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2018年1月 5日 (金)

コスモス寺花だより   1・5

 

今日は「小寒」、寒の入りです。二月の節分までが寒中となります。この冬は早くから寒いので、何をいまさらという感じがしますが。長い冬の一つの節目でしょうか。寒さに負けないように栄養プラス運動をしっかりと。

 

〔いま咲いている花〕

〇水仙:≪見ごろ≫

種類:日本水仙、寒水仙。

白一重咲、白八重咲。

本数:数万本

花期:12月~2月。

冬枯れの庭に、清楚な白い花が咲いています。

場所によっては5分咲き以上になっています。

 

「水仙を 遠ざかるとき 近づく香」稲畑汀子

 

〇山茶花:≪見ごろ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月中旬~下旬)

・夏:初夏咲きコスモス(6月上旬~7月上旬)

   紫陽花(6月上旬~6月下旬)

・秋:コスモス(9月中旬~11月上旬)

・冬:水仙(12月上旬~2月上旬)

 

その他、山茱萸、梅、蠟梅、侘助、桜、椿、紫雲蘭、射干、金鳳花、真弓木、樒、梅花空木、烏瓜、唐種小賀玉木、枇杷、定家葛、酔葛、黄菖蒲、山紫陽花、未草、百日紅、秋海棠等が咲いて四季を彩ります。

 

〔小林一茶の俳句〕

「きのふ迄 毎日見しを 若菜かな」

訳:きのうまで毎日見ていたのに気づかなかったが、今日は若菜の出番だなあ。

 

〔秋艸道人会津八一歌集『鹿鳴集』。奈良愛惜の名歌〕

〈西大寺〉

「まがつみは いまのうつつに ありこせど

       ふみしほとけの ゆくへしらずも」

(禍鬼は今の現にありこせど 踏みし仏の行方知らずも)

 

≪ニュース≫

◇参詣入口の変更:当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、9月より県道754号線に面した東参道「東口」を入って、かつての中大門跡近くの「南入口」に変わりました。なお、駐車場の場内安全管理のため従来の「西口」は閉鎖されています。旧道より来られた場合、ご足労ですが「たねや」さんの角を東へ曲がり、100メートルあまりの「東口」へお越しください。バス停「般若寺」からはまっすぐ北へ50mです。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》969

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の上

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

如意輪精舎後裔苾芻慈光 編録

『興正菩薩三百五十年忌表白』

(こうしょうぼさつさんびゃくごじゅうねんきひょうはく) 

 

◆【方今南瞻部州大日本国和州添下郡西大寺宝塔院現前諸衆等。謹先師興正菩薩之迎於三百五十光陰。為真恩報謝。厳秘密霊閣。勧請両部之摩訶曼荼羅。捧六種妙供。調舞楽讃嘆。修遮那内証三密之瑜伽。資祖師善願。】

 

〔方(まさ)に今、南贍部州(なんせんぶしゅう①)、大日本国和州添下郡、西大寺宝塔院(さいだいじほうとういん②)、現前の諸衆ら謹んで先師興正菩薩の三百五十光陰(こういん③)を迎え、真恩報謝のために、秘密の霊閣を厳かにし、両部の摩訶曼荼羅を勧請し、六種の妙供(ろくしゅのみょうく④)を捧げ、舞楽を調え讃嘆し、遮那(しゃな⑤)内証、三密の瑜伽を修し、祖師の善願を資(たす)けんとす。〕

 

 南贍部洲=南閻浮提(なんえんぶだい)。須弥山南方海上にある大陸とされ、人間の住む世界。

 西大寺宝塔院=奈良時代創建時の東塔のこと。興正菩薩が入寺したころは律僧達の活動拠点であった。

 光陰=歳月。

 六種の妙供=閼伽、塗香、華、焚香、飲食、灯明。これは六波羅蜜の布施、持戒、忍辱、精進、禅定、知恵を表す。

 遮那=摩訶毘盧遮那仏。大日如来。

(つづく)

 

《古都奈良の宗教的文化遺産とそれを取り巻く環境を守るために》

 

古都奈良は1300年の歴史と仏教伝来以来の宗教的、文化的伝統があります。仏教という宗教文化抜きには奈良の歴史は語れません。しかし長い歴史の中では人間の無知と欲望のため貴重な文化遺産が壊されてきました。現在を生きる私たちには、先祖から受け継いだ人類の宝としての宗教的文化遺産を未来へつなぐ責任があります。日本の文化遺産は世界に誇れる高度な精神文化のあかしです。古きよきものを大切にしましょう。

 

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