般若寺 春の花だより 4・23
◎初夏のコスモス(早咲種):13品種。5万本。≪5月末~7月≫
チョコレートコスモス: ≪5~7月≫
◎山吹:黄色一重咲、黄色八重咲、白山吹 ≪満開≫
・八重桜、椿、シャガ、利休梅、シキミ、グミ≪見ごろ≫
・矢車草、牡丹、花菱草、紫雲ラン、鉄線、空木、などは≪4~5月≫
・アジサイ、ヒツジ草、などは≪6月≫
*今月25日は当寺のご本尊文殊菩薩さまのおまつり、文殊会式です。
一切経を転読したことから別名「一切経転読供養」とも言います。
鎌倉時代、西大寺の叡尊興正菩薩が発願して造顕された丈六文殊菩薩騎獅像が完成した文永4年(1267)からつづく伝統行事です。今年で746年目になります。
この法要では文殊さまの仏徳を称え、参詣者の諸願成就を祈念します。文殊さまは知恵第一の菩薩で私たちにに智恵を授けてくださいます。子供の学業成就だけでなく、近年は、熟年者が物忘れをしないように御利益を願われる方も多くなってまいりました。
25日の頃は山吹の花が満開になり仏様にお供えする香華の花となるでしょう。
「散りたまる 花や般若の 紙の向き」向井去来
八重桜、シャガの花も満開です。きれいな花々で仏様も喜んでいただけることと思います。
〔短歌〕
「草山の 低き雑木が 新芽ふく
枝のさきさき いのちかへり来(き)」
木下利玄・紅玉
〔俳句〕
「山路来て なにやらゆかし すみれ草」松尾芭蕉
〔和歌〕
「ちりうける 山のいはねの ふぢつつじ
色にながるる 谷川の水」
永福門院・風雅288
「散り浮いている、山の岩の根方あたりの藤やつつじの花が、美しい色どりとなって流れて行く、谷川の水よ。」
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