般若寺 コスモス花だより 9・30
◎ 秋のコスモス:≪五分咲き≫
・見頃の期間: 9月下旬~11月
・満開の状態: 10月上旬~下旬
35種類、15万本。
〇 秋海棠(しゅうかいどう)≪満開≫
〇 紫苑(しおん) ≪満開≫
〇 彼岸花(ひがんばな)≪満開≫
*いまコスモスの背たけは150~160㎝ほどになって花は〈五分咲き〉の状態です。葉は青々と茂り、茎はまっすぐに立っています。しかし残暑の影響で開花は一週間ほど遅れました。〈見ごろ〉にはあと少しというところです。しかし新種のスノーパフ、ローズボンボン、クランベリー、シーシェル、ピコティ、サイケ、スカーレット、デイドリーム、ハッピーリング、イリュージョンなど珍しい品種は今が見ごろです。
*きょうで9月、長月は終わり。明日からは10月、神無月(かみなづき、かんなつき)です。全国の八百万の神々が出雲大社へ集り、他の国にはおられなくなるからといいますが、ほかに「雷のない月」「新穀により酒を醸す月」という説があります。
台風17号が接近中です。いまの予報では近畿上陸は無いようです。しかし勢力が大きいので雨風の影響は出るでしょう。無事に早く通り過ぎてほしいものです。
残念ながら今夜の仲秋の名月はだめになりそうです。明日の十六夜の月に期待しましょう。
「名月や 畳の上に 松の影」宝井其角
「名月を とってくれろと 泣く子かな」小林一茶
〔短歌〕
「男体の うへの青空 しろき雲
山の秋の日 おだやかに募る」
木下利玄・銀
〔俳句〕
「コスモスの 色の分れ目 通れさう」稲畑汀子
〔和歌〕
「さをしかの しかならはせる 萩なれや
たちよるからに をのれおれふす」
紫式部・玉葉495
「牡鹿が。(自分の妻として)そうするように習慣づけた萩なのだろうか、折ろうとして側に寄っただけで、自分から折れ伏しているよ。」
・さをしかの=「小男鹿」と「然か」(そのように)とを重ねて声調を整えた技巧。
☆日本古典音楽の源、南山進流声明の聖地・中の川と
神の山である世界遺産・春日山原始林は
世界に誇る日本の宝。
春日山の生物多様性を保全する観点からも
ここに「奈良市営ゴミ焼却場」を移設するのは不適です。
中の川地区は柳生の里、当尾の里への入り口です。
歴史古道・伊賀伊勢道の観光スポットとして活かすべきです。
奈良市は「古都」「国際文化観光都市」の名に恥じない
良識ある判断をしてください。
真言宗の皆さん、実範上人の御廟へお参りください。実範師のお弟子さん、大進上人宗観さんは進流声明の元祖です。上人たちのおられた中ノ川寺成身院跡が開発破壊の波にさらされようとしています。危ないです。どうぞお守りください。
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