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2012年4月19日 (木)

般若寺 春の花だより   4・19

◎山吹: 黄色一重咲 ≪満開≫

黄色八重咲 ≪五分咲き≫

白山吹 ≪咲きはじめ≫

◎桜・椿: ≪満開~散りはじめ≫

・桃、シャガ、利休梅、グミ、ツルニチニチソウ≪見ごろ≫

・矢車草、紫雲ラン、空木、などは4~5月

◎初夏のコスモス(早咲種):10品種、5万本、5月下旬~7月見ごろ

・チョコレートコスモス:5月~7月

*今日は晴れ。しかし週末はお天気が崩れる予報です。

奈良市中の川の新情報です。「牛塚」の北の方に「護摩石」という石造遺物があることを最近知りました。さっそく石造美術に詳しい縄田雄一氏に尋ねてみると、牛塚から山の中へ入るので案内がないと見つからないとのことでした。

そこで、縄田氏からいろいろデータを拝借しました。写真を見ると、一個の大きな石がきれいな加工を施されています。下は円形、上は正方形。大きさは1メートル四方。上面には50センチ角の真四角の穴を掘っています。そして四隅の角に鍵型のほぞ穴があります。不思議な石です。これはいったい何でしょうか。

用途は何か、可能性をいろいろ考えてみました。

 お堂など建物の礎石か。しかし普通は、ほぞは上に突起があるのにへこんでいる。そして一個しかない、など可能性は低い。

 護摩炉か。しかし穴が浅すぎるようです。火を使った痕跡はないそうです。

 石碑の台石か。この台に立つとしたら相当大きな碑でしょうから、残がいが付近に残っているはずです。なにも見当たらないそうです。

 金属製の塔の台座か。本体は石かもしれないが、四隅の鍵型のほぞ穴は金属製の支柱のようなものが差し込まれたのかも。

いまのところ答えは出ていません。謎めいた石です。製作年代は、風化の具合からして鎌倉時代以前と考えられるでしょう

この石がある道は本通りからは外れていますが、縄田氏によれば、護摩石のある細い道は浄瑠璃寺の南側、「水のみ地蔵」の前を通る「伊賀越え伊勢街道」であったそうです。そういえば、浄瑠璃寺は現在北に門がありますが、解脱上人貞慶さんは南大門を建てていますから、南からの入口が正門であったのです。寺への参詣道にありますから、浄瑠璃寺に関係する門標石のようなものが立っていたのかもしれません。

しかし修験道の山林修行の遺跡である可能性も残ります。当尾の里には山間の修行場が多くあり、石造遺物が豊富ですから。

一度行ってみたいです。縄田氏にはご案内をお願いしています。

〔短歌〕

「昼山の 松ふく風の 音澄めり

あかるき道を 一人しあゆむ」

木下利玄・紅玉

〔俳句〕

「雨に咲く 山吹の黄の めさむる黄」山本岬人

〔和歌〕

「吹く風に とまりもあへず ちるときは

やへ山吹の はなもかひなし」

藤原興風・風雅280

「吹く風のために、とどまろうとしてもとまりきれず散る時は、八重山吹の花といっても、花びらの沢山あるかいもないことだ。」

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