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2018年2月17日 (土)

コスモス寺花だより   2・17

今春は梅の開花がおくれています。例年ですと半分程度咲いているはずなんですが。

〔いま咲いている花〕

〇水仙:≪盛りはこえました≫

種類:日本水仙、寒水仙。

白一重咲、白八重咲。

本数:数万本

花期:12月~2月下旬

冬枯れの庭に、清楚な白い花が咲いています。

西国三十三所観音石像の足下は満開の花でいっぱいです。

 

「水仙や 何より寒き 日がかなし」百合山羽公

 

〇蠟梅(ろうばい):≪見ごろ≫

〇福寿草:≪咲きはじめ≫

〇山茶花:≪見ごろ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月中旬~下旬)

・夏:初夏咲きコスモス(6月上旬~7月上旬)

   紫陽花(6月上旬~6月下旬)

・秋:コスモス(9月中旬~11月上旬)

・冬:水仙(12月上旬~2月上旬)

 

その他、山茱萸、梅、蠟梅、侘助、桜、椿、紫雲蘭、射干、金鳳花、真弓木、樒、梅花空木、烏瓜、唐種小賀玉木、枇杷、定家葛、酔葛、黄菖蒲、山紫陽花、未草、百日紅、秋海棠等が咲いて四季を彩ります。

 

〔小林一茶の俳句〕

「土焼(つちやき)の 姉様うれし 春の雨」

訳:土で焼いた女雛を求めたうれしさよ。やわらかな春の雨。

 

〔秋艸道人会津八一歌集『鹿鳴集』。奈良愛惜の名歌〕

〈奈良坂にて〉

「ならさかの いしのほとけの おとかひに

       こさめなかるる はるはきにけり」

(奈良坂の石の仏の頤に 小雨流るる春は来にけり)

 

≪ニュース≫

◇参詣入口の変更:当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、9月より県道754号線に面した東参道「東口」を入って、かつての中大門跡近くの「南入口」に変わりました。なお、駐車場の場内安全管理のため従来の「西口」は閉鎖されています。旧道より来られた場合、ご足労ですが「たねや」さんの角を東へ曲がり、100メートルあまりの「東口」へお越しください。バス停「般若寺」からはまっすぐ北へ50mです。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》977

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

如意輪精舎後裔苾芻慈光 編録

『京師報恩教寺佛牙舎利縁起』

(けいしほうおんきょうじぶつげしゃりえんぎ)

 

◆【釈迦牟尼薄伽梵者。周昭王廿六年甲寅四月八日誕生。周穆王三年癸未十二月八日成道。〈三十〉。同五十四年癸酉二月十五日入滅。〈八十〉。荼毘経云。仏有四牙。一牙在帝釈宮。一牙被羅刹所盗。】

 

〔釈迦牟尼薄伽梵(しゃかむにばぎゃぼん①)は、周の昭王(しゅうのしょうおう②)廿六年甲寅四月八日誕生す。周の穆王(しゅうのぼくおう③)三年癸未十二月八日成道す。〈三十〉。同五十四年癸酉二月十五日入滅す。〈八十〉。荼毘経(だびきょう④)に云う。

仏に四牙(しげ⑤)有り。一牙は帝釈宮(たいしゃくぐう⑥)に在り。一牙は羅刹(らせつ⑦)のために盗まるる。〕

 

① 釈迦牟尼薄伽梵=シャカムニは釈迦族の聖者。薄伽梵=仏の敬称の一つ。世尊、有徳などと訳される。

② 周の昭王=中国、周第四代の王。

③ 周の穆王=周の第五代国王。昭王の子。

④ 荼毘経=不詳。

⑤ 四牙=牙は奥歯、あるいは犬歯(糸切り歯)をいう。

⑥ 帝釈宮=帝釈天の住む宮殿。須弥山の頂の忉利天(とうりてん)にあり、殊勝殿ともいう。

⑦ 羅刹=速疾鬼、可畏と訳す。悪鬼。

(つづく)

 

《古都奈良の宗教的文化遺産とそれを取り巻く環境を守るために》

 

古都奈良は1300年の歴史と仏教伝来以来の宗教的、文化的伝統があります。仏教という宗教文化抜きには奈良の歴史は語れません。しかし長い歴史の中では人間の無知と欲望のため貴重な文化遺産が壊されてきました。現在を生きる私たちには、先祖から受け継いだ人類の宝としての宗教的文化遺産を未来へつなぐ責任があります。日本の文化遺産は世界に誇れる高度な精神文化のあかしです。古きよきものを大切にしましょう。

 

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