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2013年5月11日 (土)

般若寺 春の花だより  5・11

 

○春咲コスモス:≪満開≫ 千本程。

   ソナタ、ビッキーという種類が咲いています。

低い背丈に大きな花です。

・からたねおが玉、しゃが、紫雲らん、大てまり:≪満開≫

・踊子草、金鳳花、ツルニチニチ草:≪満開≫

・花菱草、矢車草:≪満開≫

・グラジオラス:≪咲きはじめ≫

 

《これから咲く花》

○山アジサイ:≪つぼみ≫

・黄ショウブ、梅花うつ木:5月中旬

○初夏咲コスモス:5月下旬~7月上旬。15種類、3万本。

・アジサイ:6月上旬~6月下旬

 

 

*「南朝御聖蹟を顕彰する」㊱

『太平記 巻第二』(長谷川端校注訳、小学館刊、1994)

「主上御出奔師賢卿天子の号の事」

元弘の変:

〈 やがて北山松嶺寺(本ブログ㉚にてふれています)といふ処を御所になし、主上臨幸の由をば披露せで、衆徒の心を伺ひ給へば、この比慈宝顕宝、尊勝院西室の院主にて、関東の一族なりしかば(北条氏一門か)、彼の権威に恐れて、与力の衆徒も少なかりしかば、かくては南都の皇居叶ふまじかりけりとて、次の日二十六日、和束(わつか)の鷲峰山(じゅぶうせん、金胎寺)へ入らせ給ひけり。ここはまた山深く里遠くして、何事の計略も叶ふまじければとて、同じき二十七日、潜幸の儀式を引きつくろひ、南都の衆徒少々召し具せられ、笠置の岩屋へ臨幸なる。あさましかりし事どもなり。〉

 一方。師賢卿が後醍醐天皇の身代わりとなって比叡山へ登られたところ、叡山衆徒は六千人集まり東坂本で六波羅勢を打ち破った。

 そして衆徒たちが東塔院への臨幸を促そうと皇居に参列した。すると、

〈その折節深山下風(みやまおろし)烈しくて、御簾を吹き上げたるに、竜顔を拝し奉りたれば、主上にては御座(ましま)さで、尹大納言師賢卿(ゐんのだいなごんもろかたきょう)の、天子の袞衣(こんい、袞竜の御衣の略、天皇の礼服)着し給へるにてぞありける。大衆らこれを見て、「天狗の所行か」と、興を醒ます。〉

 山門衆徒の心変わりを察知された尊雲法親王、尊澄法親王、両親王は比叡山を脱出し笠置へ向かわれるのである。

 (つづく)                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                            

 

*「携帯基地局と電磁波問題」㊹

二日前、ここに連載引用させていただいている古庄弘枝様から新著作の御本を頂戴いたしましたのでご紹介いたします。同封のお手紙によると、当寺へもお越しいただいているようで、寺のことをよく知っておられます。

 古庄弘枝 著

『携帯電話亡国論―携帯電話基地局の電磁波「健康」汚染』

 藤原書店 刊行

 2013年4月30日 発行

 定価 本体2,000円+税

本の帯には、

「ひどい耳鳴、めまい、頭痛、不整脈、不眠、鼻血・・・・

        電磁波汚染が

われわれの全生活を包囲している‼

 国民一人に一台以上(普及率108,0%)、爆発的に普及する、〈ケータイ〉〈スマホ〉。その基地局はマンションの上、幼稚園や小学校の近くにも増えつづける。

町じゅう、駅なか、家庭の〈無線LAN〉アクセスポイント。〈モバイル基地局〉、そして全国で〈スマートメーター〉(電気使用量を電磁波で送信)導入が決定。「圏外」のない生活=便利!?四六時中電磁波にさらされ、健康が冒されている。」

とあります。電磁波の危険についての最新のデーター満載です。ぜひお読みください。

 

〔短歌〕

「つつましく 君は小さき 手をあらふ

         好きなその手が おとなしく濡る」

           木下利玄・銀

〔俳句〕

「阿弥陀堂 閉ざして雨の 金鳳華」長谷川史郊

〔和歌〕

「うすぐもる 青葉の山の 朝あけに

         ふるとしもなき 雨そそくなり」

           権大納言公宗・風雅311

「薄曇りの、青葉に包まれた山の明け方に、降るとも見えない雨が細かに降りそそいでいるようだ。」

 

*『平家物語』を読む。

巻第十 「維盛入水」の段、

「 就中(なかんづく)に、出家の功徳莫大なれば、先世の罪障みなほろび給ひぬらん。たとひ人あッて七宝の塔をたてん事、たかさ三十三天にいたるとも、一日の出家の功徳には及ぶべからず。たとひ又百千歳の間百羅漢を供養したらん功徳も、一日の出家の功徳には及ぶべからずと説かれたり。つみふかかりし頼義、心のたけきゆへに往生とぐ。させる御罪業ましまさざらんに、などか浄土へまいり給はざるべき。其上当山(熊野本宮)権現は本地阿弥陀世来にてまします。はじめ無三悪趣の願より、おはり得三宝忍の願にいたるまで、一々の誓願、衆生化度の願ならずといふ事なし。」

 

*秋艸道人、会津八一先生の歌集『鹿鳴集』より、奈良愛惜の歌。

〈三輪の金屋にて路傍の石仏を村娘の礼するを見て〉

「みみしふと ぬかづくひとも みわやまの

         このあきかぜを きかざらめやも」

〈奈良坂にて〉

「ならさかの いしのほとけの おとかひに

         こさめなかるる はるはきにけり」

〈東京にかへるとて〉

「あをによし ならやまこへて さかるとも

         ゆめにしみえこ わかくさのやま」

〈東京にかへりて後に〉

「ならやまを さかりしひより あさにけに

         みてらみほとけ おもかげにたつ」

 「夢にまで見える若草山」「面影にたつ御寺御仏」はいつまでもたいせつに残しておきたいものです。

 

*今、若草山の北麓、浄瑠璃寺や正倉院、東大寺、春日山に近い「中ノ川・東鳴川」に奈良市のごみ焼却場を建設するというとんでもない計画があります。          最近の奈良市長の発言によれば、第二候補地(東鳴川)を選定しようとしているようですが、ここは浄瑠璃寺まで数百メートルの直近の距離です。ここに焼却場ができ、高い煙突から煙が吐き出されることになれば、日本の宝、世界の宝である神聖な庭園風景と珠玉の文化財が破壊されます。これは最悪の無謀な選択です。策定委員会と市長は撤回すべきです。

悠久の大和、奈良の山々は日本人の心のふるさと、国のまほろばです。

日本のふるさと、国のまほろばを失えば日本人は亡国の民となってしまいます。

全国の日本文化を愛し、国を思う人々に訴えます。奈良市当局へ抗議の声を届けてください。今ならまだ間に合います。

そして当尾の里、浄瑠璃寺様、岩船寺様を励ましご支援してあげて下さい。

 

「やまとは 国のまほろば たたなづく

青垣やまごもれる やまとしうるはし」

  日本武尊(やまとたけるのみこと)・古事記

 

この問題を詳しく知りたい方は、

ホームページ『奈良市クリーンセンター建設計画に関する課題について』をご覧ください。本計画の問題点が的確にまとめられています。HP「般若寺」にリンクされています。

*きたる5月16日に、旧中川寺成身院にあった薬師如来像を所蔵される木津川市鹿背山地区の「西念寺」様と「鹿背山不動尊」様を拝観するハイキングがあります。午後一時般若寺駐車場へ集合、自動車に乗り合わせて現地へ向かいます。4時過ぎには終わる予定です。ご希望の方は当日参加してください。

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