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2017年9月12日 (火)

コスモス寺花だより   9・12

 

〔コスモス開花情報〕

≪みごろ≫今朝がたザッと雨が降りました。今日の天気予報では一日雨模様です。植物にとっては恵みの雨、成長には欠かせない要素です。仏教で言う五大、地水火風空の二番目に数えられます。

コスモスの花は「美色混合」という種類が見ごろを迎えています。花は小ぶりですが、花数が多い昔懐かしい品種です。他にサイケ、コラレット、ダブルクリックという珍しい種類も咲いています。

〇コスモス秋桜の満開は 9月下旬~11月上旬。

15万本。20種類。 1010日頃が花のピークを迎えます。

 

〇ヒツジ草・姫スイレン:≪見ごろ≫

〇秋海棠(しゅうかいどう):≪満開≫

〇百日紅(さるすべり):≪満開≫

 

≪ニュース≫

◇新駐車場と新受付入口がオープンしました。般若寺の入口が西から東へ移動してお参りの仕方が南正面からとなりました。お客様にも好評で、駐車場から十三重石塔や本堂の大屋根がまじかに見え、花に囲まれた堂塔伽藍を予感させる景色が皆様に喜ばれているようです。

カーナビ案内はまだ訂正されていませんから西側入口が表示されますが、

今までの西入口は閉じられています。(国宝楼門横からは入れますが)

これまでは狭い旧街道から入っていただきましたが、新入口は県道754号線(旧国道24号線)に面しているので、そこにはバス・乗用車の駐車場があり、南面して開いた「正面口」から入山拝観していただきます。入口が分かりやすく便利になりました。

 

旧道の京街道へ出ると、南西300mには今年、重要文化財になった「旧奈良監獄(少年刑務所)」の赤レンガ造りの明治建築があり、その近くは会津八一の歌で知られる夕日地蔵、忍性菩薩が建てた北山十八間戸がある般若坂です。

 

〔俳句〕

「小便の 身ぶるひ笑へ きりきりす」一茶

訳:小便したあとの身ぶるいを笑え、きりぎりすよ。

 

〔秋艸道人会津八一歌集『鹿鳴集』。奈良愛惜の名歌〕

〈これよりさき奈良の諸刹をめぐる〉

「ゆくとして けごん三ろん ほつさうの

      あめのいとまを せうだいにいる」

(行くとして華厳三論法相の 雨の暇を招堤に居る)

・ゆくとして=どの寺へ行くとしても。

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》を再開します。

936

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の上

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

如意輪精舎後裔苾芻慈光 編録

『宇治孤嶋石塔供養式』

(うじことうせきとうくようしき)

 

*康応元年(一三八九)三月廿五日に、宇治橋寺放生院住持の深泉大徳が勧化して行った、興正菩薩一百年忌追賁(追善供養)と十三重石塔修復落慶を兼ねた石塔供養式の式次第と法会記録。衆僧六百人の舞楽大法会である。

 

◆【次振鉾。〈三節。〉

  次打金。〈引頭着座 已後打之。〉

  次発楽。〈十天楽 一越調〉

  次供花。〈左右舞人伝之。十弟子取之。備仏前。〉

 

〔次 振鉾(しんぼう①)。〈三節(せつ②)。〉

次 金(きん③)を打つ。〈引頭著座し、已後之を打つ。〉

次 楽を発す。〈十天楽(じってんらく④)、一越調(いちこつちょう⑤)。〉

次 供花。〈左右の舞人之を伝え、十弟子之を取り仏前に備(そな)う。〉

 

 振鉾=矛(ほこ)を振る。

 節=歌曲の調子、音調、ふし。

 金=磬。「きん」は「磬(けい)」の唐宋音。読経などで桴(ばち)で打ち鳴らす仏具。

 十天楽=唐楽で、曲名の由来は東大寺の講堂供養の日に、十人の天人が舞い降りて仏前に花を供えたことと伝える。

 一越調=雅楽六調子の一つ。壱越の音、すなわち洋楽の「ニ」の音(D)を主音とした音階。いちおつちょう、いちこちちょう、とも言う。

(つづく)

 

《古都奈良の文化遺産とそれを取り巻く自然環境を守るために》

奈良市クリーンセンター問題については新しい動きがあれば掲載しますので

しばらくは長い文章を削除します。

 

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