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2018年2月 4日 (日)

コスモス寺花だより   2・4

 

立春。今日から春です。しかし、いま日本列島はマイナス30度の寒気団に覆われていて真冬です。だいたい奈良ではお水取りが終わるまでは春が来ないと言われますからまだまだですね。

 

〔いま咲いている花〕

〇水仙:≪見ごろ≫

種類:日本水仙、寒水仙。

白一重咲、白八重咲。

本数:数万本

花期:12月~2月。

冬枯れの庭に、清楚な白い花が咲いています。

西国三十三所観音石像の足下は満開の花でいっぱいです。

 

「寒いめに あふてひらくや 水仙花」岩田凉菟(りょうと)

 

〇山茶花:≪見ごろ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月中旬~下旬)

・夏:初夏咲きコスモス(6月上旬~7月上旬)

   紫陽花(6月上旬~6月下旬)

・秋:コスモス(9月中旬~11月上旬)

・冬:水仙(12月上旬~2月上旬)

 

その他、山茱萸、梅、蠟梅、侘助、桜、椿、紫雲蘭、射干、金鳳花、真弓木、樒、梅花空木、烏瓜、唐種小賀玉木、枇杷、定家葛、酔葛、黄菖蒲、山紫陽花、未草、百日紅、秋海棠等が咲いて四季を彩ります。

 

〔文観上人ゆかりの播磨路を訪ねて〕

6.一乗寺、常楽寺と文観上人(12781357)の若かりし頃の縁故ある寺をめぐり、貴重な石造遺品を拝見してきましたが、生誕地の正確なところは不詳のままです。出自の俗姓なども不明です。上人は加古川流域で生まれ、近くの寺々で出家し、仏道修行に入られました。そして常楽寺の本寺である西大寺で真言律の菩薩行を研鑽され、笠山竹林寺の長老をつとめ、般若寺の秘仏本尊を造顕されたことは歴史に知られるところです。そして1316年、一乗寺の笠塔婆を造立された年には、醍醐寺報恩院の道順より伝法灌頂を受け真言僧としての道を歩み、後醍醐天皇との関係を深め、元弘の変で活躍する楠木正成を天皇と結びつけたのは文観上人だとされています。

 

〔小林一茶の俳句〕

「春立(はるたつ)や 菰(こも)もかぶらず 五十年」

訳:立春を迎えたよ。よくぞ菰もかぶらず生き抜いて五十年。

 

〔秋艸道人会津八一歌集『鹿鳴集』。奈良愛惜の名歌〕

〈聖武天皇光明皇后御陵にて〉

「さほやまの このしたがくり よごもりに

       ものうちかたれ わがせわぎもこ」

(佐保山の木の下隠り夜籠りに もの打ち語れ吾が背吾妹子)

 

≪ニュース≫

◇参詣入口の変更:当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、9月より県道754号線に面した東参道「東口」を入って、かつての中大門跡近くの「南入口」に変わりました。なお、駐車場の場内安全管理のため従来の「西口」は閉鎖されています。旧道より来られた場合、ご足労ですが「たねや」さんの角を東へ曲がり、100メートルあまりの「東口」へお越しください。バス停「般若寺」からはまっすぐ北へ50mです。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》976

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の上

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

如意輪精舎後裔苾芻慈光 編録

(附録巻上は終わりました。続いて下巻を読みますがしばらくお休みします。)

 

《古都奈良の宗教的文化遺産とそれを取り巻く環境を守るために》

 

古都奈良は1300年の歴史と仏教伝来以来の宗教的、文化的伝統があります。仏教という宗教文化抜きには奈良の歴史は語れません。しかし長い歴史の中では人間の無知と欲望のため貴重な文化遺産が壊されてきました。現在を生きる私たちには、先祖から受け継いだ人類の宝としての宗教的文化遺産を未来へつなぐ責任があります。日本の文化遺産は世界に誇れる高度な精神文化のあかしです。古きよきものを大切にしましょう。

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