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2013年5月 6日 (月)

般若寺 春の花だより  5・6

 

○春咲コスモス:≪五分咲き≫

   ソナタ、ビッキーという種類が咲いています。

低い背丈に大きな花です。

・椿、しゃが、紫雲らん、大手鞠:≪満開≫

・踊子草、金鳳花、ツルニチニチソウ:≪満開≫

・花菱草、矢車草:≪満開≫

 

《これから咲く花》

○山アジサイ:≪つぼみ≫

・黄ショウブ、梅花うつ木:5月上旬

○初夏咲コスモス:5月下旬~7月上旬。15種類、3万本。

・アジサイ:6月上旬~6月下旬

 

*「南朝御聖蹟を顕彰する」㉛

『太平記 巻第二』(長谷川端校注訳、小学館刊、1994)

「主上御出奔師賢卿天子の号の事」

元弘の変:

元弘元年(1331)八月二十三日、幕府の軍勢が大挙して上洛す。

〈「今度東使の上洛は、主上を遠国へ遷し奉り、大塔宮を失ひ奉るべきためなり」と、ことさら山門に披露ありしかば、八月二十四日夜に入って、大塔宮よりひそかに御使を以て主上へ申されけるは、「関東兵使上洛の事は、皇居を遠国に遷し奉り、尊雲を死罪に行ひ候はんためにぞ候ふなる。されば、かやうにて御座の事は叶ふべからず候ふ。(ですから、このままで都にいらっしゃることはよくありません)今夜の程に急ぎ南都の方へ臨幸成し候へ。その故は、禁裏用害の窟(きはめ)にあらず、官軍馳せ参ぜんに遑(いとま)あらず。

(その理由は、皇居は要害を備えた城郭ではなく、また官軍が馳せ参じるには時間がないからです)

 兇徒皇居に襲ひ来たらば、防ぎ戦うに利なく、知謀を廻らすに便りなかるべし。〉

 (つづく)

 

*「携帯基地局と電磁波問題」㊵

1.携帯電話から身を守る

(ト)乗り物の中では電源を切る

 電磁波は「距離」をとればとるほど「安全」だ。しかし、空間が金属によって閉ざされた密閉空間であれば、その中では、いくら距離をとっても、安全にはならない。例えば、電車の中、電磁波は、窓の部分から一部は出ていくが、ほとんどは車体の金属に当たって、反射と重複を繰り返す。

 東北大学大学院理学研究科の助手(2002年当時)本堂毅さん(熱物理学専攻)は、列車内に携帯電話が複数あるとき、重複と反射によって発生する平均電力密度を求める計算式を導き出した。例えば、ある車両で、0,4W の電磁波を出す携帯電話を50人の人が1台ずつ持つと、車両内の総出力の合計は20W 。これを計算式に当てはめると、車内の電力密度が、ICNIRP(国際非電離放射線防護委員会)が定める国際基準値(900MHzで「450μW/㎠」、1,8GHzで「900μW/㎠」)の数倍にもなることがわかった。

 ラッシュ時は、1車両に約300人が乗ることや、携帯電話を使う人が90%いることを考えると、電車の中の電波密度は、どれほどの高さになるのか、空恐ろしいほどだ。まさに、電子レンジの中に閉じ込められたようなものだ。

(古庄弘枝著『見えない汚染「電磁波」から身を守る』より)

 

〔短歌〕

「この君の ふところぬくき にほひより

        われつつむらむ この母らしさは」

          木下利玄・銀

〔俳句〕

「青空へ ふくれあがりて 茶山なる」富安風生

〔和歌〕

「春はすて まだ時鳥 かたらはぬ

       けふのながめを とふ人もがな」

         式子内親王・玉葉296

「春は捨て去り、まだ時鳥は親しげに鳴いてもくれぬ、今日の私のつれづれの物思いを、尋ねて来る人があってほしいなあ。」

・かたらはぬ=「かたらふ」は特に時鳥の声低く鳴く地鳴きをいう。「話を交わす」「親しく語る」意をかける。

 

*『平家物語』を読む。

巻第十 「維盛入水」(これもりのじゅすゐ)の段、

「 三の山の参詣事ゆへなくとげ給ひしかば、浜の宮と申す王子の御まへより、一葉の舟に掉さして、万里の蒼海にうかび給ふ。はるかの沖に山成りの嶋といふ所あり。それに舟をこぎよせさせ、岸に上がり、大きなる松の木をけづッて、中将銘跡を書きつけらる。〈祖父太政大臣平朝臣清盛公、法名淨海、親父内大臣左大将重盛公、法名淨蓮、三位中将維盛、法名淨圓、生年二十七歳、寿永三年三月二十八日、那智の奥(おき)にて入水す〉と書きつけて、又奥へぞこぎいで給ふ。思ひきりたる道なれども、今はの時になりぬれば、心ぼそうかなしからずといふ事なし。比は三月二十八日の事なれば、海路はるかにかすみわたり、あはれをもよほすたぐひ也。ただ大方の春だにも、くれ行く空は物うきに、況やけふをかぎりの事なれば、さこそは心ぼそかりけめ。奥の釣舟の浪にきえ入るやうにおぼゆるが、さすがしづみもはてぬをみ給ふにも、我が身のうへとやおぼしけん。」

 (つづく)

 

*秋艸道人、会津八一先生の歌集『鹿鳴集』より、奈良愛惜の歌。

〈河内国磯長御陵にて太子をおもふ〉

「やまとより ふきくるかぜを よもすがら

         やまのこぬれに ききあかしつつ」

〈奈良坂にて〉

「ならさかの いしのほとけの おとかひに

         こさめなかるる はるはきにけり」

〈東京にかへるとて〉

「あをによし ならやまこへて さかるとも

         ゆめにしみえこ わかくさのやま」

〈東京にかへりて後に〉

「ならやまを さかりしひより あさにけに

         みてらみほとけ おもかげにたつ」

 「夢にまで見える若草山」「面影にたつ御寺御仏」はいつまでもたいせつに残しておきたいものです。

 

*今、若草山の北麓、浄瑠璃寺や正倉院、東大寺、春日山に近い「中ノ川・東鳴川」に奈良市のごみ焼却場を建設するというとんでもない計画があります。          最近の奈良市長の発言によれば、第二候補地(東鳴川)を選定しようとしているようですが、ここは浄瑠璃寺まで数百メートルの直近の距離です。ここに焼却場ができ、高い煙突から煙が吐き出されることになれば、日本の宝、世界の宝である神聖な庭園風景と珠玉の文化財が破壊されます。これは最悪の無謀な選択です。策定委員会と市長は撤回すべきです。

悠久の大和、奈良の山々は日本人の心のふるさと、国のまほろばです。

日本のふるさと、国のまほろばを失えば日本人は亡国の民となってしまいます。

全国の日本文化を愛し、国を思う人々に訴えます。奈良市当局へ抗議の声を届けてください。今ならまだ間に合います。

そして当尾の里、浄瑠璃寺様、岩船寺様を励ましご支援してあげて下さい。

 

「やまとは 国のまほろば たたなづく

青垣やまごもれる やまとしうるはし」

  日本武尊(やまとたけるのみこと)・古事記

 

この問題を詳しく知りたい方は、

ホームページ『奈良市クリーンセンター建設計画に関する課題について』をご覧ください。本計画の問題点が的確にまとめられています。HP「般若寺」にリンクされています。

*きたる5月16日に、旧中川寺成身院にあった薬師如来像を所蔵される木津川市鹿背山地区の「西念寺」様と「鹿背山不動尊」様を拝観するハイキングがあります。午後一時般若寺駐車場へ集合、自動車に乗り合わせて現地へ向かいます。4時過ぎには終わる予定です。ご希望の方は当日参加してください。

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