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2017年9月 8日 (金)

コスモス寺花だより   9・8

 

〔コスモス開花情報〕

≪咲きはじめ≫:秋咲コスモスの早い種類が咲いています。昨日は久しぶりにまとまった量の雨が降りました。これでコスモスは生き返り、グイっと背を伸ばしました。

〇コスモス秋桜の見頃は 9月下旬~11月上旬。

15万本。20種類。 満開は10月上旬です。

 

〇ヒツジ草・姫スイレン:≪見ごろ≫

〇秋海棠(しゅうかいどう):≪満開≫

〇百日紅(さるすべり):≪満開≫

〇夾竹桃(きょうちくとう):≪見ごろ≫

 

≪ニュース≫

99日に般若寺の入口が西から東へ移動します。

カーナビ案内はまだ訂正されていませんから西側入口が表示されますが、

今までの西入口は閉じられます。(国宝楼門横からは入れますが)

これまでは狭い旧街道から入っていただきましたが、新入口は県道754号線(旧国道24号線)に面しているので、そこにはバス・乗用車の駐車場があり、南面して開いた「正面口」から入山拝観していただきます。入口が分かりやすく便利になりました。

 

旧道の京街道へ出ると、南西300mには今年、重要文化財になった「旧奈良監獄(少年刑務所)」の赤レンガ造りの明治建築があり、その近くは会津八一の歌で知られる夕日地蔵、忍性菩薩が建てた北山十八間戸がある般若坂です。

 

〔俳句〕

「蜻蛉(とんぼう)」の 尻でなぶるや 角田川」一茶

訳:とんぼの尻でからかっているのだろうか。隅田川。

 

〔秋艸道人会津八一歌集『鹿鳴集』。奈良愛惜の名歌〕

〈東大寺にて〉

「あまたたび このひろまへに めぐりきて

       たちたるわれぞ しるやみほとけ」

(数多度この広前に巡り来て 立ちたる我ぞ知るや御仏)

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》を再開します。

935

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の上

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

如意輪精舎後裔苾芻慈光 編録

『宇治孤嶋石塔供養式』

(うじことうせきとうくようしき)

 

*康応元年(一三八九)三月廿五日に、宇治橋寺放生院住持の深泉大徳が勧化して行った、興正菩薩一百年忌追賁(追善供養)と十三重石塔修復落慶を兼ねた石塔供養式の式次第と法会記録。衆僧六百人の舞楽大法会である。

 

◆【次引頭引両師。経楽屋左右。登舞台東階。並立舞台上。〈引頭此時迎両師。立舞台左右角。十弟子自両師退。立右左縁道。〉

左右一者各立還。向両師。奏台奚婁。奏畢。引頭引両師。降西階立両高座左右。待両師登高座。両師就礼盤三礼〈中礼〉之後。各登高座。〈十弟子置法具於前机。群立高座辺。〉

引頭両師登高座後。入幄屋着座。楽人止楽入楽屋。】

 

〔次 引頭、両師を引き、楽屋の左右を経て舞台の東階を登り、舞台の上に並び立つ。〈引頭、此の時両師を迎え、舞台左右の角に立つ。十弟子(じゅうでし①)は両師より退いて、右左の縁道に立つ。〉

左右の一者はおのおの立ち還り、両師に向かう。臺奚婁(だいけいろう②)を奏す。奏畢って、引頭、両師を引き、西の階を降り両高座(こうざ③)の左右に立ち、両師の高座に登るを待つ。両師、礼盤に就き三礼〔中礼〕の後、おのおの高座に登る。〈十弟子、法具を前机に置き、高座の辺りに群立す。〉

引頭は両師が高座に登りて後、幄屋(あくや④)に入りて著座す。楽人、楽を止め楽屋に入る。〕

 

 十弟子=釈迦如来の十大弟子にならって、大法会では導師に十人の従者がつく。人数が省略されることもある。

 臺奚婁=奚婁は奚婁鼓(けいろうこ)のことで、雅楽の楽器。首からひもで釣り下げ、バチで鼓面を打ち鳴らす。現在は舞楽の「一曲」だけに使用。台奚婁は台の上に置く形式のものであろうか。

 高座=釈尊が成道したとき坐っていたとされる金剛宝座にならい、法会の導師などが坐す一段高い座席。

 幄屋=天幕を張った仮屋。

(つづく)

 

《古都奈良の文化遺産とそれを取り巻く自然環境を守るために》

奈良市クリーンセンター問題については新しい動きがあれば掲載しますので

しばらくは長い文章を削除します。

 

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