コスモス寺花だより 5・11
「鐘撞くも 夏花(げばな)を摘むも 僧ひとり」河村宰秀
・夏花=仏教では、雨季に外出を控え、僧院で修道修学に専念する期間を「夏安居(げあんご)」と言い、仏様に供える花を夏花と言います。
【コスモス開花情報】
「初夏咲きコスモス」は今、草丈5,60㎝ほどで花が咲き出しています。中には1mをこえる草丈のものもあり、日に日に花数を増やしています。
今年の花は早いですから今月後半には見ごろを迎えるでしょう。
この時期のコスモスの種類は8種類、3~5万本。
1. センセーション
2. ピコティ
3. サイケ
4. シーシェル
5. 美色混合
6. ダブルクリック
7. ディアボロ
8. カップケーキ
いちばん早く咲いているのは、ピコティという種類でピンク色の花びらに白い斑が入り様々な変化を見せています。
〔いま咲いている花〕
〇蔓日日草(つるにちにちそう):≪見ごろ≫
〇矢車草:≪見ごろ≫
〇花菱草:≪見ごろ≫
〇梅花空木:≪見ごろ≫純白の四弁の花、芳香をもつ。
〇コスモス:≪咲きはじめ≫
〇紫陽花:≪つぼみ≫
〔四季の花暦〕
・春:山吹(4月)
・夏:初夏咲きコスモス(5月後半~6月)
紫陽花(5月後半~6月)
・秋:コスモス(9月~11月)
・冬:水仙(12月~2月)
≪ニュース≫
◇参詣入口の変更:
当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、9月より県道754号線に面した東参道入口から入った「南正面口」に変わりました。
バス停「般若寺」から北へ50mのところ。
◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。
《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1035
『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下
(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)
『西大寺毎年七日七夜不断光明真言勤行式』
(さいだいじまいねんなぬかななよふだんこうみょうしんごんごんぎょうしき)
◆【凡於出家之五衆者。広通諸寺。近住男女者。限当寺及末寺。注載恩所事者。唯当寺会合現前僧。及当寺幷常施院近住衆而已。如之於之行法。運志合力。営斎粥。供灯明之輩。幷当寺浄人等。結縁已厚之故。又可載之。】
〔およそ出家の五衆(しゅっけのごしゅう①)に於いては、広く諸寺に通ず。近住の男女は当寺および末寺に限る。恩所のことを注載するは、ただ当寺へ会合の現前の僧、および当寺ならびに常施院の近住衆のみ。如之(もしこれ)この行法において、志を運び力を合わせ、斎粥(さいしゅく②)を営み、灯明を供えるの輩、ならびに当寺の淨人(じょうにん③)等、結縁已に厚きの故、また之を載すべし。〕
① 出家の五衆=比丘・比丘尼・式叉摩那・沙弥・沙弥尼の五衆。
② 斎粥=斎食。正しい決められた時にとる食事。
③ 淨人=在俗のままで寺に住み、僧たちに仕える者。寺で働く人。
(つづく)
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