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2018年1月13日 (土)

コスモス寺花だより   1・13

 

〔いま咲いている花〕

〇水仙:≪見ごろ≫

種類:日本水仙、寒水仙。

白一重咲、白八重咲。

本数:数万本

花期:12月~2月。

冬枯れの庭に、清楚な白い花が咲いています。

西国三十三所観音石像の足下は満開の花でいっぱいです。

 

「有明の 水仙剪るや 庭の霜」正岡子規

 

〇山茶花:≪見ごろ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月中旬~下旬)

・夏:初夏咲きコスモス(6月上旬~7月上旬)

   紫陽花(6月上旬~6月下旬)

・秋:コスモス(9月中旬~11月上旬)

・冬:水仙(12月上旬~2月上旬)

 

その他、山茱萸、梅、蠟梅、侘助、桜、椿、紫雲蘭、射干、金鳳花、真弓木、樒、梅花空木、烏瓜、唐種小賀玉木、枇杷、定家葛、酔葛、黄菖蒲、山紫陽花、未草、百日紅、秋海棠等が咲いて四季を彩ります。

 

〔小林一茶の俳句〕

「出序(でついで)に ひんむしつたる わかな哉」

訳:新年の挨拶に出るついでに、ひんむしった若菜であるなあ。

 

〔秋艸道人会津八一歌集『鹿鳴集』。奈良愛惜の名歌〕

〈西大寺〉

「まがつみは いまのうつつに ありこせど

       ふみしほとけの ゆくへしらずも」

(禍鬼は今の現にありこせど 踏みし仏の行方知らずも)

 

≪ニュース≫

◇参詣入口の変更:当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、9月より県道754号線に面した東参道「東口」を入って、かつての中大門跡近くの「南入口」に変わりました。なお、駐車場の場内安全管理のため従来の「西口」は閉鎖されています。旧道より来られた場合、ご足労ですが「たねや」さんの角を東へ曲がり、100メートルあまりの「東口」へお越しください。バス停「般若寺」からはまっすぐ北へ50mです。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》975

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の上

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

如意輪精舎後裔苾芻慈光 編録

『興正菩薩四百年忌諷誦文』

(こうしょうぼさつよんひゃくねんきふじゅうもん)

 

◆【奈何。畴昔正応仲秋遽而寝化。其乗願輪。嘗痛慧日西墜。無由倒戈返照。星霜漸変。既届四百年之諱辰。龍象咸臻幾鳩数千指之海衆。丕建曼拏之法会。備伊蒲饍】

 

〔奈何(いかに)。疇昔(ちゅうせき①)正応仲秋(しょうおうちゅうしゅう②)、遽爾(にわかに)寝化(しんけ③)す。其の乗願(じょうがん④)の輪、嘗(かつ)て慧日の西に墜つる(⑤)を痛む。倒戈返照(とうかへんしょう⑥)に由無し。星霜漸く変じ、既に四百年の諱辰(きしん)、龍象(りゅうぞう⑦)咸(みな)臻(いた)り、幾(こいねがわくは)鳩数千指の海衆、丕(おおいに)曼拏(まんだ⑧)の法会を建て、伊蒲饍(いほぜん⑨)を備う。〕

 

 疇昔=過去のある日。昔。

 正応仲秋=正応三年八月。

 寝化=教化をやすむ。

 乗願=仏法の誓願

 慧日の西に堕つる=興正菩薩の遷化されたこと。

 倒戈返照=戈(ほこ)をさかさにする

 龍象=高徳の僧を龍と象にたとえる。

 曼拏=曼荼羅。

 伊蒲饍=伊蒲(伊水の菖蒲)の供え物。

(つづく)

 

《古都奈良の宗教的文化遺産とそれを取り巻く環境を守るために》

 

古都奈良は1300年の歴史と仏教伝来以来の宗教的、文化的伝統があります。仏教という宗教文化抜きには奈良の歴史は語れません。しかし長い歴史の中では人間の無知と欲望のため貴重な文化遺産が壊されてきました。現在を生きる私たちには、先祖から受け継いだ人類の宝としての宗教的文化遺産を未来へつなぐ責任があります。日本の文化遺産は世界に誇れる高度な精神文化のあかしです。古きよきものを大切にしましょう。

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