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2013年5月 1日 (水)

般若寺 春の花だより  5・1

《今咲いている花》

○山吹 :ほぼ終わりました。今年の花は例年に比べて豪華で長持ちしたようです。また来年の花を楽しみに育てていきます。

○春咲コスモス≪三分咲き≫

   ソナタ、ビッキーという種類が咲いています。

低い背丈に大きな花です。

・牡丹、椿、しゃが、紫雲らん、藤、大手鞠:≪満開≫

・踊子草、金鳳花、きらんそう、ツルニチニチソウ:≪満開≫

・花菱草、矢車草≪咲きはじめ≫

○山アジサイ:≪つぼみ≫

 

《これから咲く花》

・黄ショウブ、梅花うつ木:5月上旬

○初夏咲きコスモス:5月下旬~7月上旬。15種類、3万本。

・アジサイ:6月上旬~6月下旬

*今日から五月、「さつき」のはじまりです。早苗月とも言います。五月晴(さつきばれ)、五月雨(さみだれ)、五月闇(さつきやみ)、これらは陰暦で梅雨の頃の季語です。

 

*「南朝御聖蹟を顕彰する」㉖

岡見正雄著『太平記(二)』補注巻十二「文観上人」の項、

〈 この般若寺の文殊像銘は正中の変と関係させて考えると興深く、

[般若寺の銘文には「奉為法界衆生発菩提心」とあり、続いて「金輪聖主御願成就」と記している。金輪聖主を元亨四年三月の時点で考えると、この年九月正中の変が生じているのに気付く。討幕の謀議発覚事件を端緒に建武中興へとレールがひかれていた。殊音の後醍醐帝・南朝との結び付きを念頭に入れると、金輪聖主こそ御醍醐帝であり、御願成就の御願は天皇親政であったはずである。この八字文殊像は殊音及び藤原兼光の後醍醐帝のための造像であったとかんがえられる](昭和37年月号『ミュージアム』133所収 杉山二郎「般若寺文殊菩薩像について」)。〉

 (つづく)

 

*「携帯基地局と電磁波問題」㊱

1.携帯電話から身を守る

(二)長時間の使用は「精子を傷つける」

 次に「時間」について見てみよう。「短ければ短いほど安全」ということはすでに述べた。

「携帯電話の使用時間と精子との相関関係」について調べた米国の「アガーワル論文」があるので、参考までに見てもらいたい。(参照図あり)「通話時間を短くすることがいかに大事か」ということが、よくわかる。

 一日4時間以上使うヘビーユーザーの場合、「運動する精子は半分以下の45%」「正常な形の勢氏は18%」となっている。

 電磁波のリスクに関する研究が早くから進んでいるロシアでは、放射線防護委員会が、「一回の通話時間は3分以内、次の通話まで15分以上の間隔をあけること」を勧告している。

[アガーワル報告2006]

A)携帯電話を全く使わない人 精子の数8589万個(1cc中) 運動している68% 正常な形40%

B)2時間未満の人     同6903万個  同65%  同31%

C)2~4時間未満の人    同5887万個  同55%  同21%

D)一日4時間以上の人    同5030万個  同45%  同18%

(古庄弘枝著『見えない汚染「電磁波」から身を守る』より)

 

〔短歌〕

「西洋の 絵紙にて 幼馴染みなる

       空いろばなの みちばたに咲く」

         木下利玄・銀

〔俳句〕

「仏壇の 山吹散りし 茶湯かな」正岡子規

〔和歌〕

「夏きては ただひとへなる 衣手に

        いかでか春を たちへだつらむ」

          前大納言為家・風雅303

「夏が来たので衣更えして着た、たった一重の夏衣のせいで、どうして春をすっかり隔て切ってしまうのだろう。(名残惜しいことだ)」

・夏きては=「来て(着て)」「春(張る)」「立ち(裁ち)」と「衣」の縁語を連ねる。

・ただひとへなる=更衣により春から夏となる事に、薄い単(ひとえ)物一枚で春と夏とを偏えに峻別してしまう事をかける。

 

*『平家物語』を読む。

巻第十 「熊野参詣」(くまのさんけい)の段、

「 やうやうさし給ふ程に、日数ふれば、岩田河(今の田辺市付近で海に注ぐ川。今、富田川という。この川を遡って本宮に通じる、いわゆる中辺路が熊野詣の普通の経路である)にもかかり給ひけり。〈この河のながれを一度(ひとたび、一度でも)もわたるものは、悪業煩悩無始の罪障(始を窮めることのできない遠い罪障)き(消)ゆなる物を〉と、たのもしうぞおぼしける。本宮(ほんぐう、和歌山県田辺市本宮町本宮にある熊野坐神社、明治の水害で川の中洲から山上へ移転される)にまいりつき、證誠殿(せうじやうでん、本宮の第三殿で、主神たる素戔嗚尊が祭られる)の御まえにつゐゐ給ひつつ(ひざまずきなさって)、しばらく法施(ほつせ、神仏の前で経を読むこと)まいらせて、御山のやうををがみ給ふに、心も詞もおよばれず。大悲擁護の霞は、熊野山(ゆやさん)にたなびき(衆生を救い護る仏の慈悲深い心は霞となって熊野山にたなびき。熊野山は本宮の背後の山)、霊験無双の神明は、おとなし(音無)河に跡をたる(霊験が他に比類のない神が音無川の岸に仮の姿(本体は仏)を現わした。音無川は本宮の旧社地の前を流れて熊野川に合流する川。本宮の社殿は古く熊野・音無・岩田の三川の合流する川原にあったが、後に現在の山腹に移された)。一乗修行の岸には、感応の月くまもなく(成仏する唯一の教えである法華経の教えを修める川のほとりには神の感応の月がくまなく照り)、六根懺悔の庭には、妄想の露もむすばず(眼耳鼻舌身意の六根が犯した罪をざんげする社の庭には妄想の露も結ばれない)。」

 (つづく)

 

*秋艸道人、会津八一先生の歌集『鹿鳴集』より、奈良愛惜の歌。

〈二上山をのぞみて〉

「あまつかぜ ふきのすさみに ふたがみの

         をさへみねさへ かつらぎのくも」

〈奈良坂にて〉

「ならさかの いしのほとけの おとかひに

         こさめなかるる はるはきにけり」

〈東京にかへるとて〉

「あをによし ならやまこへて さかるとも

         ゆめにしみえこ わかくさのやま」

〈東京にかへりて後に〉

「ならやまを さかりしひより あさにけに

         みてらみほとけ おもかげにたつ」

 「夢にまで見える若草山」「面影にたつ御寺御仏」はいつまでもたいせつに残しておきたいものです。

 

*今、若草山の北麓、浄瑠璃寺や正倉院、東大寺、春日山に近い「中ノ川・東鳴川」に奈良市のごみ焼却場を建設するというとんでもない計画があります。          最近の奈良市長の発言によれば、第二候補地(東鳴川)を選定しようとしているようですが、ここは浄瑠璃寺まで数百メートルの直近の距離です。ここに焼却場ができ、高い煙突から煙が吐き出されることになれば、日本の宝、世界の宝である神聖な庭園風景と珠玉の文化財が破壊されます。これは最悪の無謀な選択です。策定委員会と市長は撤回すべきです。

悠久の大和、奈良の山々は日本人の心のふるさと、国のまほろばです。

日本のふるさと、国のまほろばを失えば日本人は亡国の民となってしまいます。

全国の日本文化を愛し、国を思う人々に訴えます。奈良市当局へ抗議の声を届けてください。今ならまだ間に合います。

そして当尾の里、浄瑠璃寺様、岩船寺様を励ましご支援してあげて下さい。

 

「やまとは 国のまほろば たたなづく

青垣やまごもれる やまとしうるはし」

  日本武尊(やまとたけるのみこと)・古事記

 

この問題を詳しく知りたい方は、

ホームページ『奈良市クリーンセンター建設計画に関する課題について』をご覧ください。本計画の問題点が的確にまとめられています。HP「般若寺」にリンクされています。

*きたる5月16日に、旧中川寺成身院にあった薬師如来像を所蔵される木津川市鹿背山地区の「西念寺」様と「鹿背山不動尊」様を拝観するハイキングがあります。午後一時般若寺駐車場へ集合、自動車に乗り合わせて現地へ向かいます。4時過ぎには終わる予定です。ご希望の方は当日参加してください。

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