般若寺 春の花だより 5・3
《今咲いている花》
○山吹 :ほぼ終わり。今年の花は例年に比べて豪華で長く咲きました。また来年の花を楽しみに育てていきます。
○春咲コスモス≪三分咲き≫
ソナタ、ビッキーという種類が咲いています。
低い背丈に大きな花です。
・牡丹、椿、しゃが、紫雲らん、藤、大手鞠:≪満開≫
・踊子草、金鳳花、ツルニチニチソウ:≪満開≫
・花菱草、矢車草≪五分咲≫
○山アジサイ:≪つぼみ≫
《これから咲く花》
・黄ショウブ、梅花うつ木:5月上旬
○初夏咲きコスモス:5月下旬~7月上旬。15種類、3万本。
・アジサイ:6月上旬~6月下旬
*「南朝御聖蹟を顕彰する」㉘
『元弘の変』 後醍醐天皇 笠置寺御遷御のこと
岡見正雄著『太平記(一)』補注2-50〔南都の東南院へ入せ給ふ〕
〈 東南院は南都東大寺の三論宗の本所とされた寺であった。しかし、醍醐の聖宝が院務となって以来、真言宗の僧が入り、東密との兼学が行なわれ、院家の尊勝院と共に歴代東大寺別当に任ぜられる者が多かった。この時の東南院僧正は百十九代東大寺別当の聖尋僧正。関白鷹司基忠の子で、東大寺百十一代、百十三代、百十六代別当聖忠僧正の弟で、文保三年(1319)聖忠の寂後に東南院を継ぎ、醍醐座主や東寺一長者にもなったが、元弘の乱後に遠流に処せられた(太平記巻四・笠置囚人死罪流刑事、東南院院務次第によれば元弘二年六月十九日長州に配流)。
この時、元弘元年に後醍醐天皇が東大寺に行幸した事は興福寺略年代記の元弘元年条に、
「後醍醐上皇八月二十四日夜竊(ひそかに)東大寺に行幸。 同二十六日暁和束に遷御。二十七日笠置寺に遷御し給ひ了。」 「九月関東大軍にて笠置を攻め破る。」とあり、〉
(つづく)
*「携帯基地局と電磁波問題」㊳
1.携帯電話から身を守る
(ヘ)機種はSAR値の小さいものを選ぶ
携帯電話を使うとき、「距離」と「時間」に気をつける他に、携帯電話の機械本体から出る電磁波にも気をつけたい。本体から出る電磁波を避けるには、SAR値の小さい機種を選ぶことだ。SAR値は、からだに電磁波(エネルギー)がどれだけ熱量として吸収されるかを表わす単位。からだ全体に吸収される熱量を示すときは「全身SAR値」、脳や頭など、限定したからだの一部に吸収される熱量を示すときには「局所SAR値」が使われる。
携帯電話の場合、機械本体から出る電磁波の強度は、「局所SAR値」で表示されている。イギリスやフランス、サンフランシスコ市(アメリカ)などでは、携帯電話を販売する際に、わかりやすくSAR値の表示をしたり、パッケージに表示するよう、奨励されたり、義務づけられている。
(古庄弘枝著『見えない汚染「電磁波」から身を守る』より)
〔短歌〕
「子供の頃 皿に黄を溶き 藍をまぜし
かのみどり色に もゆる芽のあり」
木下利玄・銀
〔俳句〕
「山吹や 折々はねる 水の月」正岡子規
〔和歌〕
「さくらいろの 衣にも又 わかるるに
春をのこせる やどの藤波」
式子内親王・風雅304
「(春に別れるばかりか)桜色に染めた美しい春着にもまあ別れてしまったのに、ひとり春の風情を残している、私の家の波のような藤の花よ。」
・さくらいろ=襲ねの色目。表白、裏は赤・濃紫など諸説ある。春の衣装の意でいう。
*『平家物語』を読む。
巻第十 「熊野参詣」の段、
「 三重(一の滝がいわゆる那智の滝で、その上流400mに二の滝、さらに上流500mに三の滝がある)に漲りおつる滝の水、数千丈までよぢのぼり、観音の霊像は岩の上にあらはれて(青岸渡寺の縁起によると、天竺の裸形上人が那智の滝つぼで観音の坐像を得、これを祭ったのが同寺の起源である)、補陀落山(ふだらくせん、インドにある観音菩薩が住む山)ともいッつべし。霞の底には法華読誦の声きこゆ、霊鷲山(りやうじゅせん、釈迦が説教をしたインドにある町)とも申しつべし。抑々権現(那智飛龍権現、本地は千手観音)当山に跡を垂れさせましましてよりこのかた、我朝の貴賤上下歩みをはこび、かうべをかたむけ、たな心をあはせて、利生(りしやう)にあづからずといふ事なし(御利益をこうむらないものはない)。僧侶されば甍をならべ、道俗袖をつらねたり(だから、僧侶は庵を作って瓦屋根を並べ、出家も俗人も相たずさえて修行をしている)。寛和夏の比、花山の法皇十善の帝位をのがれさせ給ひて(寛和は花山天皇の時の年号。花山天皇は寛和二年の夏退位、冬に比叡山で受戒、それから熊野に籠られた)、九品の浄刹ををこなはせ給ひけん、御庵室の旧跡には(九品浄土への往生のための修行をなさったという庵室の旧跡)、昔をしのぶとおぼしくて、老木の桜ぞさきにける。」
(つづく)
*秋艸道人、会津八一先生の歌集『鹿鳴集』より、奈良愛惜の歌。
〈当麻寺にて〉
「ふたがみの すそのたかむら ひるがへし
かぜふきいでぬ たふのひさしに」
〈奈良坂にて〉
「ならさかの いしのほとけの おとかひに
こさめなかるる はるはきにけり」
〈東京にかへるとて〉
「あをによし ならやまこへて さかるとも
ゆめにしみえこ わかくさのやま」
〈東京にかへりて後に〉
「ならやまを さかりしひより あさにけに
みてらみほとけ おもかげにたつ」
「夢にまで見える若草山」「面影にたつ御寺御仏」はいつまでもたいせつに残しておきたいものです。
*今、若草山の北麓、浄瑠璃寺や正倉院、東大寺、春日山に近い「中ノ川・東鳴川」に奈良市のごみ焼却場を建設するというとんでもない計画があります。 最近の奈良市長の発言によれば、第二候補地(東鳴川)を選定しようとしているようですが、ここは浄瑠璃寺まで数百メートルの直近の距離です。ここに焼却場ができ、高い煙突から煙が吐き出されることになれば、日本の宝、世界の宝である神聖な庭園風景と珠玉の文化財が破壊されます。これは最悪の無謀な選択です。策定委員会と市長は撤回すべきです。
悠久の大和、奈良の山々は日本人の心のふるさと、国のまほろばです。
日本のふるさと、国のまほろばを失えば日本人は亡国の民となってしまいます。
全国の日本文化を愛し、国を思う人々に訴えます。奈良市当局へ抗議の声を届けてください。今ならまだ間に合います。
そして当尾の里、浄瑠璃寺様、岩船寺様を励ましご支援してあげて下さい。
「やまとは 国のまほろば たたなづく
青垣やまごもれる やまとしうるはし」
日本武尊(やまとたけるのみこと)・古事記
この問題を詳しく知りたい方は、
ホームページ『奈良市クリーンセンター建設計画に関する課題について』をご覧ください。本計画の問題点が的確にまとめられています。HP「般若寺」にリンクされています。
*きたる5月16日に、旧中川寺成身院にあった薬師如来像を所蔵される木津川市鹿背山地区の「西念寺」様と「鹿背山不動尊」様を拝観するハイキングがあります。午後一時般若寺駐車場へ集合、自動車に乗り合わせて現地へ向かいます。4時過ぎには終わる予定です。ご希望の方は当日参加してください。
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