« コスモス寺花だより   4・13 | トップページ | コスモス寺花だより   4・15 »

2018年4月14日 (土)

コスモス寺花だより   4・14

 

花の形が矢車に似ているので通常「矢車草」と呼ばれている草花は、本当は「矢車菊」のことで、葉の形から名づけられた矢車草は別種です。矢車菊は青、紫、白、桃色と多彩で雨風日照りなどの気象変化に強い性質を持っています。

 

「驟雨来て 矢車草の みなかしぐ」皆川盤水

 

〔いま咲いている花〕

 

〇八重桜:≪見ごろ≫

〇山吹:≪見ごろ≫

〇射干(しゃが):≪見ごろ≫

〇蒲公英(たんぽぽ):≪見ごろ≫

〇蔓日日草(つるにちにちそう):≪見ごろ≫

〇紫雲蘭:≪咲きはじめ≫

〇矢車草:≪咲きはじめ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月)

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

その他、山茱萸、梅、蠟梅、侘助、桜、椿、紫雲蘭、射干、金鳳花、真弓木、樒、梅花空木、烏瓜、唐種小賀玉木、枇杷、定家葛、酔葛、黄菖蒲、山紫陽花、未草、百日紅、秋海棠等が咲いて四季を彩ります。

 

〔小林一茶の俳句〕

「藤さくや 木辻の君が 夕粧(ゆうよそほ)ひ」

訳:藤の花が咲いているよ。木辻(きつじ)の遊女の夕化粧。

・木辻は奈良最古の遊女町である。奈良町と言われる古い街の一角にあった。

 

〔秋艸道人会津八一歌集『鹿鳴集』。奈良愛惜の名歌〕

〈奈良坂にて〉

「ならさかの いしのほとけの おとかひに

       こさめなかるる はるはきにけり」

(奈良坂の石の仏の頤に 小雨流るる春は来にけり)

 

≪ニュース≫

◇参詣入口の変更:

当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、9月より県道754号線に面した東参道「東口」を入って、かつての中大門跡近くの「南表口」に変わり、本来の「四天王寺様式」の南面伽藍となりました。

なお、駐車場の場内安全管理のため従来の「西口」は閉鎖されています。旧道より来られた場合、ご足労ですが「たねや」さんの角を東へ曲がり、100メートルあまりの「東口」へお越しください。

バス停「般若寺」からはまっすぐ北へ50mです。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1016

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

『西大寺光明真言会縁起』

(さいだいじこうみょうしんごんええんぎ)

 

◆【禁断殺生一千三百七十箇所。受菩薩戒之貴賎九万七千六百余人。及関東鎮西諸末律寺一千五百箇余寺。凡闕徳行不可勝計。唯一天泰平五穀成熟衆生快楽興法利生之外。無他念。】

 

〔殺生を禁断するところ一千三百七十箇所、菩薩戒を受くるの貴賎は九万七千六百余人。関東鎭西の諸末律寺は一千五百箇余寺に及ぶ。凡そ厥の徳行は勝計すべからず(しょうけいすべからず①)。唯、一天泰平、五穀成就、衆生快楽、興法利生の外に他念無し。〕

 

 勝計すべからず=数えきれないこと。

(つづく)

 

《古都奈良の宗教的文化遺産とそれを取り巻く環境を守るために》

 

古都奈良は1300年の歴史と仏教伝来以来の宗教的、文化的伝統があります。仏教という宗教文化抜きには奈良の歴史は語れません。しかし長い歴史の中では人間の無知と欲望のため貴重な文化遺産が壊されてきました。現在を生きる私たちには、先祖から受け継いだ人類の宝としての宗教的文化遺産を未来へつなぐ責任があります。日本の文化遺産は世界に誇れる高度な精神文化のあかしです。古きよきものを大切にしましょう。

|

« コスモス寺花だより   4・13 | トップページ | コスモス寺花だより   4・15 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« コスモス寺花だより   4・13 | トップページ | コスモス寺花だより   4・15 »