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2018年5月

2018年5月31日 (木)

コスモス寺花だより   5・31

 

「あじさゐの 色をあつめて 虚空とす」岡井省二

 

【コスモス開花情報】

≪見ごろ・5~7分咲き≫

アジサイの季節ですが、コスモスも新緑の中で大きな花をが咲かせています。赤、白、ピンクの色があざやかです。

 

8種類、3万本。

1. ダブルクリック :花びらが菊かダリヤのような複弁になり、コスモスの中で最も豪華な花。三色。

2. カップケーキ :カップケーキ状の花。大きなカップ状の花の中に複弁が見られる珍しい種類。

3. ピコティ :ピンクの花びらに白や赤の斑が入る。

4. サイケ :大輪で花芯からも小さな複弁を出す。三色。

5. シーシェル :花びらが巻貝のような筒状になる。三色。

6. センセーション :大輪で赤白ピンクの三色。

7. 美色混合:昔からある普通のコスモス。三色。

8. ディアボロ :黄花コスモス(サルフレアス種)の一種で、低い草丈に真っ赤な花が咲きます。

 

〔いま咲いている花〕

 

〇矢車草:≪見ごろ≫

〇花菱草:≪見ごろ≫

〇コスモス:≪見ごろ・5~7分咲き≫

〇紫陽花:≪咲きはじめ≫

〇ひつじ草;≪咲きはじめ≫睡蓮の原種。5センチほどの白い花。

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月)

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

〔お知らせ〕

◇参詣入口の変更:

当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、昨年9月より、県道754号線に面した東参道入口から入った「南正面口」に変わりました。

バス停「般若寺」から北へ50mのところ。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1043

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

『西大寺毎年七日七夜不断光明真言勤行式』

(さいだいじまいねんなぬかななよふだんこうみょうしんごんごんぎょうしき)

 

◆【一 七箇日間抛余事一向可勤修事。

右七箇日之間者。不交余念余事。不論自番他番。隨力之堪。一向勤修。夫人倫而誰無恩所。而此時若不報者。更可期何時乎。今者我雖訪人。明終人可訪我。我若疎訪人疎。人亦訪我疎。然則懶堕睡眠。勵我心而慚愧。終日竟夜不待人勧而競勤耳。】

 

〔一 七箇日の間、余事を抛(なげう)って一向に勤修すべき事

右、七箇日の間は、余念余事を交えず、自番他番を論ぜず、力の堪えるに随い一向に勤修するは、夫れ人倫にして誰か恩所無からん。而してこの時に若し報いずんば、さらにいずれの時を期すべきや。今は我れ、人を訪うといえども、明けて終りなば人我を訪うべし。我れ人を訪うことおろそかなれば、人また我を訪うことおろそかなり。しかれば則ち懶惰して睡眠することあれば、我が心を励まして慚愧すべし。終日竟夜(しゅうじつきょうや①)人の勧めるを待たずして競いて勤めるのみ。〕

 

 終日竟夜=一日中、夜通し。

(つづく)

 

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2018年5月30日 (水)

コスモス寺花だより   5・30

5・30

 

「あじさゐの 色をあつめて 虚空とす」岡井省二

 

【コスモス開花情報】

≪見ごろ・5~6分咲き≫

新緑の中に大きな花が咲いています。8センチほどの赤、白、ピンク色があざやかです。

 

8種類、3万本。

1. ダブルクリック :花びらが菊かダリヤのような複弁になり、コスモスの中で最も豪華な花。三色。

2. カップケーキ :カップケーキ状の花。大きなカップ状の花の中に複弁が見られる珍しい種類。

3. ピコティ :ピンクの花びらに白や赤の斑が入る。

4. サイケ :大輪で花芯からも小さな複弁を出す。三色。

5. シーシェル :花びらが巻貝のような筒状になる。三色。

6. センセーション :大輪で赤白ピンクの三色。

7. 美色混合:昔からある普通のコスモス。三色。

8. ディアボロ :黄花コスモス(サルフレアス種)の一種で、低い草丈に真っ赤な花が咲きます。

 

〔いま咲いている花〕

 

〇矢車草:≪見ごろ≫

〇花菱草:≪見ごろ≫

〇コスモス:≪見ごろ・5~6分咲き≫

〇紫陽花:≪咲きはじめ≫

〇ひつじ草;≪咲きはじめ≫睡蓮の原種。5センチほどの白い花。

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月)

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

お知らせ〕

◇参詣入口の変更:

当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、昨年9月より、県道754号線に面した東参道入口から入った「南正面口」に変わりました。

バス停「般若寺」から北へ50mのところ。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1043

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

『西大寺毎年七日七夜不断光明真言勤行式』

(さいだいじまいねんなぬかななよふだんこうみょうしんごんごんぎょうしき)

 

◆【一 七箇日間抛余事一向可勤修事。

右七箇日之間者。不交余念余事。不論自番他番。隨力之堪。一向勤修。夫人倫而誰無恩所。而此時若不報者。更可期何時乎。今者我雖訪人。明終人可訪我。我若疎訪人疎。人亦訪我疎。然則懶堕睡眠。勵我心而慚愧。終日竟夜不待人勧而競勤耳。】

 

〔一 七箇日の間、余事を抛(なげう)って一向に勤修すべき事

右、七箇日の間は、余念余事を交えず、自番他番を論ぜず、力の堪えるに随い一向に勤修するは、夫れ人倫にして誰か恩所無からん。而してこの時に若し報いずんば、さらにいずれの時を期すべきや。今は我れ、人を訪うといえども、明けて終りなば人我を訪うべし。我れ人を訪うことおろそかなれば、人また我を訪うことおろそかなり。しかれば則ち懶惰して睡眠することあれば、我が心を励まして慚愧すべし。終日竟夜(しゅうじつきょうや①)人の勧めるを待たずして競いて勤めるのみ。〕

 

 終日竟夜=一日中、夜通し。

(つづく)

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2018年5月29日 (火)

コスモス寺花だより   5・29

 

「紫陽花の 末一色と なりにけり」小林一茶

 

【コスモス開花情報】

≪5分咲き≫

 

8種類、3万本。

1. センセーション :大輪で赤白ピンクの三色。

2. ピコティ :ピンクの花びらに白や赤の斑が入る。

3. サイケ :大輪で花芯からも小さな複弁を出す。三色。

4. シーシェル :花びらが巻貝のような筒状になる。三色。

5. 美色混合:昔からある普通のコスモス。三色。

6. ダブルクリック :花びらが菊かダリヤのような複弁になり、コスモスの中で最も豪華な花。三色。

7. ディアボロ :黄花コスモス(サルフレアス種)の一種で、低い草丈に真っ赤な花が咲きます。

8. カップケーキ :カップケーキ状の花。大きなカップ状の花の中にもう一つの小さなカップが見られる珍しい種類。

センセーションの大きな花が咲いています。8センチほどの赤、白、ピンクの花が緑の葉のなかから茎をのばしています。ピコティ、シーシェル、ダブルクリックも咲き出しました。

 

〔いま咲いている花〕

 

〇矢車草:≪見ごろ≫

〇花菱草:≪見ごろ≫

〇コスモス:≪5分咲き≫

〇紫陽花:≪咲きはじめ≫

〇ひつじ草;≪咲きはじめ≫睡蓮の原種。5センチほどの白い花。

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月)

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

≪ニュース≫

◇参詣入口の変更:

当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、昨年9月より、県道754号線に面した東参道入口から入った「南正面口」に変わりました。

バス停「般若寺」から北へ50mのところ。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1043

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

『西大寺毎年七日七夜不断光明真言勤行式』

(さいだいじまいねんなぬかななよふだんこうみょうしんごんごんぎょうしき)

 

◆【一 七箇日間抛余事一向可勤修事。

右七箇日之間者。不交余念余事。不論自番他番。隨力之堪。一向勤修。夫人倫而誰無恩所。而此時若不報者。更可期何時乎。今者我雖訪人。明終人可訪我。我若疎訪人疎。人亦訪我疎。然則懶堕睡眠。勵我心而慚愧。終日竟夜不待人勧而競勤耳。】

 

〔一 七箇日の間、余事を抛(なげう)って一向に勤修すべき事

右、七箇日の間は、余念余事を交えず、自番他番を論ぜず、力の堪えるに随い一向に勤修するは、夫れ人倫にして誰か恩所無からん。而してこの時に若し報いずんば、さらにいずれの時を期すべきや。今は我れ、人を訪うといえども、明けて終りなば人我を訪うべし。我れ人を訪うことおろそかなれば、人また我を訪うことおろそかなり。しかれば則ち懶惰して睡眠することあれば、我が心を励まして慚愧すべし。終日竟夜(しゅうじつきょうや①)人の勧めるを待たずして競いて勤めるのみ。〕

 

 終日竟夜=一日中、夜通し。

(つづく)


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2018年5月28日 (月)

コスモス寺花だより   5・28

 

「南天の 花のひそかに 盛りなり」星野立子

 

【コスモス開花情報】

≪5分咲き≫

 

8種類、3万本。

1. センセーション :大輪で赤白ピンクの三色。

2. ピコティ :ピンクの花びらに白や赤の斑が入る。

3. サイケ :大輪で花芯からも小さな複弁を出す。三色。

4. シーシェル :花びらが巻貝のような筒状になる。三色。

5. 美色混合:昔からある普通のコスモス。三色。

6. ダブルクリック :花びらが菊かダリヤのような複弁になり、コスモスの中で最も豪華な花。三色。

7. ディアボロ :黄花コスモス(サルフレアス種)の一種で、低い草丈に真っ赤な花が咲きます。

8. カップケーキ :カップケーキ状の花。大きなカップ状の花の中にもう一つの小さなカップが見られる珍しい種類。

センセーションの大きな花が咲いています。8センチほどの赤、白、ピンクの花が緑の葉のなかから茎をのばしています。ピコティ、シーシェル、ダブルクリックも咲き出しました。

 

〔いま咲いている花〕

 

〇矢車草:≪見ごろ≫

〇花菱草:≪見ごろ≫

〇コスモス:≪3~5分咲き≫

〇紫陽花:≪咲きはじめ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月)

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

≪ニュース≫

◇参詣入口の変更:

当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、昨年9月より、県道754号線に面した東参道入口から入った「南正面口」に変わりました。

バス停「般若寺」から北へ50mのところ。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1043

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

『西大寺毎年七日七夜不断光明真言勤行式』

(さいだいじまいねんなぬかななよふだんこうみょうしんごんごんぎょうしき)

 

◆【一 七箇日間抛余事一向可勤修事。

右七箇日之間者。不交余念余事。不論自番他番。隨力之堪。一向勤修。夫人倫而誰無恩所。而此時若不報者。更可期何時乎。今者我雖訪人。明終人可訪我。我若疎訪人疎。人亦訪我疎。然則懶堕睡眠。勵我心而慚愧。終日竟夜不待人勧而競勤耳。】

 

〔一 七箇日の間、余事を抛(なげう)って一向に勤修すべき事

右、七箇日の間は、余念余事を交えず、自番他番を論ぜず、力の堪えるに随い一向に勤修するは、夫れ人倫にして誰か恩所無からん。而してこの時に若し報いずんば、さらにいずれの時を期すべきや。今は我れ、人を訪うといえども、明けて終りなば人我を訪うべし。我れ人を訪うことおろそかなれば、人また我を訪うことおろそかなり。しかれば則ち懶惰して睡眠することあれば、我が心を励まして慚愧すべし。終日竟夜(しゅうじつきょうや①)人の勧めるを待たずして競いて勤めるのみ。〕

 

 終日竟夜=一日中、夜通し。

(つづく)

 

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2018年5月27日 (日)

コスモス寺花だより   5・27

 

「橘の 花や従ふ 葉三枚」星野立子

 

【コスモス開花情報】

≪3~5分咲き≫

 

8種類、3万本。

1. センセーション :大輪で赤白ピンクの三色。

2. ピコティ :ピンクの花びらに白や赤の斑が入る。

3. サイケ :大輪で花芯からも小さな複弁を出す。三色。

4. シーシェル :花びらが巻貝のような筒状になる。三色。

5. 美色混合:昔からある普通のコスモス。三色。

6. ダブルクリック :花びらが菊かダリヤのような複弁になり、コスモスの中で最も豪華な花。三色。

7. ディアボロ :黄花コスモス(サルフレアス種)の一種で、低い草丈に真っ赤な花が咲きます。

8. カップケーキ :カップケーキ状の花。大きなカップ状の花の中にもう一つの小さなカップが見られる珍しい種類。

センセーションの大きな花が咲いています。8センチほどの赤、白、ピンクの花が緑の葉のなかから茎をのばしています。ピコティ、シーシェル、ダブルクリックも咲き出しました。

 

〔いま咲いている花〕

 

〇矢車草:≪見ごろ≫

〇花菱草:≪見ごろ≫

〇コスモス:≪3~5分咲き≫

〇紫陽花:≪咲きはじめ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月)

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

≪ニュース≫

◇参詣入口の変更:

当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、昨年9月より、県道754号線に面した東参道入口から入った「南正面口」に変わりました。

バス停「般若寺」から北へ50mのところ。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1042

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

『西大寺毎年七日七夜不断光明真言勤行式』

(さいだいじまいねんなぬかななよふだんこうみょうしんごんごんぎょうしき)

 

◆【十一日未時。結願。聞供鐘声。諸衆集会未時欲終之時。供養法師打金。諸衆合掌。満一百八反。殊可凝精誠。重打金之時。諸人可止音。其後後供養。次誦讃。後後作法如常。若結願座有捧諷誦者。依時可修之。】

 

〔十一日未の時、結願。供鐘の声を聞き、諸衆集会の未時に終らんとする時、供養法師金を打つ。諸衆合掌して一百八反に満つれば、殊に精誠を凝らすべし。重ねて金を打つの時、諸人音を止むべし。その後、後供養。次に讃を誦す。後後(ごご)の作法常の如し。若し結願の座に諷誦を捧げる者あらば、時に依りて之を修すべし。〕

(つづく)

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2018年5月26日 (土)

コスモス寺花だより   5・26

 

「紫陽花や 白よりいでし 浅みどり」渡辺水巴

 

【コスモス開花情報】

≪3~5分咲き≫

 

8種類、3万本。

1. センセーション :大輪で赤白ピンクの三色。

2. ピコティ :ピンクの花びらに白や赤の斑が入る。

3. サイケ :大輪で花芯からも小さな複弁を出す。三色。

4. シーシェル :花びらが巻貝のような筒状になる。三色。

5. 美色混合:昔からある普通のコスモス。三色。

6. ダブルクリック :花びらが菊かダリヤのような複弁になり、コスモスの中で最も豪華な花。三色。

7. ディアボロ :黄花コスモス(サルフレアス種)の一種で、低い草丈に真っ赤な花が咲きます。

8. カップケーキ :カップケーキ状の花。大きなカップ状の花の中にもう一つの小さなカップが見られる珍しい種類。

センセーションの大きな花が咲いています。8センチほどの赤、白、ピンクの花が緑の葉のなかから茎をのばしています。ピコティ、シーシェル、ダブルクリックも咲き出しました。

 

〔いま咲いている花〕

 

〇矢車草:≪見ごろ≫

〇花菱草:≪見ごろ≫

〇コスモス:≪3~5分咲き≫

〇紫陽花:≪咲きはじめ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月)

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

≪ニュース≫

◇参詣入口の変更:

当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、昨年9月より、県道754号線に面した東参道入口から入った「南正面口」に変わりました。

バス停「般若寺」から北へ50mのところ。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1042

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

『西大寺毎年七日七夜不断光明真言勤行式』

(さいだいじまいねんなぬかななよふだんこうみょうしんごんごんぎょうしき)

 

◆【又寅時訖。而卯時供養法師着礼盤之時。止行道暫可安座。振鈴之後。又起行道。可及天曙。又大小食之時者。当番衆五人留道場。令声不絶。自余之衆者。悉可入食堂。此間近住衆於外陣可助音。当番供養法師暫抑後供養。可待後番食訖来。】

 

〔又、寅の時に訖る。而して卯時の供養法師礼盤に着くの時、行道を止め暫く安座すべし。振鈴の後、また起ちて行道し、天曙(てんしょ①)に及ぶべし。又、大小食の時、当番衆五人は道場に留まり声を絶えざらしむ。自余の衆はことごとく食堂に入るべし。この間、近住の衆は外陣において音を助くべし。当番供養法師しばらく抑え後供養す。後番の食訖りて来るを待つべし。〕

 

 天曙=夜明けがた。

(つづく)

 

 

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2018年5月25日 (金)

コスモス寺花だより   5・25

 

「紫陽花や 白よりいでし 浅みどり」渡辺水巴

 

【コスモス開花情報】

≪3分咲き≫

 

8種類、3万本。

1. センセーション :大輪で赤白ピンクの三色。

2. ピコティ :ピンクの花びらに白や赤の斑が入る。

3. サイケ :大輪で花芯からも小さな複弁を出す。三色。

4. シーシェル :花びらが巻貝のような筒状になる。三色。

5. 美色混合:昔からある普通のコスモス。三色。

6. ダブルクリック :花びらが菊かダリヤのような複弁になり、コスモスの中で最も豪華な花。三色。

7. ディアボロ :黄花コスモス(サルフレアス種)の一種で、低い草丈に真っ赤な花が咲きます。

8. カップケーキ :カップケーキ状の花。大きなカップ状の花の中にもう一つの小さなカップが見られる珍しい種類。

いちばん早く咲くのはピコティという種類で、ピンク色の花びらに白い斑が入り様々な変化を見せています。その他、赤白ピンクで大輪のセンセーション、小ぶりで花数が多い美色コスモスも咲いています。続いてシーシェルも。

 

〔いま咲いている花〕

 

〇矢車草:≪見ごろ≫

〇花菱草:≪見ごろ≫

〇コスモス:≪三分咲き≫

この3種類の花は同じ場所に共生し、赤・白・ピンク・青・黄金色と、色の調和を見せています。

〇紫陽花:≪咲きはじめ≫山紫陽花は見ごろとなってきました。

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月)

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

≪ニュース≫

◇参詣入口の変更:

当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、昨年9月より、県道754号線に面した東参道入口から入った「南正面口」に変わりました。

バス停「般若寺」から北へ50mのところ。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1041

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

『西大寺毎年七日七夜不断光明真言勤行式』

(さいだいじまいねんなぬかななよふだんこうみょうしんごんごんぎょうしき)

 

◆【未時訖。而打大鼓之時。後供養。俄而後番供養法師起座礼拝。前番下於礼盤。後番続登礼盤。為令座不冷也。凡四番之内。於一番〈未亥卯〉者。諸衆皆集会。余三時者。守番可勤仕。又昼者安坐。而満夜者行道可誦。亥時振鈴之後。可始行道。皆集会之時者。諸衆悉行道。於余時者。当番衆者皆行道。余衆者可任心。】

 

〔未の時に訖る。而して大鼓を打つの時。後供養。俄かに後番供養法師、座を起ちて礼拝す。前番は礼盤を下り、後番続いて礼盤に登るは、座をして冷えざらしめんが為なり。およそ四番の内、一番〈未亥卯〉に於いては、諸衆みな集会す。余の三時は、番を守り勤士すべし。又、昼は安坐して、夜満つれば行道して誦(じゅ)すべし。亥の時、振鈴の後、行道を始むべし。皆集会の時は諸衆ことごとく行道す。余時に於いては当番衆は皆行道す。余衆は心に任すべし。〕

(つづく)

 

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2018年5月24日 (木)

コスモス寺花だより   5・24

 

「苔あをし 更に影置く 若楓」水原秋櫻子

 

【コスモス開花情報】

≪3分咲き≫

 

8種類、3万本。

1. センセーション :大輪で赤白ピンクの三色。

2. ピコティ :ピンクの花びらに白や赤の斑が入る。

3. サイケ :大輪で花芯からも小さな複弁を出す。三色。

4. シーシェル :花びらが巻貝のような筒状になる。三色。

5. 美色混合:昔からある普通のコスモス。三色。

6. ダブルクリック :花びらが菊かダリヤのような複弁になり、コスモスの中で最も豪華な花。三色。

7. ディアボロ :黄花コスモス(サルフレアス種)の一種で、低い草丈に真っ赤な花が咲きます。

8. カップケーキ :カップケーキ状の花。大きなカップ状の花の中にもう一つの小さなカップが見られる珍しい種類。

いちばん早く咲くのはピコティという種類で、ピンク色の花びらに白い斑が入り様々な変化を見せています。その他、赤白ピンクで大輪のセンセーション、小ぶりで花数が多い美色コスモスも咲いています。続いてシーシェルも。

 

〔いま咲いている花〕

 

〇矢車草:≪見ごろ≫

〇花菱草:≪見ごろ≫

〇コスモス:≪咲きはじめ≫

この3種類の花は同じ場所に共生し、赤・白・ピンク・青・黄金色と、色の調和を見せています。

〇紫陽花:≪つぼみ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(6月)

   紫陽花(6月)

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

≪ニュース≫

◇参詣入口の変更:

当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、昨年9月より、県道754号線に面した東参道入口から入った「南正面口」に変わりました。

バス停「般若寺」から北へ50mのところ。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1041

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

『西大寺毎年七日七夜不断光明真言勤行式』

(さいだいじまいねんなぬかななよふだんこうみょうしんごんごんぎょうしき)

 

◆【未時訖。而打大鼓之時。後供養。俄而後番供養法師起座礼拝。前番下於礼盤。後番続登礼盤。為令座不冷也。凡四番之内。於一番〈未亥卯〉者。諸衆皆集会。余三時者。守番可勤仕。又昼者安坐。而満夜者行道可誦。亥時振鈴之後。可始行道。皆集会之時者。諸衆悉行道。於余時者。当番衆者皆行道。余衆者可任心。】

 

〔未の時に訖る。而して大鼓を打つの時。後供養。俄かに後番供養法師、座を起ちて礼拝す。前番は礼盤を下り、後番続いて礼盤に登るは、座をして冷えざらしめんが為なり。およそ四番の内、一番〈未亥卯〉に於いては、諸衆みな集会す。余の三時は、番を守り勤士すべし。又、昼は安坐して、夜満つれば行道して誦(じゅ)すべし。亥の時、振鈴の後、行道を始むべし。皆集会の時は諸衆ことごとく行道す。余時に於いては当番衆は皆行道す。余衆は心に任すべし。〕

(つづく)

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2018年5月23日 (水)

コスモス寺花だより   5・23

 

「柿若葉 重なりもして 透くみどり」中村汀女

 

【コスモス開花情報】

2・3分咲き≫

 

8種類、3万本。

1. センセーション :大輪で赤白ピンクの三色。

2. ピコティ :ピンクの花びらに白や赤の斑が入る。

3. サイケ :大輪で花芯からも小さな複弁を出す。三色。

4. シーシェル :花びらが巻貝のような筒状になる。三色。

5. 美色混合:昔からある普通のコスモス。三色。

6. ダブルクリック :花びらが菊かダリヤのような複弁になり、コスモスの中で最も豪華な花。三色。

7. ディアボロ :黄花コスモス(サルフレアス種)の一種で、低い草丈に真っ赤な花が咲きます。

8. カップケーキ :カップケーキ状の花。大きなカップ状の花の中にもう一つの小さなカップが見られる珍しい種類。

いちばん早く咲くのはピコティという種類で、ピンク色の花びらに白い斑が入り様々な変化を見せています。その他、赤白ピンクで大輪のセンセーション、小ぶりで花数が多い美色コスモスも咲いています。続いてシーシェルも。

 

〔いま咲いている花〕

 

〇矢車草:≪見ごろ≫

〇花菱草:≪見ごろ≫

〇コスモス:≪咲きはじめ≫

この3種類の花は同じ場所に共生し、赤・白・ピンク・青・黄金色と、色の調和を見せています。

〇紫陽花:≪つぼみ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(5月後半~6月)

   紫陽花(5月後半~6月)

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

≪ニュース≫

◇参詣入口の変更:

当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、昨年9月より、県道754号線に面した東参道入口から入った「南正面口」に変わりました。

バス停「般若寺」から北へ50mのところ。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1040

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

『西大寺毎年七日七夜不断光明真言勤行式』

(さいだいじまいねんなぬかななよふだんこうみょうしんごんごんぎょうしき)

 

◆【一 勤行始中終作法事。

右四日未時。開白。先諸衆入道場。守標列坐。次差一人可令読発願文幷過去帳。其後供養法師登礼盤。表白。〈就法会便。若有捧諷誦者。表白之後可修之。〉五悔等訖下座。誦讃。其後始陀羅尼。〈下座出之。〉】

 

〔一 勤行始中終の作法の事

右、四日未の時、開白。先ず諸衆道場に入り、標の列坐を守る。次に一人を差して発願文ならびに過去帳を読ましむべし。そののち供養法師礼盤にのぼり表白す〈法会の便に就き、もし諷誦を捧げる者あらば、表白ののち之を修すべし〉。五悔等訖って下座す。讃を誦し、その後、陀羅尼を始む。〈下座して之を出だす。〉〕

(つづく)

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2018年5月22日 (火)

コスモス寺花だより   5・22

 

「水晶の 念珠に映る 若葉かな」川端茅舍

 

【コスモス開花情報】

2・3分咲き≫

 

8種類、35万本。

1. センセーション :大輪で赤白ピンクの三色。

2. ピコティ :ピンクの花びらに白や赤の斑が入る。

3. サイケ :大輪で花芯からも小さな複弁を出す。三色。

4. シーシェル :花びらが巻貝のような筒状になる。三色。

5. 美色混合:昔からある普通のコスモス。三色。

6. ダブルクリック :花びらが菊かダリヤのような複弁になり、コスモスの中で最も豪華な花。三色。

7. ディアボロ :黄花コスモス(サルフレアス種)の一種で、低い草丈に真っ赤な花が咲きます。

8. カップケーキ :カップケーキ状の花。大きなカップ状の花の中にもう一つの小さなカップが見られる珍しい種類。

いちばん早く咲くのはピコティという種類で、ピンク色の花びらに白い斑が入り様々な変化を見せています。その他、赤白ピンクで大輪のセンセーション、小ぶりで花数が多い美色コスモスも咲いています。続いてシーシェルも。

 

〔いま咲いている花〕

 

〇矢車草:≪見ごろ≫

〇花菱草:≪見ごろ≫

〇コスモス:≪咲きはじめ≫

この3種類の花は同じ場所に共生し、赤・白・ピンク・青・黄金色と、色の調和を見せています。

〇紫陽花:≪つぼみ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(5月後半~6月)

   紫陽花(5月後半~6月)

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

≪ニュース≫

◇参詣入口の変更:

当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、9月より県道754号線に面した東参道入口から入った「南正面口」に変わりました。

バス停「般若寺」から北へ50mのところ。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1039

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

『西大寺毎年七日七夜不断光明真言勤行式』

(さいだいじまいねんなぬかななよふだんこうみょうしんごんごんぎょうしき)

 

◆【次時香正燃訖之時。打大鼓一匝。幷可打時数。又大小食時者。雖有食堂之作相。道場内之衆口。満神呪之間。耳作相不聞歟。仍別だ大鼓。可令知時到。七日之間。時之作法。以此可存知者也。】

 

〔次に時香が正しく燃え訖(おわ)るの時、大鼓一匝を打つ。ならびに時数を打つべし。又、大小食の時は、食堂の作相あると雖も、道場内の衆口は神呪満つるのあいだ、耳に作相を聞かざるか。すなわち、別して大鼓を打つべし。時の到るを知らしむべし。七日の間、時の作法はこれを以って存知すべきもの也。〕

(つづく)

 

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2018年5月21日 (月)

コスモス寺花だより   5・21

 

「星屑や 鬱然として 夜の新樹」日野草城

 

【コスモス開花情報】

2・3分咲き≫

 

8種類、35万本。

1. センセーション :大輪で赤白ピンクの三色。

2. ピコティ :ピンクの花びらに白や赤の斑が入る。

3. サイケ :大輪で花芯からも小さな複弁を出す。三色。

4. シーシェル :花びらが巻貝のような筒状になる。三色。

5. 美色混合:昔からある普通のコスモス。三色。

6. ダブルクリック :花びらが菊かダリヤのような複弁になり、コスモスの中で最も豪華な花。三色。

7. ディアボロ :黄花コスモス(サルフレアス種)の一種で、低い草丈に真っ赤な花が咲きます。

8. カップケーキ :カップケーキ状の花。大きなカップ状の花の中にもう一つの小さなカップが見られる珍しい種類。

いちばん早く咲くのはピコティという種類で、ピンク色の花びらに白い斑が入り様々な変化を見せています。その他、赤白ピンクで大輪のセンセーション、小ぶりで花数が多い美色コスモスも咲いています。続いてシーシェルも。

 

〔いま咲いている花〕

 

〇矢車草:≪見ごろ≫

〇花菱草:≪見ごろ≫

〇コスモス:≪咲きはじめ≫

この3種類の花は同じ場所に共生し、赤・白・ピンク・青・黄金色と、色の調和を見せています。

〇紫陽花:≪つぼみ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(5月後半~6月)

   紫陽花(5月後半~6月)

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

≪ニュース≫

◇参詣入口の変更:

当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、9月より県道754号線に面した東参道入口から入った「南正面口」に変わりました。

バス停「般若寺」から北へ50mのところ。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1039

 

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

『西大寺毎年七日七夜不断光明真言勤行式』

(さいだいじまいねんなぬかななよふだんこうみょうしんごんごんぎょうしき)

 

◆【又皆集会之三時〈未亥卯〉者。此三匝大鼓之後。即打洪鐘三匝。是為令諸衆知皆集会之時已近。預参儲道場也。但寅終者。残時香二寸。可打大鼓。是為令卯時皆集会以前行煎物於諸衆也。】

 

〔また、皆が集会の三時〔未亥卯(ひつじ、い、う①)〕は、この三匝太鼓の後、即ち洪鐘(こうしょう②)三匝を打つ。これ、諸衆をして皆が集会の時は已に近きを知らしめんが為、預(あらかじ)め道場に参儲(さんちょ③)するなり。但、寅(とら④)終らば残時の香は二寸。太鼓を打つべし。これ、卯(う⑤)の時皆が集会以前に、煎物(せんぶつ⑥)を諸衆に行わしめんが為なり。

 

 未亥卯=未時、午後一時~三時。午後九時~十一時。午前五時~七時。

 洪鐘=大きな梵鐘。

 参儲=儲はもうける、用意しておく。参じて用意しておく。

 寅=午前三時~五時。

 卯=午前五時~七時。

煎物=煎(い)り物。米、麦、豆などを煎ったもの。         

(つづく)

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2018年5月20日 (日)

コスモス寺花だより   5・20

 

「新緑の 香に新緑の 風を待つ」稲畑汀子

 

【コスモス開花情報】

≪咲きはじめ・12分咲き≫

 

8種類、35万本。

1. センセーション :大輪で赤白ピンクの三色。

2. ピコティ :ピンクの花びらに白や赤の斑が入る。

3. サイケ :大輪で花芯からも小さな複弁を出す。三色。

4. シーシェル :花びらが巻貝のような筒状になる。三色。

5. 美色混合:昔からある普通のコスモス。三色。

6. ダブルクリック :花びらが菊かダリヤのような複弁で豪華に咲く。三色。

7. ディアボロ :黄花コスモス(サルフレアス種)の一種で、低い草丈に真っ赤な花が咲きます。

8. カップケーキ :カップ状の花の中に、もう一つの小さなカップが見られる珍しい種類。

いちばん早く咲くのはピコティという種類で、ピンク色の花びらに白い斑が入り様々な変化を見せています。その他、赤白ピンクで大輪のセンセーション、小ぶりで花数が多い美色コスモスも咲いています。続いてシーシェルも。

 

〔いま咲いている花〕

 

〇矢車草:≪見ごろ≫

〇花菱草:≪見ごろ≫

〇定家葛:≪見ごろ≫小さな五弁の白い花、芳香あり。

〇コスモス:≪咲きはじめ≫

〇紫陽花:≪つぼみ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(5月後半~6月)

   紫陽花(5月後半~6月)

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

≪ニュース≫

◇参詣入口の変更:

当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、9月より県道754号線に面した東参道入口から入った「南正面口」に変わりました。

バス停「般若寺」から北へ50mのところ。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1038

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

『西大寺毎年七日七夜不断光明真言勤行式』

(さいだいじまいねんなぬかななよふだんこうみょうしんごんごんぎょうしき)

 

◆【一 勤行間作相事。

右先時將終而時香一寸燃残之時。可打大鼓三匝。〈乱声。〉是為令後番衆及供養法師知時已欲終兼加用意預入儲道場也。若無此権儀者。定臨時周章。幷有遅参歟。】

 

〔一 勤行の間、作相(さそう①)の事

右、まず時まさに終わらんとして、時香(じこう②)一寸燃え残るのとき、太鼓三匝(さんそう③)を打つべし〔乱声(らんじょう④)〕。これ後番衆(ごばんしゅう⑤)および供養法師(くようぼうし⑥)をして時を知らしめんが為、已に終らんと欲し、兼ねて用意を加え預け入れ、道場を儲けるなり。もしこの権儀無ければ、さだめて時に臨み周章(しゅうしょう⑦)す。幷に遅参あるか。

 

 作相=

 時香=時間をはかるためにお香を焚く道具、お香盤。

 三匝=三めぐり。

 乱声=雅楽の曲名。龍笛あるいは高麗笛を主体として打楽器(太鼓、鉦鼓)が加わって奏する前奏曲、後奏曲。

 後番衆=

 供養法師=供養法を行う導師。

 周章=あわてること。

(つづく)

 

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2018年5月19日 (土)

コスモス寺花だより   5・19

 

「青葉して 御目の雫(しずく) ぬぐはばや」松尾芭蕉

 

【コスモス開花情報】

≪咲きはじめ・12分咲き≫

「初夏咲きコスモス」は草丈780㎝ほどで咲き出しています。中には1mをこえるものもあり、日に日に花数を増やしています。

みずみずしい緑の葉っぱの中で咲くあざやかな赤、白、ピンクの花が目を引きますが、秋とは一味違った風情を見せています。

今年の花は早いですから、今月末には見ごろを迎えるでしょう。

 

この時期のコスモスの種類は8種類、35万本。

1. センセーション :大輪で赤白ピンクの三色。

2. ピコティ :ピンクの花びらに白や赤の斑が入る。

3. サイケ :大輪で花芯からも小さな複弁を出す。三色。

4. シーシェル :花びらが巻貝のような筒状になる。三色。

5. 美色混合:昔からある普通のコスモス。三色。

6. ダブルクリック :花びらが菊かダリヤのような複弁で豪華に咲く。三色。

7. ディアボロ :黄花コスモス(サルフレアス種)の一種で、低い草丈に真っ赤な花が咲きます。

8. カップケーキ :カップ状の花の中に、もう一つの小さなカップが見られる珍しい種類。

いちばん早く咲くのはピコティという種類で、ピンク色の花びらに白い斑が入り様々な変化を見せています。その他、赤白ピンクで大輪のセンセーション、小ぶりで花数が多い美色コスモスも咲いています。続いてシーシェルも。

 

〔いま咲いている花〕

 

〇矢車草:≪見ごろ≫

〇花菱草:≪見ごろ≫

〇定家葛:≪見ごろ≫芳香あり。

〇梅花空木:≪散りはじめ≫純白の四弁の花、芳香あり。

〇コスモス:≪咲きはじめ≫

〇紫陽花:≪つぼみ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(5月後半~6月)

   紫陽花(5月後半~6月)

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

≪ニュース≫

◇参詣入口の変更:

当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、9月より県道754号線に面した東参道入口から入った「南正面口」に変わりました。

バス停「般若寺」から北へ50mのところ。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1038

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

『西大寺毎年七日七夜不断光明真言勤行式』

(さいだいじまいねんなぬかななよふだんこうみょうしんごんごんぎょうしき)

 

◆【一 勤行間作相事。

右先時將終而時香一寸燃残之時。可打大鼓三匝。〈乱声。〉是為令後番衆及供養法師知時已欲終兼加用意預入儲道場也。若無此権儀者。定臨時周章。幷有遅参歟。】

 

〔一 勤行の間、作相(さそう①)の事

右、まず時まさに終わらんとして、時香(じこう②)一寸燃え残るのとき、太鼓三匝(さんそう③)を打つべし〔乱声(らんじょう④)〕。これ後番衆(ごばんしゅう⑤)および供養法師(くようぼうし⑥)をして時を知らしめんが為、已に終らんと欲し、兼ねて用意を加え預け入れ、道場を儲けるなり。もしこの権儀無ければ、さだめて時に臨み周章(しゅうしょう⑦)す。幷に遅参あるか。

 

 作相=

 時香=時間をはかるためにお香を焚く道具、お香盤。

 三匝=三めぐり。

 乱声=雅楽の曲名。龍笛あるいは高麗笛を主体として打楽器(太鼓、鉦鼓)が加わって奏する前奏曲、後奏曲。

 後番衆=

 供養法師=供養法を行う導師。

 周章=あわてること。

(つづく)

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2018年5月18日 (金)

コスモス寺花だより   5・18

 

これからの季節は、晴れればコスモス、雨降ればアジサイの花を鑑賞できます。どちらも日本の風土になじんでいて、誰からも愛好される花です。

 

「葉がくれに ありと思ほゆ 実梅かな」高濱虚子

 

【コスモス開花情報】

≪咲きはじめ・12分咲き≫

「初夏咲きコスモス」は草丈780㎝ほどで咲き出しています。中には1mをこえるものもあり、日に日に花数を増やします。

みずみずしい緑の葉っぱの中で鮮やかな赤、ピンクの花が目を引きます。

今年の花は早いですから、今月末には見ごろを迎えるでしょう。

 

この時期のコスモスの種類は8種類、35万本。

1. センセーション :大輪で赤白ピンクの三色。

2. ピコティ :ピンクの花びらに白や赤の斑が入る。

3. サイケ :大輪で花芯からも小さな複弁を出す。三色。

4. シーシェル :花びらが巻貝のような筒状になる。三色。

5. 美色混合:昔からある普通のコスモス。三色。

6. ダブルクリック :花びらが菊かダリヤのような複弁で豪華に咲く。三色。

7. ディアボロ :黄花コスモス(サルフレアス種)の一種で、低い草丈に真っ赤な花が咲きます。

8. カップケーキ :カップ状の花の中に、もう一つの小さなカップが見られる珍しい種類。

いちばん早く咲くのはピコティという種類で、ピンク色の花びらに白い斑が入り様々な変化を見せています。その他、赤白ピンクで大輪のセンセーション、小ぶりで花数が多い美色コスモスも咲いています。

 

〔いま咲いている花〕

 

〇矢車草:≪見ごろ≫

〇花菱草:≪見ごろ≫

〇定家葛:≪見ごろ≫芳香あり。

〇梅花空木:≪散りはじめ≫純白の四弁の花、芳香あり。

〇コスモス:≪咲きはじめ≫

〇紫陽花:≪つぼみ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(5月後半~6月)

   紫陽花(5月後半~6月)

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

≪ニュース≫

◇参詣入口の変更:

当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、9月より県道754号線に面した東参道入口から入った「南正面口」に変わりました。

バス停「般若寺」から北へ50mのところ。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1038

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

『西大寺毎年七日七夜不断光明真言勤行式』

(さいだいじまいねんなぬかななよふだんこうみょうしんごんごんぎょうしき)

 

◆【一 勤行間作相事。

右先時將終而時香一寸燃残之時。可打大鼓三匝。〈乱声。〉是為令後番衆及供養法師知時已欲終兼加用意預入儲道場也。若無此権儀者。定臨時周章。幷有遅参歟。】

 

〔一 勤行の間、作相(さそう①)の事

右、まず時まさに終わらんとして、時香(じこう②)一寸燃え残るのとき、太鼓三匝(さんそう③)を打つべし〔乱声(らんじょう④)〕。これ後番衆(ごばんしゅう⑤)および供養法師(くようぼうし⑥)をして時を知らしめんが為、已に終らんと欲し、兼ねて用意を加え預け入れ、道場を儲けるなり。もしこの権儀無ければ、さだめて時に臨み周章(しゅうしょう⑦)す。幷に遅参あるか。

 

 作相=

 時香=時間をはかるためにお香を焚く道具、お香盤。

 三匝=三めぐり。

 乱声=雅楽の曲名。龍笛あるいは高麗笛を主体として打楽器(太鼓、鉦鼓)が加わって奏する前奏曲、後奏曲。

 後番衆=

 供養法師=供養法を行う導師。

 周章=あわてること。

(つづく)

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2018年5月17日 (木)

コスモス寺花だより   5・17

 

「うつむくは 一花もあらず 花菖蒲」長谷川秋子

 

【コスモス開花情報】

≪咲きはじめ・12分咲き≫

「初夏咲きコスモス」は草丈780㎝ほどで咲き出しています。中には1mをこえるものもあり、日に日に花数を増やしています。

みずみずしい緑の葉っぱの中で鮮やかな赤、ピンクの花が目を引きます。

今年の花は早いですから、今月末には見ごろを迎えるでしょう。

 

この時期のコスモスの種類は8種類、35万本。

1. センセーション :大輪で赤白ピンクの三色。

2. ピコティ :ピンクの花びらに白や赤の斑が入る。

3. サイケ :大輪で花芯からも小さな複弁を出す。三色。

4. シーシェル :花びらが巻貝のような筒状になる。三色。

5. 美色混合:昔からある普通のコスモス。三色。

6. ダブルクリック :花びらが菊かダリヤのような複弁で豪華に咲く。三色。

7. ディアボロ 

8. カップケーキ 

いちばん早く咲くのはピコティという種類で、ピンク色の花びらに白い斑が入り様々な変化を見せています。その他、赤白ピンクで大輪のセンセーション、小ぶりで花数が多い美色コスモスも咲いています。

 

〔いま咲いている花〕

 

〇矢車草:≪見ごろ≫

〇花菱草:≪見ごろ≫

〇定家葛:≪見ごろ≫芳香あり。

〇梅花空木:≪散りはじめ≫純白の四弁の花、芳香あり。

〇コスモス:≪咲きはじめ≫

〇紫陽花:≪つぼみ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(5月後半~6月)

   紫陽花(5月後半~6月)

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

≪ニュース≫

◇参詣入口の変更:

当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、9月より県道754号線に面した東参道入口から入った「南正面口」に変わりました。

バス停「般若寺」から北へ50mのところ。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1037

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

『西大寺毎年七日七夜不断光明真言勤行式』

(さいだいじまいねんなぬかななよふだんこうみょうしんごんごんぎょうしき)

 

◆【一 結番事。

右不論衆多少。必可結四番。於一番者。諸衆皆集会。自余三番者。各守番可来勤。〈但除供養法衆。〉又結番以後。中間右来勤之人者。号結縁衆。番帳奥別可書載名字。又撰已灌頂人六人。結六番。昼夜各一時。可令勤修大法。若堪能人多之時者。撰十二人。結十二番。一昼夜之間。各可令勤一時。依人数之多少。可相計者也。】

 

〔一 結番の事

右、衆の多少を論ぜず、必ず四番を結ぶべし。一番に於いては、諸衆みな集会し自余(じよ①)、三番はおのおの番を守り来勤すべし。〔ただし供養法衆を除く〕又、結番以後、中間に来勤ある人は結縁衆と号す。番帳の奥に別して名字を書載すべし。又、灌頂の人六人を撰び已(や)み、六番を結ぶ。昼夜おのおの一時、大法(だいほう②)を勤修せしむべし。もし堪能の人多き時は、十二人を撰び十二番を結ぶ。一昼夜の間、おのおの一時を勤めしむべし。人数の多少により相計るべきものなり。〕

 

 自余=爾余。そのほか。その他。

 大法=光明真言法

(つづく)

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2018年5月16日 (水)

コスモス寺花だより   5・16

 

「子に母に ましろき花の 夏来る」三橋鷹女

 

【コスモス開花情報】

≪咲きはじめ・12分咲き≫

「初夏咲きコスモス」は草丈780㎝ほどで咲き出しています。中には1mをこえるものもあり、日に日に花数を増やしています。

みずみずしい緑の葉っぱの中で鮮やかな赤、ピンクの花が目を引きます。

今年の花は早いですから、今月末には見ごろを迎えるでしょう。

 

この時期のコスモスの種類は8種類、35万本。

1. センセーション :大輪で赤白ピンクの三色。

2. ピコティ :ピンクの花びらに白や赤の斑が入る。

3. サイケ :大輪で花芯からも小さな複弁を出す。三色。

4. シーシェル :花びらが巻貝のように筒状になる。三色。

5. 美色混合

6. ダブルクリック 

7. ディアボロ 

8. カップケーキ 

いちばん早く咲くのはピコティという種類で、ピンク色の花びらに白い斑が入り様々な変化を見せています。その他、赤白ピンクで大輪のセンセーション、小ぶりで花数が多い美色コスモスも咲いています。

 

〔いま咲いている花〕

 

〇矢車草:≪見ごろ≫

〇花菱草:≪見ごろ≫

〇定家葛:≪見ごろ≫芳香あり。

〇梅花空木:≪見ごろ≫純白の四弁の花、芳香あり。

〇コスモス:≪咲きはじめ≫

〇紫陽花:≪つぼみ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(5月後半~6月)

   紫陽花(5月後半~6月)

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

≪ニュース≫

◇参詣入口の変更:

当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、9月より県道754号線に面した東参道入口から入った「南正面口」に変わりました。

バス停「般若寺」から北へ50mのところ。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1036

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

『西大寺毎年七日七夜不断光明真言勤行式』

(さいだいじまいねんなぬかななよふだんこうみょうしんごんごんぎょうしき)

 

◆【一 道場荘厳事。

右座之寛狭。衆之多少。依時隨境。不可一定。臨期相議。然而於大概者。非可不存知。先中央餝密壇。其傍可安土砂箱〈幷〉過去帳。辨備香花灯明。皆如常儀。〈毎時可備四面閼伽。〉

 

〔一 道場荘厳の事

右、座の寛狭、衆の多少は時に依り境に随う。一定すべからず。期に臨んで相議す。しかれども大概に於いては、存知せざるべきに非ず。先ず中央に密壇を餝(かざ)り、その傍に土砂の箱幷びに過去帳を安んずべし。香花灯明を弁え備うことは、皆常儀の如し。〈毎時四面に閼伽を備うべし。〉〕

(つづく)

 

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2018年5月15日 (火)

コスモス寺花だより   5・15

 

今日は30度の真夏のような暑い日になります。水分補給、日差しに気をつけましょう。

「ひとり居の 朝やうち向ふ 鉄線花」水原秋櫻子

 

【コスモス開花情報】

≪咲きはじめ・12分咲き≫

「初夏咲きコスモス」は草丈はまだ780㎝ほどで花が咲き出しています。中には草丈が1mをこえるものもあり、日に日に花数を増やしています。

みずみずしい緑の葉っぱの中で鮮やかな赤、ピンクの花が目を引きます。

今年の花は早いですから、今月末には見ごろを迎えるでしょう。

 

この時期のコスモスの種類は8種類、35万本。

1. センセーション 

2. ピコティ 

3. サイケ 

4. シーシェル 

5. 美色混合

6. ダブルクリック 

7. ディアボロ 

8. カップケーキ 

いちばん早く咲くのはピコティという種類で、ピンク色の花びらに白い斑が入り様々な変化を見せています。その他、赤白ピンクで大輪のセンセーション、小ぶりで花数が多い美色コスモスも咲いています。

 

〔いま咲いている花〕

 

〇矢車草:≪見ごろ≫

〇花菱草:≪見ごろ≫

〇定家葛:≪見ごろ≫芳香あり。

〇梅花空木:≪見ごろ≫純白の四弁の花、芳香あり。

〇コスモス:≪咲きはじめ≫

〇紫陽花:≪つぼみ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(5月後半~6月)

   紫陽花(5月後半~6月)

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

≪ニュース≫

◇参詣入口の変更:

当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、9月より県道754号線に面した東参道入口から入った「南正面口」に変わりました。

バス停「般若寺」から北へ50mのところ。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1035

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

『西大寺毎年七日七夜不断光明真言勤行式』

(さいだいじまいねんなぬかななよふだんこうみょうしんごんごんぎょうしき)

 

◆【於此外者。輙不可載之。是雖似別親疎。若及広博者。筆紙難堪。被読有煩。還可為退転之因縁。何况廻向及法界。豈敢有漏脱乎。凡七衆位別道俗交異之間。為簡別階級。類集作十巻者也。〈十巻内前九巻者。悉可読之。至第十巻者。羊羊書載数十人亡者之間。已大巻欲之悉読。時剋推遷。還為衆会之疲労。仍有衆議自今以後者。可読当年書入之分云云。〉】

 

〔このほかに於いては、輙(すなわ)ち之を載せるべからず。これ似たりと雖も親疎を別つ(べし)。若し広博(こうはく①)に及べば、筆紙は堪え難し。披読(ひどく②)に煩いあり。還って退転(たいてん③)の因縁となるべし。何ぞいわんや、廻向は法界に及び、あに敢えて漏脱(ろうだつ④)あらんや。およそ七衆の位は道俗交異の間を別ける。階級を簡別せんが為、類集して十巻と作すものなり。

〈十巻の内、前九巻は悉くこれを読むべし。第十巻に至りては、羊羊(⑤)数十人の亡者を書載するの間、已に大巻なればこれを悉く読まんと欲すれば時尅推遷す。還って衆会の疲労と為る。すなわち衆議ありて、自今以後は当年書き入れの分を読むべし、云々。〉〕

 

 広博=ひろいこと。

 披読=ひらいて読むこと

 退転=だんだんに衰えていくこと。

 漏脱=もれおちること。

(つづく)

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2018年5月14日 (月)

コスモス寺花だより   5・14

 

この季節、奈良公園では小鹿が生まれています。小さな体に細い足、茶色の背中に白い斑点、母鹿によりそってぴょんぴょん跳ねまわる姿は本当にかわいいです。奈良の初夏の風物詩です。

 

「鹿の斑の 夏うるはしや 愁ふまじ」橋本多佳子

 

【コスモス開花情報】

「初夏咲きコスモス」は今、草丈560㎝ほどで花が咲き出しています。中には草丈が1mをこえるものもあり、日に日に花数を増やしています。

今年の花は早いですから今月後半には見ごろを迎えるでしょう。

 

この時期のコスモスの種類は8種類、35万本。

1. センセーション 

2. ピコティ 

3. サイケ 

4. シーシェル 

5. 美色混合

6. ダブルクリック 

7. ディアボロ 

8. カップケーキ 

いちばん早く咲いているのは、ピコティという種類でピンク色の花びらに白い斑が入り様々な変化を見せています。

 

〔いま咲いている花〕

 

〇蔓日日草(つるにちにちそう):≪見ごろ≫

〇矢車草:≪見ごろ≫

〇花菱草:≪見ごろ≫

〇梅花空木:≪見ごろ≫純白の四弁の花、芳香をもつ。

〇コスモス:≪咲きはじめ≫

〇紫陽花:≪つぼみ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(5月後半~6月)

   紫陽花(5月後半~6月)

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

≪ニュース≫

◇参詣入口の変更:

当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、9月より県道754号線に面した東参道入口から入った「南正面口」に変わりました。

バス停「般若寺」から北へ50mのところ。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1035

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

『西大寺毎年七日七夜不断光明真言勤行式』

(さいだいじまいねんなぬかななよふだんこうみょうしんごんごんぎょうしき)

 

◆【於此外者。輙不可載之。是雖似別親疎。若及広博者。筆紙難堪。被読有煩。還可為退転之因縁。何况廻向及法界。豈敢有漏脱乎。凡七衆位別道俗交異之間。為簡別階級。類集作十巻者也。〈十巻内前九巻者。悉可読之。至第十巻者。羊羊書載数十人亡者之間。已大巻欲之悉読。時剋推遷。還為衆会之疲労。仍有衆議自今以後者。可読当年書入之分云云。〉】

 

〔このほかに於いては、輙(すなわ)ち之を載せるべからず。これ似たりと雖も親疎を別つ(べし)。若し広博(こうはく①)に及べば、筆紙は堪え難し。披読(ひどく②)に煩いあり。還って退転(たいてん③)の因縁となるべし。何ぞいわんや、廻向は法界に及び、あに敢えて漏脱(ろうだつ④)あらんや。およそ七衆の位は道俗交異の間を別ける。階級を簡別せんが為、類集して十巻と作すものなり。

〈十巻の内、前九巻は悉くこれを読むべし。第十巻に至りては、羊羊(⑤)数十人の亡者を書載するの間、已に大巻なればこれを悉く読まんと欲すれば時尅推遷す。還って衆会の疲労と為る。すなわち衆議ありて、自今以後は当年書き入れの分を読むべし、云々。〉〕

 

 広博=ひろいこと。

 披読=ひらいて読むこと

 退転=だんだんに衰えていくこと。

 漏脱=もれおちること。

(つづく)


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2018年5月13日 (日)

コスモス寺花だより   5・13

 

「あけぼのの 芍薬にむかひ 憂なし」水原秋櫻子

 

【コスモス開花情報】

「初夏咲きコスモス」は今、草丈560㎝ほどで花が咲き出しています。中には草丈が1mをこえるものもあり、日に日に花数を増やしています。

今年の花は早いですから今月後半には見ごろを迎えるでしょう。

 

この時期のコスモスの種類は8種類、35万本。

1. センセーション 

2. ピコティ 

3. サイケ 

4. シーシェル 

5. 美色混合

6. ダブルクリック 

7. ディアボロ 

8. カップケーキ 

いちばん早く咲いているのは、ピコティという種類でピンク色の花びらに白い斑が入り様々な変化を見せています。

 

〔いま咲いている花〕

 

〇蔓日日草(つるにちにちそう):≪見ごろ≫

〇矢車草:≪見ごろ≫

〇花菱草:≪見ごろ≫

〇梅花空木:≪見ごろ≫純白の四弁の花、芳香をもつ。

〇コスモス:≪咲きはじめ≫

〇紫陽花:≪つぼみ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(5月後半~6月)

   紫陽花(5月後半~6月)

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

≪ニュース≫

◇参詣入口の変更:

当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、9月より県道754号線に面した東参道入口から入った「南正面口」に変わりました。

バス停「般若寺」から北へ50mのところ。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1035

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

『西大寺毎年七日七夜不断光明真言勤行式』

(さいだいじまいねんなぬかななよふだんこうみょうしんごんごんぎょうしき)

 

◆【凡於出家之五衆者。広通諸寺。近住男女者。限当寺及末寺。注載恩所事者。唯当寺会合現前僧。及当寺幷常施院近住衆而已。如之於之行法。運志合力。営斎粥。供灯明之輩。幷当寺浄人等。結縁已厚之故。又可載之。

 

〔およそ出家の五衆(しゅっけのごしゅう①)に於いては、広く諸寺に通ず。近住の男女は当寺および末寺に限る。恩所のことを注載するは、ただ当寺へ会合の現前の僧、および当寺ならびに常施院の近住衆のみ。如之(もしこれ)この行法において、志を運び力を合わせ、斎粥(さいしゅく②)を営み、灯明を供えるの輩、ならびに当寺の淨人(じょうにん③)等、結縁已に厚きの故、また之を載すべし。〕

 

 出家の五衆=比丘・比丘尼・式叉摩那・沙弥・沙弥尼の五衆。

 斎粥=斎食。正しい決められた時にとる食事。

 淨人=在俗のままで寺に住み、僧たちに仕える者。寺で働く人。

(つづく)

 

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2018年5月12日 (土)

コスモス寺花だより   5・12

 

「くっきりと 真紅の薔薇に 葉かげかな」高野素十

 

【コスモス開花情報】

「初夏咲きコスモス」は今、草丈560㎝ほどで花が咲き出しています。中には草丈が1mをこえるものもあり、日に日に花数を増やしています。

今年の花は早いですから今月後半には見ごろを迎えるでしょう。

 

この時期のコスモスの種類は8種類、35万本。

1. センセーション 

2. ピコティ 

3. サイケ 

4. シーシェル 

5. 美色混合

6. ダブルクリック 

7. ディアボロ 

8. カップケーキ 

いちばん早く咲いているのは、ピコティという種類でピンク色の花びらに白い斑が入り様々な変化を見せています。

 

〔いま咲いている花〕

 

〇蔓日日草(つるにちにちそう):≪見ごろ≫

〇矢車草:≪見ごろ≫

〇花菱草:≪見ごろ≫

〇梅花空木:≪見ごろ≫純白の四弁の花、芳香をもつ。

〇コスモス:≪咲きはじめ≫

〇紫陽花:≪つぼみ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(5月後半~6月)

   紫陽花(5月後半~6月)

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

≪ニュース≫

◇参詣入口の変更:

当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、9月より県道754号線に面した東参道入口から入った「南正面口」に変わりました。

バス停「般若寺」から北へ50mのところ。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1035

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

『西大寺毎年七日七夜不断光明真言勤行式』

(さいだいじまいねんなぬかななよふだんこうみょうしんごんごんぎょうしき)

 

◆【凡於出家之五衆者。広通諸寺。近住男女者。限当寺及末寺。注載恩所事者。唯当寺会合現前僧。及当寺幷常施院近住衆而已。如之於之行法。運志合力。営斎粥。供灯明之輩。幷当寺浄人等。結縁已厚之故。又可載之。

 

〔およそ出家の五衆(しゅっけのごしゅう①)に於いては、広く諸寺に通ず。近住の男女は当寺および末寺に限る。恩所のことを注載するは、ただ当寺へ会合の現前の僧、および当寺ならびに常施院の近住衆のみ。如之(もしこれ)この行法において、志を運び力を合わせ、斎粥(さいしゅく②)を営み、灯明を供えるの輩、ならびに当寺の淨人(じょうにん③)等、結縁已に厚きの故、また之を載すべし。〕

 

 出家の五衆=比丘・比丘尼・式叉摩那・沙弥・沙弥尼の五衆。

 斎粥=斎食。正しい決められた時にとる食事。

 淨人=在俗のままで寺に住み、僧たちに仕える者。寺で働く人。

(つづく)

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2018年5月11日 (金)

コスモス寺花だより   5・11

 

「鐘撞くも 夏花(げばな)を摘むも 僧ひとり」河村宰秀

 

・夏花=仏教では、雨季に外出を控え、僧院で修道修学に専念する期間を「夏安居(げあんご)」と言い、仏様に供える花を夏花と言います。

 

【コスモス開花情報】

「初夏咲きコスモス」は今、草丈560㎝ほどで花が咲き出しています。中には1mをこえる草丈のものもあり、日に日に花数を増やしています。

今年の花は早いですから今月後半には見ごろを迎えるでしょう。

 

この時期のコスモスの種類は8種類、35万本。

1. センセーション 

2. ピコティ 

3. サイケ 

4. シーシェル 

5. 美色混合

6. ダブルクリック 

7. ディアボロ 

8. カップケーキ 

いちばん早く咲いているのは、ピコティという種類でピンク色の花びらに白い斑が入り様々な変化を見せています。

 

〔いま咲いている花〕

 

〇蔓日日草(つるにちにちそう):≪見ごろ≫

〇矢車草:≪見ごろ≫

〇花菱草:≪見ごろ≫

〇梅花空木:≪見ごろ≫純白の四弁の花、芳香をもつ。

〇コスモス:≪咲きはじめ≫

〇紫陽花:≪つぼみ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(5月後半~6月)

   紫陽花(5月後半~6月)

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

≪ニュース≫

◇参詣入口の変更:

当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、9月より県道754号線に面した東参道入口から入った「南正面口」に変わりました。

バス停「般若寺」から北へ50mのところ。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1035

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

『西大寺毎年七日七夜不断光明真言勤行式』

(さいだいじまいねんなぬかななよふだんこうみょうしんごんごんぎょうしき)

 

◆【凡於出家之五衆者。広通諸寺。近住男女者。限当寺及末寺。注載恩所事者。唯当寺会合現前僧。及当寺幷常施院近住衆而已。如之於之行法。運志合力。営斎粥。供灯明之輩。幷当寺浄人等。結縁已厚之故。又可載之。

 

〔およそ出家の五衆(しゅっけのごしゅう①)に於いては、広く諸寺に通ず。近住の男女は当寺および末寺に限る。恩所のことを注載するは、ただ当寺へ会合の現前の僧、および当寺ならびに常施院の近住衆のみ。如之(もしこれ)この行法において、志を運び力を合わせ、斎粥(さいしゅく②)を営み、灯明を供えるの輩、ならびに当寺の淨人(じょうにん③)等、結縁已に厚きの故、また之を載すべし。〕

 

 出家の五衆=比丘・比丘尼・式叉摩那・沙弥・沙弥尼の五衆。

 斎粥=斎食。正しい決められた時にとる食事。

 淨人=在俗のままで寺に住み、僧たちに仕える者。寺で働く人。

(つづく)

 

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2018年5月10日 (木)

コスモス寺花だより   5・10

 

これから梅雨にかけて、大きく「てまり状」に咲くアジサイに先立って小ぶりな山アジサイが咲きます。紫陽花は日本原産で、額状に咲く山アジサイから変化したそうです。花の色はブルーが基本ですが、紅・紫・白など多彩です。

般若寺ではアジサイと同時にコスモスも見られます。

 

「木洩日の 七宝散れる 額の花」尾崎光尋

 

【コスモス開花情報】

「初夏咲きコスモス」は今、草丈560㎝ほど、つぼみをつけた軸は1mをこえました。もう数百本の花が咲き出そうとしています。今年の花は早いです。

 

この時期のコスモスの種類は8種類、35万本。

1. センセーション 

2. ピコティ 

3. サイケ 

4. シーシェル 

5. 美色混合

6. ダブルクリック 

7. ディアボロ 

8. カップケーキ 

いちばん早く咲いているのは、ピコティという種類でピンク色の花びらに白い斑が入り様々な変化を見せています。

 

【白鳳秘仏公開】

429日~510日。

  午前9時~午後4時。於・宝蔵堂。特別拝観料・200

 

〔いま咲いている花〕

 

〇蔓日日草(つるにちにちそう):≪見ごろ≫

〇矢車草:≪見ごろ≫

〇花菱草:≪見ごろ≫

〇梅花空木:≪見ごろ≫純白の四弁の花、芳香をもつ。

〇紫陽花:≪つぼみ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(5月後半~6月)

   紫陽花(5月後半~6月)

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

≪ニュース≫

◇参詣入口の変更:

当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、9月より県道754号線に面した東参道入口から入った「南正面口」に変わりました。

バス停「般若寺」から北へ50mのところ。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1035

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

『西大寺毎年七日七夜不断光明真言勤行式』

(さいだいじまいねんなぬかななよふだんこうみょうしんごんごんぎょうしき)

 

◆【兼復当寺幷末寺近住男女。値遇不浅之故。同可載之。其外為勤行所群集之現前僧。及当寺幷常施院近住面々。恩所雖非七衆之数。恩分難黙止之故。又可載之。】

 

〔兼ねてまた、当寺ならびに末寺の近住(ごんじゅう①)の男女、値遇浅からざるの故、同じく之を載すべし。そのほか勤行のため群集するところの現前の僧、および当寺ならびに常施院(じょうせいん②)の近住衆の面々、恩所(おんじょ③)は七衆(しちしゅ④)の数に非ずといえども、恩分(おんぶん⑤)は黙止(もくし⑥)しがたきの故、また之を載すべし。〕

 

 近住=三宝に親近して住すの意。在家信者で八斎戒をたもつ者。

 常施院=布施物(衣食)を常備して生活困窮者を救済する施設。忍性菩薩が西大寺に設置したと伝えるが、ここの文によれば、西大寺寺内ではないが近い場所にあったと想定される。

 恩所=恩はめぐみ、いつくしみの意。恩人のこと。

 七衆=仏の教えを奉ずる僧俗男女の七種の人。出家の比丘・比丘尼・式叉摩那・沙弥・沙弥尼、在家の優婆塞・優婆夷。

 恩分=

 黙止=口をつぐんでそのままにしておくこと。無言ですます。

(つづく)

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2018年5月 9日 (水)

コスモス寺花だより   5・9

 

「駿河路や 花橘も 茶の匂ひ」松尾芭蕉

 

【コスモス開花情報】

「初夏咲きコスモス」は今、草丈560㎝ほど、つぼみをつけた軸は1mをこえました。もう数百本の花が咲き出そうとしています。今年の花は早いです。

 

この時期のコスモスの種類は8種類、35万本。

1. センセーション 

2. ピコティ 

3. サイケ 

4. シーシェル 

5. 美色混合

6. ダブルクリック 

7. ディアボロ 

8. カップケーキ 

いちばん早く咲いているのは、ピコティという種類でピンク色の花びらに白い斑が入り様々な変化を見せています。

 

【白鳳秘仏公開】

429日~510日。

  午前9時~午後4時。於・宝蔵堂。特別拝観料・200

 

〔いま咲いている花〕

 

〇蔓日日草(つるにちにちそう):≪見ごろ≫

〇矢車草:≪見ごろ≫

〇花菱草:≪見ごろ≫

〇梅花空木:≪見ごろ≫純白の四弁の花、芳香をもつ。

〇紫陽花:≪つぼみ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(5月後半~6月)

   紫陽花(5月後半~6月)

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

≪ニュース≫

◇参詣入口の変更:

当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、9月より県道754号線に面した東参道入口から入った「南正面口」に変わりました。

バス停「般若寺」から北へ50mのところ。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1035

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

『西大寺毎年七日七夜不断光明真言勤行式』

(さいだいじまいねんなぬかななよふだんこうみょうしんごんごんぎょうしき)

 

◆【一 可載亡者於過去帳事。

右此勤行之起。専為訪同法也。依之。録名字於過去帳。期祈念於未来際。然則従律法興行。以降同韻修行之亡者。不簡専寺他寺。不論僧衆尼衆。於出家五衆者。隨聞及悉可載之。】

 

〔一 亡者を過去帳に載すべき事

右、この勤行の起こりは、もっぱら同法(どうぼう①)を訪(とむら②)わんがためなり。これに依りて、名字を過去帳に録し、祈念を未来際に期さん。しかれば則ち律法興行(りっぽうこうぎょう③)より、以降、韻(いん④)を同じくして修行せる亡者、専寺(せんじ⑤)他寺をえらばず、僧衆尼衆を論ぜず、出家五衆(しゅっけごしゅう⑥)においては隨聞(ずいもん⑦)に及べばことごとく之を載すべし。〕

 

 同法=法(おしえ)を同じくして仏道修行する僧衆、尼衆。

 訪=弔う。

 律法興行=戒律復興。

 韻=ひびき。おもむくところ。釈迦の正法である菩薩になるための戒律のこと。

 専寺=当寺、西大寺のこと。

 出家五衆=比丘・比丘尼・沙弥・沙弥尼・式叉摩那。

 随聞=消息を聞くに随って。

(つづく)

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2018年5月 8日 (火)

コスモス寺花だより   5・8

 

【コスモス開花情報】

「初夏咲きコスモス」は今、草丈560㎝ほど、つぼみをつけた軸は1mをこえました。もう数百本の花が咲き出そうとしています。今年の花は早いです。

 

この時期のコスモスの種類は8種類、35万本。

1. センセーション 

2. ピコティ 

3. サイケ 

4. シーシェル 

5. 美色混合

6. ダブルクリック 

7. ディアボロ 

8. カップケーキ 

いちばん早く咲いているのは、ピコティという種類でピンク色の花びらに白い斑が入り様々な変化を見せています。

 

【白鳳秘仏公開】

429日~510日。

  午前9時~午後4時。於・宝蔵堂。特別拝観料・200

 

〔いま咲いている花〕

 

〇蔓日日草(つるにちにちそう):≪見ごろ≫

〇矢車草:≪見ごろ≫

〇花菱草:≪見ごろ≫

〇梅花空木:≪見ごろ≫純白の四弁の花、芳香をもつ。

〇紫陽花:≪つぼみ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(5月後半~6月)

   紫陽花(5月後半~6月)

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

≪ニュース≫

◇参詣入口の変更:

当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、9月より県道754号線に面した東参道入口から入った「南正面口」に変わりました。

バス停「般若寺」から北へ50mのところ。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1035

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

『西大寺毎年七日七夜不断光明真言勤行式』

(さいだいじまいねんなぬかななよふだんこうみょうしんごんごんぎょうしき)

 

◆【一 定時節事

右以九月初四日。可為開白之日。是則当冬分長斎之月。迎本願御忌之日之故也。諸寺之僧衆。不待催促。不嬾長途。斯(期)日以前可会合。若臨時有延促者。当年行事。兼日可相觸其由於諸寺者也。】

 

〔一 時節(じせつ①)を定む事

右、九月初四日を以って開白の日となすべし。是れ則ち冬分(とうぶん②)長斎月(ちょうさいがつ③)に当たる。本願御忌(ほんがんぎょき④)の日を迎えるの故也。諸寺の僧衆、催促を待たず。長途を嬾(ものう)くせず、期日以前に会合すべし。若し臨時に延捉あらば当年行事は兼日(けんじつ⑤)、その由を諸寺の者に相触れるべきべき也。〕

 

 時節=時間。時期。物事を行うのにふさわしい機会。

 冬分=陰暦では十月から十二月までをいう。九月は秋に入るのに何故かここでは冬としている。

 長斎月=長斎は長く持斎を続けることで、正月と五月と九月をいう。

 本願御忌=西大寺を創建した本願称徳天皇の御忌日(御命日)。

 兼日=かねての日。あらかじめ。日頃。

(つづく)

 

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2018年5月 7日 (月)

コスモス寺花だより   5・7

 

連休明けは雨となりました。

これからは静かな平常に戻ります。古都奈良の静けさが戻ってきます。梅雨入り前の1カ月が一番よい季節です。

 

「卯の花の こぼるる蕗(ふき)の 広葉かな」与謝蕪村

 

【コスモス開花情報】

「初夏咲きコスモス」は今、草丈560㎝ほど、つぼみをつけた軸は1mをこえました。もう数百本の花が咲き出そうとしています。今年の花は早いです。

 

この時期のコスモスの種類は8種類、35万本。

1. センセーション 

2. ピコティ 

3. サイケ 

4. シーシェル 

5. 美色混合

6. ダブルクリック 

7. ディアボロ 

8. カップケーキ 

いちばん早く咲いているのは、ピコティという種類でピンク色の花びらに白い斑が入り様々な変化を見せています。

 

【白鳳秘仏公開】

429日~510日。

  午前9時~午後4時。於・宝蔵堂。特別拝観料・200

重要文化財十三重石宝塔の各層から発見された宝物です。中でも五重軸石出現の金銅仏、白鳳阿弥陀如来立像は般若寺の創建時の霊宝で、聖武天皇奉納と伝承します。また二重の蓮華台座内に納入されていた平安末期の体内仏は法量2.6㎝の極小大日如来像を始め、地蔵菩薩、十一面観音の三尊は日本最小、最精巧の仏像と言われています。この極小仏像は、元々平安宮廷女人の念持仏として熱い信仰の結晶であったものを奉納されています。

 

 

〔いま咲いている花〕

 

〇蔓日日草(つるにちにちそう):≪見ごろ≫

〇矢車草:≪見ごろ≫

〇花菱草:≪咲きはじめ≫

〇梅花空木:≪咲きはじめ≫純白の四弁の花、芳香をもつ。

〇紫陽花:≪つぼみ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(5月後半~6月)

   紫陽花(5月後半~6月)

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

〔小林一茶の俳句〕

「はつ袷(あはせ) にくまれ盛(ざかり)に はやくなれ」

訳:初めて袷を着たわが子、憎まれ口をたたくように早くなれ。

 

〔秋艸道人会津八一歌集『鹿鳴集』。奈良愛惜の名歌〕

〈春日野にて〉

「をぐさはむ しかのあぎとの をやみなく

       ながるるつきひ とどめかねつも」

(小草食む鹿の顎の小止みなく 流るる月日止どめかねつも)

 

≪ニュース≫

◇参詣入口の変更:

当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、9月より県道754号線に面した東参道入口から入り、かつての中大門跡近くの「南正面口」に変わりました。創建当時の「四天王寺様式」の南面伽藍復活です。

バス停「般若寺」からはまっすぐ北へ50m。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1035

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

『西大寺毎年七日七夜不断光明真言勤行式』

(さいだいじまいねんなぬかななよふだんこうみょうしんごんごんぎょうしき)

 

◆【一 定時節事

右以九月初四日。可為開白之日。是則当冬分長斎之月。迎本願御忌之日之故也。諸寺之僧衆。不待催促。不嬾長途。斯(期)日以前可会合。若臨時有延促者。当年行事。兼日可相觸其由於諸寺者也。】

 

〔一 時節(じせつ①)を定む事

右、九月初四日を以って開白の日となすべし。是れ則ち冬分(とうぶん②)長斎月(ちょうさいがつ③)に当たる。本願御忌(ほんがんぎょき④)の日を迎えるの故也。諸寺の僧衆、催促を待たず。長途を嬾(ものう)くせず、期日以前に会合すべし。若し臨時に延捉あらば当年行事は兼日(けんじつ⑤)、その由を諸寺の者に相触れるべきべき也。〕

 

 時節=時間。時期。物事を行うのにふさわしい機会。

 冬分=陰暦では十月から十二月までをいう。九月は秋に入るのに何故かここでは冬としている。

 長斎月=長斎は長く持斎を続けることで、正月と五月と九月をいう。

 本願御忌=西大寺を創建した本願称徳天皇の御忌日(御命日)。

 兼日=かねての日。あらかじめ。日頃。

(つづく)

 

《古都奈良の宗教的文化遺産とそれを取り巻く環境を守るために》

 

古都奈良は1300年の歴史と仏教伝来以来の宗教的、文化的伝統があります。仏教という宗教文化抜きには奈良の歴史は語れません。しかし長い歴史の中では人間の無知と欲望のため貴重な文化遺産が壊されてきました。現在を生きる私たちには、先祖から受け継いだ人類の宝としての宗教的文化遺産を未来へつなぐ責任があります。日本の文化遺産は世界に誇れる高度な精神文化のあかしです。古きよきものを大切にしましょう。

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2018年5月 6日 (日)

コスモス寺花だより   5・6

春の大型連休も最終日となりました。故郷へ帰った人、行楽地で休みを過ごした人も明日からはお仕事ということでUターンされ、人と車であふれた奈良のような観光地も少し静けさが戻ってきます。これからはゆったりと初夏の新緑をめでる季節となります。

 

「初夏や 蝶に目やれば 近き山」原 石鼎

 

【コスモス開花情報】

「初夏咲きコスモス」は今、草丈、40㎝ほどですが、もう100輪ちかくの花が咲いています。今年の花は早いです。

 

この時期のコスモスの種類は8種類

1. センセーション 

2. ピコティ 

3. サイケ 

4. シーシェル 

5. 美色混合

6. ダブルクリック 

7. ディアボロ 

8. カップケーキ 

いちばん早く咲いているのは、ピコティという種類でピンク色の花びらに白い斑が入り様々な変化を見せています。

 

【白鳳秘仏公開】

429日~510日。

  午前9時~午後4時。於・宝蔵堂。特別拝観料・200

重要文化財十三重石宝塔の各層から発見された宝物です。中でも五重軸石出現の金銅仏、白鳳阿弥陀如来立像は般若寺の創建時の霊宝で、聖武天皇奉納と伝承します。また二重の蓮華台座内に納入されていた平安末期の体内仏は法量2.6㎝の極小大日如来像を始め、地蔵菩薩、十一面観音の三尊は日本最小、最精巧の仏像と言われています。この極小仏像は、元々平安宮廷女人の念持仏として熱い信仰の結晶であったものを奉納されています。

 

 

〔いま咲いている花〕

 

〇蔓日日草(つるにちにちそう):≪見ごろ≫

〇矢車草:≪見ごろ≫

〇花菱草:≪咲きはじめ≫

〇梅花空木:≪咲きはじめ≫純白の四弁の花、芳香をもつ。

〇紫陽花:≪つぼみ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(5月後半~6月)

   紫陽花(5月後半~6月)

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

〔小林一茶の俳句〕

「衣(きぬ)替て 居(すわつ)て見ても ひとりかな」

訳:衣替えして、座ってみてもたったひとりにかわりないなあ。

 

〔秋艸道人会津八一歌集『鹿鳴集』。奈良愛惜の名歌〕

〈春日野にて〉

「をぐさはむ しかのあぎとの をやみなく

       ながるるつきひ とどめかねつも」

(小草食む鹿の顎の小止みなく 流るる月日止どめかねつも)

 

≪ニュース≫

◇参詣入口の変更:

当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、9月より県道754号線に面した東参道入口から入り、かつての中大門跡近くの「南正面口」に変わりました。創建当時の「四天王寺様式」の南面伽藍復活です。

バス停「般若寺」からはまっすぐ北へ50m。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1034

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

『西大寺光明真言会縁起』

(さいだいじこうみょうしんごんええんぎ)

 

◆【况七日不退之勤行。何不除三途八難苦。乃至発因起縁成順成逆。皆以毎年七朝作善。將為来世張本。我等与衆生。皆共成仏道。敬白。】

 

〔況や七日不退の勤行は、何ぞ三途(さんず①)八難(はちなん②)の苦を除かざらんや。乃至、発因起縁は順と成り逆と成る。皆、毎年七朝の作善(さぜん③)を以って、将に来世の張本(ちょうぼん④)たり。我等と衆生と、皆共に仏道を成ぜんことを。敬って白す。〕

 

 三途=熱苦を受ける火途、刀・剣・杖などで脅迫される刀途、互いに相食む血途の三つで、これを地獄・餓鬼・畜生の三悪道に配す。

 八難=仏道修行の妨げとなる八つの障難。地獄・餓鬼・畜生の三悪道と、長寿天・辺地・盲聾瘖瘂(もうろういんあ)・世智弁聡(せちべんそう)・仏前仏後を数え、三途八難と成語する。

 作善=善根を積むこと。造仏・造塔、仏事供養を営むなど、一切の善事をなすこと。

 張本=あとになって起こることに備えて、前もって準備しておくこと。あらかじめ後の素地を築いておくこと。

(つづく)

 

《古都奈良の宗教的文化遺産とそれを取り巻く環境を守るために》

 

古都奈良は1300年の歴史と仏教伝来以来の宗教的、文化的伝統があります。仏教という宗教文化抜きには奈良の歴史は語れません。しかし長い歴史の中では人間の無知と欲望のため貴重な文化遺産が壊されてきました。現在を生きる私たちには、先祖から受け継いだ人類の宝としての宗教的文化遺産を未来へつなぐ責任があります。日本の文化遺産は世界に誇れる高度な精神文化のあかしです。古きよきものを大切にしましょう。

 

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2018年5月 5日 (土)

コスモス寺花だより   5・5

 

【コスモス開花情報】

「初夏咲きコスモス」は今、草丈、40㎝ほどですが、もう100輪ちかくの花が咲いています。今年の花は早いです。

 

この時期のコスモスの種類は8種類

1. センセーション 

2. ピコティ 

3. サイケ 

4. シーシェル 

5. 美色混合

6. ダブルクリック 

7. ディアボロ 

8. カップケーキ 

いちばん早く咲いているのは、ピコティという種類でピンク色の花びらに白い斑が入り様々な変化を見せています。

 

【白鳳秘仏公開】

429日~510日。

  午前9時~午後4時。於・宝蔵堂。特別拝観料・200

重要文化財十三重石宝塔の各層から発見された宝物です。中でも五重軸石出現の金銅仏、白鳳阿弥陀如来立像は般若寺の創建時の霊宝で、聖武天皇奉納と伝承します。また二重の蓮華台座内に納入されていた平安末期の体内仏は法量2.6㎝の極小大日如来像を始め、地蔵菩薩、十一面観音の三尊は日本最小、最精巧の仏像と言われています。この極小仏像は、元々平安宮廷女人の念持仏として熱い信仰の結晶であったものを奉納されています。

 

 

〔いま咲いている花〕

〇射干(しゃが):≪見ごろ≫

〇蔓日日草(つるにちにちそう):≪見ごろ≫

〇矢車草:≪見ごろ≫

〇花菱草:≪咲きはじめ≫

〇梅花空木:≪咲きはじめ≫純白の四弁の花、芳香をもつ。

〇紫陽花:≪つぼみ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(5月後半~6月)

   紫陽花(5月後半~6月)

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

〔小林一茶の俳句〕

「更衣(ころもがへ) 山より外(ほか)に 見(みる)人もなし」

訳:更衣した。けれど山よりほかに、この姿を見てくれるものはない。

 

〔秋艸道人会津八一歌集『鹿鳴集』。奈良愛惜の名歌〕

〈春日野にて〉

「をぐさはむ しかのあぎとの をやみなく

       ながるるつきひ とどめかねつも」

(小草食む鹿の顎の小止みなく 流るる月日止どめかねつも)

 

≪ニュース≫

◇参詣入口の変更:

当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、9月より県道754号線に面した東参道入口から入り、かつての中大門跡近くの「南正面口」に変わりました。創建当時の「四天王寺様式」の南面伽藍復活です。

バス停「般若寺」からはまっすぐ北へ50m。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1033

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

『西大寺光明真言会縁起』

(さいだいじこうみょうしんごんええんぎ)

 

◆【然過去帳所乗亡魂等。依共証無上道之誓。一霊不漏成仏無疑也。必一遍聴誦之有情。猶已滅十悪五逆罪。】

 

〔然れば、過去帳に乗る所の亡魂等、共に無上道を証さんとの誓いに依り、一霊をも漏らさず成仏疑い無きなり。必ず一遍なりとも聴誦の有情は、なお已に十悪(じゅうあく①)五逆(ごぎゃく②)の罪を滅す。〕

 

 十悪=身口意の三業がつくる十種の罪悪。殺生から邪見まで。

 五逆=五つの重い罪悪。母を殺すこと、父を殺すこと、阿羅漢を殺すこと、僧伽の和合を破ること、仏身を傷つけること。これを犯すと無間地獄に落ちるとされる。

(つづく)

 

《古都奈良の宗教的文化遺産とそれを取り巻く環境を守るために》

 

古都奈良は1300年の歴史と仏教伝来以来の宗教的、文化的伝統があります。仏教という宗教文化抜きには奈良の歴史は語れません。しかし長い歴史の中では人間の無知と欲望のため貴重な文化遺産が壊されてきました。現在を生きる私たちには、先祖から受け継いだ人類の宝としての宗教的文化遺産を未来へつなぐ責任があります。日本の文化遺産は世界に誇れる高度な精神文化のあかしです。古きよきものを大切にしましょう。

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2018年5月 4日 (金)

コスモス寺花だより   5・4

 

【コスモス開花情報】

「初夏咲きコスモス」は今、草丈、40㎝ほどですが、もう100輪ちかくの花が咲いています。今年の花は早いです。

 

この時期のコスモスの種類は8種類

1. センセーション 

2. ピコティ 

3. サイケ 

4. シーシェル 

5. 美色混合

6. ダブルクリック 

7. ディアボロ 

8. カップケーキ 

いちばん早く咲いているのは、ピコティという種類でピンク色の花びらに白い斑が入り様々な変化を見せています。

 

【白鳳秘仏公開】

429日~510日。

  午前9時~午後4時。於・宝蔵堂。特別拝観料・200

重要文化財十三重石宝塔の各層から発見された宝物です。中でも五重軸石出現の金銅仏、白鳳阿弥陀如来立像は般若寺の創建時の霊宝で、聖武天皇奉納と伝承します。また二重の蓮華台座内に納入されていた平安末期の体内仏は法量2.6㎝の極小大日如来像を始め、地蔵菩薩、十一面観音の三尊は日本最小、最精巧の仏像と言われています。この極小仏像は、元々平安宮廷女人の念持仏として熱い信仰の結晶であったものを奉納されています。

 

 

〔いま咲いている花〕

〇射干(しゃが):≪見ごろ≫

〇蔓日日草(つるにちにちそう):≪見ごろ≫

〇矢車草:≪見ごろ≫

〇花菱草:≪咲きはじめ≫

〇梅花空木:≪咲きはじめ≫純白の四弁の花、芳香をもつ。

〇紫陽花:≪つぼみ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(5月後半~6月)

   紫陽花(5月後半~6月)

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

〔小林一茶の俳句〕

「白雲を 袂(たもと)に入て 袷(あはせ)かな」

訳:白雲を袂のなかに入れて袷に着替えたことだよ。

 

〔秋艸道人会津八一歌集『鹿鳴集』。奈良愛惜の名歌〕

〈春日野にて〉

「をぐさはむ しかのあぎとの をやみなく

       ながるるつきひ とどめかねつも」

(小草食む鹿の顎の小止みなく 流るる月日止どめかねつも)

 

≪ニュース≫

◇参詣入口の変更:

当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、9月より県道754号線に面した東参道入口から入り、かつての中大門跡近くの「南正面口」に変わりました。創建当時の「四天王寺様式」の南面伽藍復活です。

バス停「般若寺」からはまっすぐ北へ50m。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1032

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

『西大寺光明真言会縁起』

(さいだいじこうみょうしんごんええんぎ)

 

◆【世間出世間自行化他有相無相浅深重々一切所願。皆悉可円満。是真言最上乗要心秘秘中深秘観。叡尊上人云。今法会。為仏道。為法界。而修不為身而修。世尊若納受。衆生悉解脱。】

 

〔世間出世間、自行化他、有相無相、浅深重々の一切の所願、皆ことごとく円満すべし。この真言は最上乗の要心、秘秘中の深秘観なり。叡尊上人いわく、今の法会は仏道の為、法界の為にして修し、身のためならずして修す。世尊若し納受せば、衆生ことごとく解脱す。〕

(つづく)

 

《古都奈良の宗教的文化遺産とそれを取り巻く環境を守るために》

 

古都奈良は1300年の歴史と仏教伝来以来の宗教的、文化的伝統があります。仏教という宗教文化抜きには奈良の歴史は語れません。しかし長い歴史の中では人間の無知と欲望のため貴重な文化遺産が壊されてきました。現在を生きる私たちには、先祖から受け継いだ人類の宝としての宗教的文化遺産を未来へつなぐ責任があります。日本の文化遺産は世界に誇れる高度な精神文化のあかしです。古きよきものを大切にしましょう。

 

 

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2018年5月 3日 (木)

コスモス寺花だより   5・3

 

【コスモス開花情報】

「初夏咲きコスモス」は今、草丈、40㎝ほどですが、もう100輪ちかくの花が咲いています。今年の花は早いです。

 

この時期のコスモスの種類は8種類

1. センセーション 

2. ピコティ 

3. サイケ 

4. シーシェル 

5. 美色混合

6. ダブルクリック 

7. ディアボロ 

8. カップケーキ 

いちばん早く咲いているのは、ピコティという種類でピンク色の花びらに白い斑が入り様々な変化を見せています。

 

【白鳳秘仏公開】

429日~510日。

  午前9時~午後4時。於・宝蔵堂。特別拝観料・200

重要文化財十三重石宝塔の各層から発見された宝物です。中でも五重軸石出現の金銅仏、白鳳阿弥陀如来立像は般若寺の創建時の霊宝で、聖武天皇奉納と伝承します。また二重の蓮華台座内に納入されていた平安末期の体内仏は法量2.6㎝の極小大日如来像を始め、地蔵菩薩、十一面観音の三尊は日本最小、最精巧の仏像と言われています。この極小仏像は、元々平安宮廷女人の念持仏として熱い信仰の結晶であったものを奉納されています。

 

 

〔いま咲いている花〕

〇射干(しゃが):≪見ごろ≫

〇蔓日日草(つるにちにちそう):≪見ごろ≫

〇矢車草:≪見ごろ≫

〇花菱草:≪咲きはじめ≫

〇梅花空木:≪咲きはじめ≫純白の四弁の花、芳香をもつ。

〇紫陽花:≪つぼみ≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(5月後半~6月)

   紫陽花(5月後半~6月)

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

〔小林一茶の俳句〕

「空豆の 花に追(おは)れて 更衣(ころもがへ)」

訳:空豆の花が早くも咲いてそれに追われるかのように更衣。

 

〔秋艸道人会津八一歌集『鹿鳴集』。奈良愛惜の名歌〕

〈春日野にて〉

「をぐさはむ しかのあぎとの をやみなく

       ながるるつきひ とどめかねつも」

(小草食む鹿の顎の小止みなく 流るる月日止どめかねつも)

 

≪ニュース≫

◇参詣入口の変更:

当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、9月より県道754号線に面した東参道入口から入り、かつての中大門跡近くの「南正面口」に変わりました。創建当時の「四天王寺様式」の南面伽藍復活です。

バス停「般若寺」からはまっすぐ北へ50m。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1031

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

『西大寺光明真言会縁起』

(さいだいじこうみょうしんごんええんぎ)

 

◆【未説教主弥陀世尊自荷負生浄土。具三十二相八十荘厳。速成正覚。如此勝劣是多。功徳又以無可計物。然住六大法界阿字不生観解。誦斯真言。】

 

〔いまだ教主弥陀世尊自ずから荷負して浄土に生ずと説かず。三十二相八十荘厳を具して、速やかに正覚を成ず。かくの如く勝劣これ多し、功徳はまた以って計るべき物無し。然れば六大法界阿字不生の観解に住し、斯の真言を誦す。〕

(つづく)

 

《古都奈良の宗教的文化遺産とそれを取り巻く環境を守るために》

 

古都奈良は1300年の歴史と仏教伝来以来の宗教的、文化的伝統があります。仏教という宗教文化抜きには奈良の歴史は語れません。しかし長い歴史の中では人間の無知と欲望のため貴重な文化遺産が壊されてきました。現在を生きる私たちには、先祖から受け継いだ人類の宝としての宗教的文化遺産を未来へつなぐ責任があります。日本の文化遺産は世界に誇れる高度な精神文化のあかしです。古きよきものを大切にしましょう。

 

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2018年5月 2日 (水)

コスモス寺花だより   5・2

 

きょうは久々の雨模様。連休でお疲れの方もお休み日となりますね。当寺の境内では今、35万本の初夏咲きコスモスが育っています。ここしばらくお天気が良かったので朝夕の水やりに追われていましたが、今日の雨で一息つけそうです。

 

「五月来ぬ 樹々の輪郭 濃くなりて」米沢吾亦紅

 

【白鳳秘仏公開】

 429日~510日。

  午前9時~午後4時。於・宝蔵堂。特別拝観料・200

 

 

【コスモス情報】

初夏咲きのコスモスは草丈は3、40㎝ほどですが、もう10輪以上の花が咲いています。今年の花は早いです。

この時期のコスモスの種類は、

1.センセーション 2.ピコティ 3.サイケ 4.シーシェル 5.美色 6.ダブルクリック 7.ディアボロ 8.カップケーキ です。

 

〔いま咲いている花〕

〇射干(しゃが):≪見ごろ≫

〇蔓日日草(つるにちにちそう):≪見ごろ≫

〇矢車草:≪咲きはじめ≫

〇花菱草:≪咲きはじめ≫

〇梅花空木:≪つぼみ≫

〇紫陽花:≪つぼみ≫

〇コスモス:≪今年は開花が早く5月後半から≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(5月後半~6月)

   紫陽花(5月後半~6月)

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

その他、山茱萸、梅、蠟梅、侘助、桜、椿、紫雲蘭、射干、金鳳花、真弓木、樒、梅花空木、烏瓜、唐種小賀玉木、枇杷、定家葛、酔葛、黄菖蒲、山紫陽花、未草、百日紅、秋海棠等が咲いて四季を彩ります。

 

〔小林一茶の俳句〕

「人の世の 銭にされけり 苔清水」

訳:俗世間では銭を稼ぐ手立てにされてしまったよ。苔清水。

 

〔秋艸道人会津八一歌集『鹿鳴集』。奈良愛惜の名歌〕

〈春日野にて〉

「をぐさはむ しかのあぎとの をやみなく

       ながるるつきひ とどめかねつも」

(小草食む鹿の顎の小止みなく 流るる月日止どめかねつも)

 

≪ニュース≫

◇参詣入口の変更:

当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、9月より県道754号線に面した東参道「東口」を入って、かつての中大門跡近くの「南表口」に変わり、本来の「四天王寺様式」の南面伽藍となりました。

なお、駐車場の場内安全管理のため従来の「西口」は閉鎖されています。旧道より来られた場合、ご足労ですが「たねや」さんの角を東へ曲がり、100メートルあまりの「東口」へお越しください。

バス停「般若寺」からはまっすぐ北へ50mです。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1030

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

『西大寺光明真言会縁起』

(さいだいじこうみょうしんごんええんぎ)

 

◆【出人師釈。仏説未見所也。又持此陀羅尼者。阿弥陀如来手自擔負。令生極楽浄土説。余法行人臨命終時。乗観音蓮台。往生極楽浄土。隨九品差別。得覚遅速不同也。】

 

〔人師の釈に出づ。仏説に未だ見ざる所なり。またこの陀羅尼を持すものは、阿弥陀如来手づから自ら擔負(たんぷ①)して、極楽浄土へ生まれしむると説く。余法の行人、命終に臨むとき、観音の蓮台に乗りて極楽浄土に往生す。九品(くほん②)差別に随いて、遅速不同を覚(さと)ることを得るなり。〕

 

 擔負=にないおう。

 九品=極楽往生する者の、能力や性質の差によって受ける九つの階位。これを九品往生といい、上品上生から下品下生までの九つ。

(つづく)

 

《古都奈良の宗教的文化遺産とそれを取り巻く環境を守るために》

 

古都奈良は1300年の歴史と仏教伝来以来の宗教的、文化的伝統があります。仏教という宗教文化抜きには奈良の歴史は語れません。しかし長い歴史の中では人間の無知と欲望のため貴重な文化遺産が壊されてきました。現在を生きる私たちには、先祖から受け継いだ人類の宝としての宗教的文化遺産を未来へつなぐ責任があります。日本の文化遺産は世界に誇れる高度な精神文化のあかしです。古きよきものを大切にしましょう。

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2018年5月 1日 (火)

コスモス寺花だより   5・1

 

5月は「さつき」「さなえづき」と言います。仏教では、三長斎月(1月、5月、9月)の一つで、前半の15日間は精進して身を慎む斎日とされています。

 

白鳳秘仏公開:429日~510日。

  午前9時~午後4時。於・宝蔵堂。特別拝観料・200

 

「藍々と 五月の穂高 雲をいづ」飯田蛇笏

 

初夏咲きのコスモスは30㎝ほどですが、もう78輪の花が咲いています。今年の花は気が早いですね、苗はまだ幼児のようなのに背伸びして花を咲かそうとしています。

この時期のコスモスの種類は、

1.センセーション 2.ピコティ 3.サイケ 4.シーシェル 5.美色 6.ダブルクリック 7.ディアボロ 8.カップケーキ です。

 

〔いま咲いている花〕

〇射干(しゃが):≪見ごろ≫

〇蔓日日草(つるにちにちそう):≪見ごろ≫

〇矢車草:≪咲きはじめ≫

〇花菱草:≪咲きはじめ≫

〇梅花空木:≪つぼみ≫

〇紫陽花:≪つぼみ≫

〇コスモス:≪苗育成中、今年は開花が早く5月後半から≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(5月後半~6月)

   紫陽花(5月後半~6月)

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

その他、山茱萸、梅、蠟梅、侘助、桜、椿、紫雲蘭、射干、金鳳花、真弓木、樒、梅花空木、烏瓜、唐種小賀玉木、枇杷、定家葛、酔葛、黄菖蒲、山紫陽花、未草、百日紅、秋海棠等が咲いて四季を彩ります。

 

〔小林一茶の俳句〕

「つつじから 出てつつじの 清水哉」

訳:つつじの根元から出て、つつじの根元に戻って行く清水よ。

 

〔秋艸道人会津八一歌集『鹿鳴集』。奈良愛惜の名歌〕

〈春日野にて〉

「をぐさはむ しかのあぎとの をやみなく

       ながるるつきひ とどめかねつも」

(小草食む鹿の顎の小止みなく 流るる月日止どめかねつも)

 

≪ニュース≫

◇参詣入口の変更:

当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、9月より県道754号線に面した東参道「東口」を入って、かつての中大門跡近くの「南表口」に変わり、本来の「四天王寺様式」の南面伽藍となりました。

なお、駐車場の場内安全管理のため従来の「西口」は閉鎖されています。旧道より来られた場合、ご足労ですが「たねや」さんの角を東へ曲がり、100メートルあまりの「東口」へお越しください。

バス停「般若寺」からはまっすぐ北へ50mです。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1029

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

『西大寺光明真言会縁起』

(さいだいじこうみょうしんごんええんぎ)

 

◆【弘法大師釈一無量一也。抑真言功能勝余法。得益越諸教。且出一二分勝劣。不撰浄不浄。常誦持。仏親勧事。此真言独勝余行。彼他力易行称名不論不浄。不撰時処。】

 

〔弘法大師の釈に、一は無量の一なりと。そもそも真言の功能は余法に勝れり。得益は諸教を越ゆ。且つは一二分の勝劣を出づ。淨不浄を撰ばず。常に誦持すれば、仏は親しく事を勧む。この真言独り余行に勝れり。彼の他力易行の称名は不淨を論ぜず。時処を撰ばず。〕

(つづく)

 

《古都奈良の宗教的文化遺産とそれを取り巻く環境を守るために》

 

古都奈良は1300年の歴史と仏教伝来以来の宗教的、文化的伝統があります。仏教という宗教文化抜きには奈良の歴史は語れません。しかし長い歴史の中では人間の無知と欲望のため貴重な文化遺産が壊されてきました。現在を生きる私たちには、先祖から受け継いだ人類の宝としての宗教的文化遺産を未来へつなぐ責任があります。日本の文化遺産は世界に誇れる高度な精神文化のあかしです。古きよきものを大切にしましょう。

 

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