« コスモス寺花だより   1・11 | トップページ | コスモス寺花だより   1・13 »

2018年1月12日 (金)

コスモス寺花だより   1・12

 

〔いま咲いている花〕

〇水仙:≪見ごろ≫

種類:日本水仙、寒水仙。

白一重咲、白八重咲。

本数:数万本

花期:12月~2月。

冬枯れの庭に、清楚な白い花が咲いています。

西国三十三所観音石像の足下は満開の花でいっぱいです。

 

「水仙の 莟(つぼみ)に星の 露を孕(は)む」正岡子規

 

〇山茶花:≪見ごろ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月中旬~下旬)

・夏:初夏咲きコスモス(6月上旬~7月上旬)

   紫陽花(6月上旬~6月下旬)

・秋:コスモス(9月中旬~11月上旬)

・冬:水仙(12月上旬~2月上旬)

 

その他、山茱萸、梅、蠟梅、侘助、桜、椿、紫雲蘭、射干、金鳳花、真弓木、樒、梅花空木、烏瓜、唐種小賀玉木、枇杷、定家葛、酔葛、黄菖蒲、山紫陽花、未草、百日紅、秋海棠等が咲いて四季を彩ります。

 

〔小林一茶の俳句〕

「這(は)へ笑へ 二つになるぞ けさからは」

訳:這え、笑え、二歳になるぞ、この春からは。

 

〔秋艸道人会津八一歌集『鹿鳴集』。奈良愛惜の名歌〕

〈西大寺〉

「まがつみは いまのうつつに ありこせど

       ふみしほとけの ゆくへしらずも」

(禍鬼は今の現にありこせど 踏みし仏の行方知らずも)

 

≪ニュース≫

◇参詣入口の変更:当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、9月より県道754号線に面した東参道「東口」を入って、かつての中大門跡近くの「南入口」に変わりました。なお、駐車場の場内安全管理のため従来の「西口」は閉鎖されています。旧道より来られた場合、ご足労ですが「たねや」さんの角を東へ曲がり、100メートルあまりの「東口」へお越しください。バス停「般若寺」からはまっすぐ北へ50mです。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》974

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の上

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

如意輪精舎後裔苾芻慈光 編録

『興正菩薩四百年忌諷誦文』

(こうしょうぼさつよんひゃくねんきふじゅうもん)

 

◆【夫以。一心法界生滅氷如鎔。一切賢聖去来電如掃。闇華紅迸忽唱寂于跋河。棘林香擘時棲神於覩史。惟我祖師一代鴻徳。熾々然若火之燎。蕩々乎似風之偃。

 

〔夫れ以(おもん)みれば、一心法界(いっしんほっかい①)の生滅は氷の如く鎔(と)け、一切賢聖の去来は電の如く掃(なく)す。闇華紅迸(あんかこうほう②)、忽ちに寂を跋河(ばつが③)に唱う。棘林香擘(きょくりんこうはく④)の時、棲神於覩史(せいしんよとし⑤)、惟うに我が祖師一代の鴻徳(こうとく⑥)、熾々然(ししぜん⑦)として火の燎(かがりび)のごとし。蕩々乎(とうとうこ⑧)として風の偃(せき)に似たり。〕

 

 一心法界=唯心の世界。

 闇華紅逬=闇に華の紅がほとばしる。

 跋河=跋提河(ばつがいがわ)。釈尊が涅槃したクシナガラを流れる川。

 棘林香擘=いばらの林に香りがさける。

 棲神於覩史=神(こころ)は弥勒の浄土、兜率天(とそつてん)に棲む。

 鴻徳=大きな徳。

 熾熾然=火の勢いがさかんなさま。

 蕩蕩乎=ゆったりとしている。

(つづく)

 

《古都奈良の宗教的文化遺産とそれを取り巻く環境を守るために》

 

古都奈良は1300年の歴史と仏教伝来以来の宗教的、文化的伝統があります。仏教という宗教文化抜きには奈良の歴史は語れません。しかし長い歴史の中では人間の無知と欲望のため貴重な文化遺産が壊されてきました。現在を生きる私たちには、先祖から受け継いだ人類の宝としての宗教的文化遺産を未来へつなぐ責任があります。日本の文化遺産は世界に誇れる高度な精神文化のあかしです。古きよきものを大切にしましょう。

|

« コスモス寺花だより   1・11 | トップページ | コスモス寺花だより   1・13 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« コスモス寺花だより   1・11 | トップページ | コスモス寺花だより   1・13 »