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2018年3月13日 (火)

コスモス寺花だより   3・13

 

鉢植えの野菜たちが冬をこえ、すくすくと葉を茂らせてきました。菜花、小松菜、はつか大根、サニーレタス、水菜、サラダ菜など、ベビーリーフのような大きさですが、柔らかくてどれもおいしいです。

「京菜洗ふ 青さ冷たさ 歌うたふ」

 

〔いま咲いている花〕

 

〇福寿草:≪見ごろ≫

〇侘助(わびすけ):≪見ごろ≫

〇白梅:≪見ごろ≫

〇紅梅:≪咲きはじめ≫

〇豊後梅:≪見ごろ≫

〇椿:≪咲きはじめ≫

〇沈丁花:≪咲きはじめ≫

〇桜:≪莟ふくらむ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月中旬~下旬)

・夏:初夏咲きコスモス(5月下旬~7月上旬)

   紫陽花(6月上旬~6月下旬)

・秋:コスモス(9月中旬~11月上旬)

・冬:水仙(12月上旬~2月中旬)

 

その他、山茱萸、梅、蠟梅、侘助、桜、椿、紫雲蘭、射干、金鳳花、真弓木、樒、梅花空木、烏瓜、唐種小賀玉木、枇杷、定家葛、酔葛、黄菖蒲、山紫陽花、未草、百日紅、秋海棠等が咲いて四季を彩ります。

 

〔小林一茶の俳句〕

「春風に 猿もおや子の 湯治哉」

訳:心地よく吹く春風。猿も親子で湯治しているよ。

 

〔秋艸道人会津八一歌集『鹿鳴集』。奈良愛惜の名歌〕

〈奈良坂にて〉

「ならさかの いしのほとけの おとかひに

       こさめなかるる はるはきにけり」

(奈良坂の石の仏の頤に 小雨流るる春は来にけり)

 

≪ニュース≫

◇参詣入口の変更:

当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、9月より県道754号線に面した東参道「東口」を入って、かつての中大門跡近くの「南表口」に変わり、本来の「四天王寺様式」の南面伽藍となりました。

なお、駐車場の場内安全管理のため従来の「西口」は閉鎖されています。旧道より来られた場合、ご足労ですが「たねや」さんの角を東へ曲がり、100メートルあまりの「東口」へお越しください。

バス停「般若寺」からはまっすぐ北へ50mです。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》993

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

如意輪精舎後裔苾芻慈光 編録

『京師報恩教寺佛牙舎利縁起』

(けいしほうおんきょうじぶつげしゃりえんぎ)

 

*報恩教寺は現在、京都市上京区小川町寺之内下射場五七九にある浄土宗知恩院末「報恩寺」として由緒を残します。明応三年(一四九四)、慶誉明泉(?―一五二一)によって開創され、元は一条の地、御所の東北に位置していましたが、再三移転を余儀なくされ、天正十三年(一五八五)に現在地に移っています。

 

◆【文亀元年。為後柏原院御願。以彼仏牙幷宝物仏具等。賜当寺一風慶誉上人。抑当寺者。元雖兼学天台浄土之両宗。一風遂為浄土之一法也。且又奉詔改法園寺之号。云報恩寺。】

 

〔文亀元年(ぶんきがんねん①)、後柏原院の御願のため彼の仏牙幷に宝物仏具等を以って、当寺一風慶誉上人に賜う。そもそも当寺は元と天台浄土の両宗を兼学すると雖も、一風遂に浄土の一法と為す也。且は又詔を奉り法園寺の号を改め、法恩寺と云う。〕

 

 文亀元年=西一五〇一年。

(つづく)

 

《古都奈良の宗教的文化遺産とそれを取り巻く環境を守るために》

 

古都奈良は1300年の歴史と仏教伝来以来の宗教的、文化的伝統があります。仏教という宗教文化抜きには奈良の歴史は語れません。しかし長い歴史の中では人間の無知と欲望のため貴重な文化遺産が壊されてきました。現在を生きる私たちには、先祖から受け継いだ人類の宝としての宗教的文化遺産を未来へつなぐ責任があります。日本の文化遺産は世界に誇れる高度な精神文化のあかしです。古きよきものを大切にしましょう。

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