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2018年5月 2日 (水)

コスモス寺花だより   5・2

 

きょうは久々の雨模様。連休でお疲れの方もお休み日となりますね。当寺の境内では今、35万本の初夏咲きコスモスが育っています。ここしばらくお天気が良かったので朝夕の水やりに追われていましたが、今日の雨で一息つけそうです。

 

「五月来ぬ 樹々の輪郭 濃くなりて」米沢吾亦紅

 

【白鳳秘仏公開】

 429日~510日。

  午前9時~午後4時。於・宝蔵堂。特別拝観料・200

 

 

【コスモス情報】

初夏咲きのコスモスは草丈は3、40㎝ほどですが、もう10輪以上の花が咲いています。今年の花は早いです。

この時期のコスモスの種類は、

1.センセーション 2.ピコティ 3.サイケ 4.シーシェル 5.美色 6.ダブルクリック 7.ディアボロ 8.カップケーキ です。

 

〔いま咲いている花〕

〇射干(しゃが):≪見ごろ≫

〇蔓日日草(つるにちにちそう):≪見ごろ≫

〇矢車草:≪咲きはじめ≫

〇花菱草:≪咲きはじめ≫

〇梅花空木:≪つぼみ≫

〇紫陽花:≪つぼみ≫

〇コスモス:≪今年は開花が早く5月後半から≫

 

〔四季の花暦〕

・春:山吹(4月)

・夏:初夏咲きコスモス(5月後半~6月)

   紫陽花(5月後半~6月)

・秋:コスモス(9月~11月)

・冬:水仙(12月~2月)

 

その他、山茱萸、梅、蠟梅、侘助、桜、椿、紫雲蘭、射干、金鳳花、真弓木、樒、梅花空木、烏瓜、唐種小賀玉木、枇杷、定家葛、酔葛、黄菖蒲、山紫陽花、未草、百日紅、秋海棠等が咲いて四季を彩ります。

 

〔小林一茶の俳句〕

「人の世の 銭にされけり 苔清水」

訳:俗世間では銭を稼ぐ手立てにされてしまったよ。苔清水。

 

〔秋艸道人会津八一歌集『鹿鳴集』。奈良愛惜の名歌〕

〈春日野にて〉

「をぐさはむ しかのあぎとの をやみなく

       ながるるつきひ とどめかねつも」

(小草食む鹿の顎の小止みなく 流るる月日止どめかねつも)

 

≪ニュース≫

◇参詣入口の変更:

当寺の入口は、昨年8月までは旧道(京街道)に面して開かれた北門(裏口)でしたが、9月より県道754号線に面した東参道「東口」を入って、かつての中大門跡近くの「南表口」に変わり、本来の「四天王寺様式」の南面伽藍となりました。

なお、駐車場の場内安全管理のため従来の「西口」は閉鎖されています。旧道より来られた場合、ご足労ですが「たねや」さんの角を東へ曲がり、100メートルあまりの「東口」へお越しください。

バス停「般若寺」からはまっすぐ北へ50mです。

 

◇参詣駐車場ご利用について:ご参詣の方の駐車は1時間まで無料。

 

《真言律宗の祖、叡尊(えいそん)興正菩薩一代記を読む》1030

『西大勅謚興正菩薩行実年譜附録』巻の下

(さいだいちょくしこうしょうぼさつぎょうじつねんぷふろく)

『西大寺光明真言会縁起』

(さいだいじこうみょうしんごんええんぎ)

 

◆【出人師釈。仏説未見所也。又持此陀羅尼者。阿弥陀如来手自擔負。令生極楽浄土説。余法行人臨命終時。乗観音蓮台。往生極楽浄土。隨九品差別。得覚遅速不同也。】

 

〔人師の釈に出づ。仏説に未だ見ざる所なり。またこの陀羅尼を持すものは、阿弥陀如来手づから自ら擔負(たんぷ①)して、極楽浄土へ生まれしむると説く。余法の行人、命終に臨むとき、観音の蓮台に乗りて極楽浄土に往生す。九品(くほん②)差別に随いて、遅速不同を覚(さと)ることを得るなり。〕

 

 擔負=にないおう。

 九品=極楽往生する者の、能力や性質の差によって受ける九つの階位。これを九品往生といい、上品上生から下品下生までの九つ。

(つづく)

 

《古都奈良の宗教的文化遺産とそれを取り巻く環境を守るために》

 

古都奈良は1300年の歴史と仏教伝来以来の宗教的、文化的伝統があります。仏教という宗教文化抜きには奈良の歴史は語れません。しかし長い歴史の中では人間の無知と欲望のため貴重な文化遺産が壊されてきました。現在を生きる私たちには、先祖から受け継いだ人類の宝としての宗教的文化遺産を未来へつなぐ責任があります。日本の文化遺産は世界に誇れる高度な精神文化のあかしです。古きよきものを大切にしましょう。

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