般若寺 春の花だより 4・28
◎初夏のコスモス(早咲種):13品種。5万本。≪5月末~7月≫
・チョコレートコスモス ≪5~7月≫
◎山吹:一重咲、八重咲、白山吹 ≪満開≫
・八重桜、椿、シャガ、グミなど ≪満開≫
・矢車草、牡丹、紫雲ラン、花菱草、ツルニチニチ草、≪見ごろ≫
・黄菖蒲、山アジサイ、空木、など ≪5月≫
・紫陽花、未草、など ≪6月≫
*今日から連休、ゴールデン・ウィークの始まりです。初日の今日は絶好の行楽日和です。古都奈良は大勢の観光客でにぎわうことでしょう。青空のもと野山を歩くもよし、水辺で涼風に吹かれるもよし。美術館でゆっくり芸術を鑑賞するのも心のリフレッシュになります。
花の名所は桜から牡丹、シャクナゲなどへ移り変わっています。
当寺の山吹はあと数日は大丈夫です。しかし早く咲いた一重咲はもう散っています。八重咲も強い日差しで花が萎れているのもあります。
つづいて矢車草や花菱草、紫雲ランなど5月の花が咲きだしています。
*今日から5月6日まで「春の秘仏特別公開」をおこないます。秋は毎年恒例ですが、春は臨時です。参詣者のご要望が大きいので連休中はできるだけ毎日開くことにします。
*今日はお不動様のご縁日で、午後1時から護摩供を厳修いたします。
〔短歌〕
「照りとどまる 春の日輪 庭の奥に
緋木瓜(ひぼけ)の花の 熱(ほてり)に倦(う)める」
木下利玄・紅玉
〔俳句〕
「ほろほろと 山吹ちるか 滝の音」松尾芭蕉
〔和歌〕
「ぬれてをる 藤の下かげ 露ちりて
春やいくかの 夕ぐれの雨」
前大納言基良・玉葉277
「雫に濡れながら折る、藤の花の下陰にも露が散って、あの業平の歌さながらに、春はあと何日か、と名残惜しく思われる日の、夕暮の雨よ。」
参考歌:「ぬれつつぞ しひて折りつる 年の内に
春はいくかも あらじと思へば」
業平・伊勢143、古今133
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