般若寺 季節の花だより 5・24
《いま咲いている花》
○春咲コスモス:≪満開・少し盛りを過ぎました≫ 千本程。
ソナタ、ビッキーという種類が咲いています。
低い背丈に赤白ピンクの大きな花が鮮やかです。
○初夏咲コスモス:≪咲きはじめ≫5月下旬~7月上旬。15種類、3万本。
今、70㎝ほどになっています。花が咲きそろう頃には1mをこえる高さになります。
・梅花うつ木:≪満開≫ 純白の香りのする花です
・花菱草、矢車草:≪満開≫ 黄色と青色が調和しています。
・睡蓮:≪咲きはじめ≫初夏らしい花です、ヒツジ草はまだです。
○山アジサイ:≪つぼみ≫小さな手毬花が色づいてきました。
《これから咲く花》
・黄ショウブ、スイカズラ、定家カズラ:5月下旬
・アジサイ:6月上旬~6月下旬
*「南朝御聖蹟を顕彰する」49.
昨日の南朝顕彰碑建碑除幕式は天候にも恵まれて多くの参会者を迎え式典を成功裏に終えることができました。ここに参会者の御名を掲載して御礼に代えたいと思います。
南朝御聖蹟般若寺顕彰碑除幕式
平成二十五年五月二十三日
〔御参会者名簿〕
真言宗智山派 笠置寺 小林慶範 長老
真言律宗総本山西大寺 法務執事 酒部浩明 根聖院住職
真言律宗宗務長 浄瑠璃寺 佐伯快勝 住職
真言律宗 岩船寺 植村幸雄 住職
真言律宗宗議会議長 荘厳浄土寺 松村隆誉 住職
浄土宗吉田寺 山中真悦 住職
氷室神社 大宮守人 宮司
大塔会・南朝歴史研究会 菊井一之 理事長
川井あや子 理事
小林佐代子 理事
吉野郡川上村後南朝の御末裔 岡西 氏
西本 氏
手貝町弁才天・八鉄神社奉賛会代表 横田利孝氏
奈良阪町自治会副会長・奈良豆彦神社翁舞保存会
村田昌三氏
般若寺町自治会副会長 田中 氏
般若寺美咲会代表 加藤悦子氏
長谷川千亜紀氏
伊賀勝手神社 瀧野 宮司
中ノ川成身院遺跡の保存顕彰を考える会 厚井弘志氏
般若寺護持会会員 水本弘美氏
榊隆氏、
菜畑維氏
立堀照美氏
般若寺信徒総代 奥城佐傳氏、
奥城節氏
黒石材店 黒康晴氏
奈良新聞社 藤井博信氏
*「携帯基地局と電磁波問題」52.
1.携帯電話から身を守る
(タ)国に対して求めること
○携帯電話会社に「SAR値を表示すること」を義務づける。
○SAR値の値は「生体組織1g当たり」「局所ピーク」のものとする。
○SAR値はガイドラインではなく、法規制基準とする。
○SAR値は「その年にもっとも厳しい数値を定めた国」のものを参考にし、同等またはそれ以上の数値を採用する。
○「予防原則」にのっとり、国民に携帯電話のリスクを周知させる。
○16歳以下の子どもに携帯電話の使用を禁止し、携帯電話会社に対して「子ども向け携帯電話の広告・販売をすること」を禁止する。
〔短歌〕
「向つ峰(むかつを)の 桙(ほこ)杉むらを 襲ふ雨
風あし疾(はや)み たたなはる見ゆ」
木下利玄・一路
〔俳句〕
「朴の花 しばらくありて 風渡る」高野素十
〔和歌〕
「ほととぎす 鳴きつる雲を かたみにて
やがてながむる 有明の空」
式子内親王・玉葉332
「ちょうどあの実定詠のように、時鳥の鳴いた、そのあたりの雲をその声のかたみとも思って、そのままじっと眺めている、有明月の空よ。」
・参考:「時鳥 鳴きつる方を ながむれば
ただ有明の 月ぞ残れる」(千載161、実定)
*『平家物語』を読む。 (休みます)
*秋艸道人、会津八一先生の歌集『鹿鳴集』より、奈良愛惜の歌。
〈香具山にのぼりて〉
「かぐやまの こまつかりふせ むぎまくと
をのうつひとの あせのかがやき」
〈奈良坂にて〉
「ならさかの いしのほとけの おとかひに
こさめなかるる はるはきにけり」
〈東京にかへるとて〉
「あをによし ならやまこへて さかるとも
ゆめにしみえこ わかくさのやま」
〈東京にかへりて後に〉
「ならやまを さかりしひより あさにけに
みてらみほとけ おもかげにたつ」
「夢にまで見える若草山」「面影にたつ御寺御仏」はいつまでもたいせつに残しておきたいものです。
*今、若草山の北麓、浄瑠璃寺や正倉院、東大寺、春日山に近い「中ノ川・東鳴川」に奈良市のごみ焼却場を建設するというとんでもない計画があります。 最近の奈良市長の発言によれば、第二候補地(東鳴川)を選定しようとしているようですが、ここは浄瑠璃寺まで数百メートルの直近の距離です。ここに焼却場ができ、高い煙突から煙が吐き出されることになれば、日本の宝、世界の宝である神聖な庭園風景と珠玉の文化財が破壊されます。これは最悪の無謀な選択です。策定委員会と市長は撤回すべきです。
悠久の大和、奈良の山々は日本人の心のふるさと、国のまほろばです。
日本のふるさと、国のまほろばを失えば日本人は亡国の民となってしまいます。
全国の日本文化を愛し、国を思う人々に訴えます。奈良市当局へ抗議の声を届けてください。今ならまだ間に合います。
そして当尾の里、浄瑠璃寺様、岩船寺様を励ましご支援してあげて下さい。
「やまとは 国のまほろば たたなづく
青垣やまごもれる やまとしうるはし」
日本武尊(やまとたけるのみこと)・古事記
この問題を詳しく知りたい方は、
ホームページ『奈良市クリーンセンター建設計画に関する課題について』をご覧ください。本計画の問題点が的確にまとめられています。HP「般若寺」にリンクされています。
*木津川市の鹿背山(かせやま)は、奈良時代に一時期都があった恭仁京(くにきょう)の左京(都の東部、旧加茂町)と右京(都の西部、旧木津町)を隔てる中央部に当たります。恭仁京の宮城は左京の木津川北部に置かれていたので、平城京などと比べると変則的な都城設計になっています。鹿背山はいわば都の中央の甘南備山(かんなび、神が住まうお山)であり、川沿いには「瓶の原(みかのはら)離宮」もありました。奈良時代の大宮人は平城京にはなかった水辺のある都住まいを楽しまれたことでしょう。
木津川市の市長さんへ提言します。ごみ焼却場をやめて現代版「みかのはら離宮」、市民のための離宮を作り歴史公園として全国発信されたらどうでしょうか。拍手喝采を得られますよ。さすれば木津川市の将来展望は明るいです。
もっと積極的に歴史的自然景観を活用すべきです。ああもったいなや。
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