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2017年12月 1日 (金)

コスモス寺花だより   12・1

 

〇水仙:≪咲きはじめ≫

日本水仙、寒水仙。白一重咲、八重咲。

花期は12月~2月。数万本。

ちらほらと咲き出しました。

 

「水仙の 花のうしろの 蕾かな」星野立子

 

〇コスモス:≪終わり近し≫

 

「コスモスの 花群がりて はつきりと

       光をはじく つめたき日ぐれ」木下利玄

 

(初夏咲コスモス:6月~7月)

 

〇山茶花:≪咲きはじめ≫

「山茶花を 雀のこぼす 日和かな」正岡子規

 

〔小林一茶の俳句〕

「死にべたと 山や思はん 夕時雨」

訳:上手に死なないと山は思うだろうね。夕方の時雨。

 

〔秋艸道人会津八一歌集『鹿鳴集』。奈良愛惜の名歌〕

〈海龍王寺にて〉

「ふるてらの はしらにのこる たびびとの

       なをよみゆけど しるひともなし」

(古寺の柱に残る旅人の 名を読み行けど知る人も無し。

 

≪ニュース≫

 

◇御本尊文殊菩薩様は今月21日から1210日まで、山口県立美術館で開催中の『西大寺展』に出開帳されています。今月16日ご帰還の予定。

 

◇当寺の入口は「東口」に変わりました。従来の「西口」は閉鎖されています。東口は幹線道路の県道754号線に面しており、またバス停「般若寺」からも近いです(50mほど)。

旧京街道から来られる方は100メートル東の「東口」までお越しください。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》950

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の上

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

如意輪精舎後裔苾芻慈光 編録

『興正菩薩三百年忌舞楽曼荼羅供表白』

(こうしょうぼさつさんびゃくねんきぶがくまんだらくひょうはく)

 

 西大寺圓秀律師作

 

◆【敬白真言教主大日如来両部界会諸尊聖衆惣盡空法界一切三宝境界。而言。方今南部州扶桑朝西大寺宝塔院現前諸徳大衆等。餝両部曼荼之密壇。設舞楽呂律之法会。捧無想清浄之蘋繁。刷般遮于瑟之梵莚。】

 

〔敬って真言教主大日如来両部界会諸尊聖衆、

惣じては盡空法界一切三宝の境界に白して言さく。

方に今、南部州(なんぶしゅう①)扶桑朝(ふそうちょう②)西大寺寶塔院(ほうとういん③)現前の諸徳大衆ら、両部曼荼の密壇を錺(かざ)り、舞楽呂律(りょりつ④)の法会を設け、無想清浄の蘋繁(ひんぱん⑤)を捧げ、般遮于瑟(はんしゃうし⑥)の梵莚(ぼんえん⑦)を刷(かいつくろ)う。〕

 

 南部州=南閻浮提(なんえんぶだい)。梵・ジャンブドゥビーパ。須弥山をめぐる四洲の一つで南方海上にある大陸で人間の住む世界。南贍部洲(なんせんぶしゅう)、南浮とも言う。

 扶桑朝=日本。

 宝塔院=興正菩薩が西大寺へ入寺した際の活動拠点は、奈良時代創建伽藍の東塔を中心にした区域であった。

 呂律=音楽の旋律、呂の音と律の音。声明をいう。

 蘋繁=供え物。

 般遮于瑟=梵・パンチャバールシカ。五年会と訳される。五年ごとに設ける大斎会。一切の人を受容して遮らない無遮会。

 梵莚=法会。

(つづく)

 

《古都奈良の文化遺産とそれを取り巻く環境を守るために》

奈良市クリーンセンター問題については新しい動きがあれば掲載しますので

しばらくは長い文章を省略します。

 

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