有名。

仏教の法要儀式で音楽的にお経を唱えるのは何宗であれ声明(しょうみょう)と言います。日本の声明は大きく分けると天台宗と真言宗の二つ、さらに天台からは融通念仏宗、浄土宗、浄土真宗にも伝わっています。天台の源流は京都大原勝林院・来迎院です。それに対し真言声明の源流は奈良中の川です。中の川上人・実範から弟子の大進上人・宗観(しゅうかん)へ、さらに孫弟子観験(かんげん)、へと伝えられ、中川寺が声明の本山でありました。大進上人の名を取って「大進流」(だいしんりゅう)または「進流」(しんりゅう)と命名されました。さらに中川寺の慈業(じごう)が住職の時、高野山へ伝えられ「南山進流」として栄えました。現在全国の真言宗ではこの進流の声明により法要を行います。それゆえ中の川は真言宗にとっては聖地と言ってもよい土地です。真言宗にとどまらず、仏教音楽を愛好する人々にとっては心のふる里とも言えます。奈良市が世界に誇れる音楽の源流地です。

2) 貴重な石造文化財

〇牛塚:鎌倉時代東大寺興福寺をはじめ奈良の寺寺の復興事業に用いられた資材(おもに石材)を運んだ牛たちの供養塚。鎌倉時代の立派な石塔、石仏と伊勢信仰の記念碑(1616造)が残る。

〇中の川地区の中心地、辻堂の地蔵石仏(1517造)と共同墓地の五輪塔(鎌倉時代)

〇実範上人の五輪塔:中川寺成身院跡に建つ五輪塔は開基の中の川上人・実範のお墓と伝えられる。鎌倉時代。石塔の周囲の雑木林が寺跡と考えられている。

〔短歌〕

「結べども 桃いろにならぬ 愁(うれひ)かな

くれなゐの紐 白妙(しろたへ)の紐」

木下利玄・銀

〔俳句〕

「花もはや (う)金桜に 風雨かな」原石鼎

〔和歌〕

「桜花 日ぐらしみつつ けふも又

月まつ程に なりにけるかな」

橘為仲朝臣・玉葉162

「桜花を一日中見ていて、今日もまた日が暮れ、早く月が出ないかと待つほどの時刻になってしまったよ。」

・はふも又=昨日も一昨日もそうであった心を含む。

・月まつ程=月光でなお花を観賞したい気持ち。

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